「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
読割 50
紙の本
クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い (講談社文庫 西尾維新文庫)
著者 西尾 維新 (著)
絶海の孤島に隠れ棲む財閥令嬢が“科学・絵画・料理・占術・工学”、五人の「天才」女性を招待した瞬間、“孤島×密室×首なし死体”の連鎖がスタートする。工学の天才美少女、「青色...
クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い (講談社文庫 西尾維新文庫)
クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い
紙の本 |
セット商品 |
- 税込価格:8,107円(73pt)
- 発送可能日:購入できません
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
絶海の孤島に隠れ棲む財閥令嬢が“科学・絵画・料理・占術・工学”、五人の「天才」女性を招待した瞬間、“孤島×密室×首なし死体”の連鎖がスタートする。工学の天才美少女、「青色サヴァン」こと玖渚友とその冴えない友人、「戯言遣い」いーちゃんは、「天才」の凶行を“証明終了”できるのか?第23回メフィスト賞受賞作。【「BOOK」データベースの商品解説】
【メフィスト賞(第23回)】【「TRC MARC」の商品解説】
エンターテインメントを一新した傑作!「戯言シリーズ」
第23回メフィスト賞受賞作
自分ではない他人を愛するというのは一種の才能だ。他のあらゆる才能と同様、なければそれまでの話だし、たとえあっても使わなければ話にならない。嘘や偽り、そういった言葉の示す意味が皆目見当つかないほどの誠実な正直者、つまりこのぼくは、4月、友人玖渚友に付き添う形で、財閥令嬢が住まう絶海の孤島を訪れた。けれど、あろうことかその島に招かれていたのは、ぼくなど足下どころか靴の裏にさえ及ばないほど、それぞれの専門分野に突出した天才ばかりで、ぼくはそして、やがて起きた殺人事件を通じ、才能なる概念の重量を思い知ることになる。まあ、これも言ってみただけの戯言なんだけれど――第23回メフィスト賞受賞作【商品解説】
目次
- 三日目(1) サヴァンの群青
- 三日目(2) 集合と算数
- 四日目(1) 首斬り一つ
- 四日目(2) 0.14の悲劇
- 五日目(1) 首斬り二つ
- 五日目(2) 嘘
- 五日目(3) 鴉の濡れ羽
- 一週間後 分岐
- 後日談 まっかなおとぎばなし
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
読みながらの感想。
2024/02/06 17:31
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:L療法 - この投稿者のレビュー一覧を見る
*
一人称のかたり。
直線的。
リズム感の良さは、ラジオドラマなどの語り芸の延享があるのか、「戯言」ってコレ自体はリズムを損ねる鍵言葉から意図的か。
ジュブナイル的であるが、それ以上に漫画的である。
ほんとはゲーム的なのかもしれないが、その辺は詳しくない。
主人公の視野で登場人物紹介に100頁ほど。
主要登場人物(孤島もののようなので減りこそすれ増えそうはない)の紹介は一面的で、他のキャラとの関係などが出てくる時、違う側面が描かれるときは、今後の伏線んなのだろう。
これだけ使って、漫画の第一話と考えるといいのかもしれない。
カットなし長回し映画のような奇妙さは、著述トリックでも待ち受けているのかと思わせる。
そのようにしか書けないのかもしれないが。
(フェミニズムに不信感持ってるキャラは今後の伏線だよね)
*
150頁あたりでようやく事件が起きる。
直線的構成で一人称だからきっかけが置いてあると、ひどく目立つのだが、これでいいのだろうか。
幼い頃読んだ横溝正史など思い浮かべるが、この書き方は信頼できない語り手でなければまずいのでは。
ミステリらしいので、以後は読了後に書くけど、小説は書き進めるものでミステリは良くないと、乱歩好きの三島由紀夫が書いてたなと、思い出す。
*
読了。
ネタバレはしないつもりですが、勘のいい人はこれまでの感想であることに気がつくようになってる。
*
本作についてこれ以上語るのは、ミステリという枠組み上良くないんで、話をずらす。
この本を手に取ったのは、彼が原作の漫画を古雑誌で読んだからだ。
キャラの立て方、啖呵の切り方、仕掛けの鮮やかさ、なるほどこれは人気が出る。
そう思った。
その点は本作も基本的に変わらないのですが、小説としての構成、「戯言」ってワードの使い方がわざとらしい上に生きてないことが引っかかる。
思うにこれは連載漫画の第一話なのだろう。
短期集中連載。
「戯言」ってワードは、この先重要な意味を持つはずで、主人公・語り手の謎が、あちこちにまぶされてる。
キャラは立ってる、密室ものはそういうもんだと言われそうですが、ほぼほぼ異世界ものなので、現実世界の名称がちょこちょこ出てくると、かなり違和感があるし、時代風俗の箍がはめられてしまう。
本当は伏線の貼り方がゲーム的なのかもしれない。
周到に伏線が貼ってあるから、粗は感じるが卑怯な展開は特にない。
設定を了解すれば、理詰めといっていい。
ミステリを紙で読む欠点として、残量を常に確認できるってのがある。
だからまあ、ミステリは、『ドグラマグラ』のようなもの出ない限り、電子書籍で読むほうがいいのかも。
本書は前半(キャラ紹介)を圧縮して、物語の中に織り込んだほうが、読みやすかったと思うんだけど。
ミステリ好きの人は、そんなこと気にしないのかな。
*
途中まで退屈な面もありましたが、読後感はよろしい。
タイトルは、ダブルミーニングでよろしいか。
電子書籍
クビキリサイクル
2023/04/28 17:26
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:黒藤 - この投稿者のレビュー一覧を見る
初めて読んだ西尾維新の作品です。孤島に集められた天才たちと密室殺人事件。個性的すぎる登場人物たちの掛け合いが面白いです。
紙の本
変わったテーマ
2016/03/31 15:31
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:睦月 - この投稿者のレビュー一覧を見る
はじめて西尾維新の作品を読みました。
登場人物の個性が目立っていておもしろかったです。
またそれぞれの話す内容が変わっていて読んでて楽しかった。
最後の最後での哀川潤が明かすどんでん返しが凄かった。