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- カテゴリ:小学生
- 発売日:2008/03/28
- 出版社: 講談社
- サイズ:31cm/32p
- 利用対象:小学生
- ISBN:978-4-06-283012-6
紙の本
ヤクーバとライオン 1 勇気 (講談社の翻訳絵本)
アフリカ奥地の村の少年ヤクーバは一人前の若者として認められるために独りでライオンを倒しに出かける。しかしそこで出会ったのは、瀕死のライオンだった…。【「BOOK」データベ...
ヤクーバとライオン 1 勇気 (講談社の翻訳絵本)
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商品説明
アフリカ奥地の村の少年ヤクーバは一人前の若者として認められるために独りでライオンを倒しに出かける。しかしそこで出会ったのは、瀕死のライオンだった…。【「BOOK」データベースの商品解説】
【Prix sorcières】アフリカ奥地の村。そこで少年が一人前の若者として認められるには、独りでライオンを倒さなければならなかった。しかし少年ヤクーバが出遭ったのは、立つこともできないほど弱ったライオンだった…。【「TRC MARC」の商品解説】
「殺された側は報復のために相手を殺す。終わりのない報復の殺し合いが続いていく。その悪循環を断ち切るにはどうすればよいのか。日本の社会に目を向けると、いじめられた子が復讐の事件を起こす。虐待された子がやがて虐待する側にまわる。これも同じ悪循環だ。もうひとつの道――『殺さないことだ』という、ライオンの問いかけは重い。」――柳田邦男(巻末の解説・あとがきより)
アフリカの奥地にある小さな村。今日は、成長した少年たちが戦士になる、特別な日だ。ヤクーバたち少年は、ライオンとひとりで戦って、勇気を示さなければならない。
夜になって、ヤクーバはついにライオンに出会った。しかしライオンは傷ついていて、その目はこう語っていた。
「おまえには二つの道がある。わしを殺せば、りっぱな男になったと言われるだろう。もうひとつの道は、殺さないことだ。そうすれば、ほんとうに気高い心をもった人間になれる。だがそのときは、仲間はずれにされるだろう。どちらの道をえらぶか、それはおまえが考えることだ。」
ヤクーバは、ライオンを倒し、名誉ある戦士になるのか。それともーー
フランスの作家デデュー・ティエリーによる迫力のあるモノクロの絵が、重たいテーマとあいまって読み手にぐいぐいと迫る絵本。
卒業式などの節目の読み聞かせにも大人気の1冊です。
【商品解説】
著者紹介
ティエリー・デデュー
- 略歴
- 〈ティエリー・デデュー〉1955年フランス生まれ。絵本作家、イラストレーター。94年「ヤクーバとライオン」でフランスの「Prix sorcières」を受賞。他の作品に「まよなかのたたかい」がある。
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紙の本
絵と物語の力強さ、深さに圧倒される。ヤクーバよ、よくやった!
2008/10/02 22:21
6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:うっちー - この投稿者のレビュー一覧を見る
黒一色で描かれた力強い絵に魅了される。一見無表情のヤクーバ。しかし、そのまなざし、姿勢に魂が表れ、ライオンもまた、その体の線、たてがみ、きばが、すべてを語る。
勇気とはなにか? それが、この絵本のテーマだ。
少年ヤクーバは、戦士になる証として、ライオン狩りに出かける。彼の村では、ひとりでライオンと戦って、それを仕留めることで、戦士として、大人として認められるのだ。
ところが、ヤクーバが出会ったのは、傷ついたライオン。ライオンは、ヤクーバの前に身を横たえながら、彼の取るべき二つの道を示す。それは、真に「勇気がある」とは、どういうことかを、彼に問うものだった。
ライオンは、もちろん言葉は話さない。しかし、ヤクーバに問いかけたというのは、すなわち、ヤクーバの側に、自分が今、どうするべきなのかを常に問える素質があったからだ。ライオンの目に、その問いかけを読んだということは、彼自身の煩悶がそこにあったからこそ、読み取れたのだ。
彼には、とるべき道がすでに心にあっただろう。しかし、現実の前に悩む。夜明けまで。そこでの時間に、ヤクーバとライオンの間にあったものを思うと、心が震える。そして、ヤクーバは、ついに決心する…。
この物語は、勇気や気高さとは何かということを、まっすぐに問いかけてくれる。読む側も、真っ直ぐに受け止め、考えざるを得ない。そんな力のある絵本だ。一読して、忘れられない絵本になった。
紙の本
ライオン
2020/01/22 17:18
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なま - この投稿者のレビュー一覧を見る
傷を負ったライオンを倒すかどうかを悩んだとき、ヤクーバはライオンの命を救うという道を選びました。その結果、仲間から外されました。しかし、それからライオンが牛を襲うことはなくなったそうです。