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こぶじいさま 日本の昔話
  • みんなの評価 5つ星のうち 4.4 8件
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  • カテゴリ:幼児 小学生
  • 発行年月:2008.4
  • 出版社: 福音館書店
  • サイズ:20×27cm/27p
  • 利用対象:幼児 小学生
  • ISBN:978-4-8340-0788-6
  • 国内送料無料
絵本

紙の本

こぶじいさま 日本の昔話 (こどものとも絵本)

著者 松居 直 (再話),赤羽 末吉 (画)

〔初版:1980年7月,第26刷より新規製版してシリーズ名を「こどものとも傑作集」から「こどものとも絵本」に変更〕【「TRC MARC」の商品解説】

こぶじいさま 日本の昔話 (こどものとも絵本)

864(税込)

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みんなのレビュー8件

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評価内訳

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  • 星 1 (0件)

紙の本

日本の財産・赤羽末吉画伯が手がけた民話絵本の1冊。達者で動くように流れる筆づかいの見事さ。

2001/06/19 12:18

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:中村びわ(JPIC読書アドバイザー) - この投稿者のレビュー一覧を見る

 『ももたろう』や『だいくとおにろく』と同じコンビによる民話絵本シリーズの1冊。

 松居直さんは福音館書店で日本の絵本の基礎を築き上げてきた人。「絵本は<子どものための本>ではなく、<大人が子どもに読んであげる本>です」と絵本論や講演などで語りかけている。絵を読もうとする子どもたちの心の働きに大きな可能性を感じて本づくりを続けてきた絵本界のゴッドファーザーである。
 故・赤羽末吉画伯は『スーホの白い馬』はじめ数々の絵本で国際的な評価を受けた大家である。幽玄な広がりを感じさせる画業は日本の財産だと言っていいのではないか。

 余談であるが、生でお見かけしたことのあるおふたりの顔からは、温厚さと優しさがあふれんばかりににじみ出ていた。子どもに喜ばれる本づくりに心血を注いできた人たちが持つ独特の雰囲気がただよっていた。

 「こぶとりじいさん」のお話というと、ほっぺたにあるこぶの印象が強い。けれども、この再話では、こぶがひたいにある。
 民話は口承されてきたものだから、どこにあるこぶかということは曖昧に扱われていたようだ。文字だけの再話集をいくつか当たってみると、確かにこぶの位置が明確に語られていない。
 絵本化されるに当たって民話というのは、具体化されてしまう。民話研究者の中には、絵本にするのは好ましくないと主張する人もいるらしい。確かに、その意見も無視できないなという気がする事例だと思う。

 お話の流れは人口に膾炙したもので、こぶのあるじいさんがふたりいる。
 ひとりのじいさんが山に出かけて帰りそこね、お堂で休んでいると外で鬼の集会が始まるのだ。はじめのうちは恐くて見つからないようにのぞいていたじいさんだが、鬼たちの唄や踊りがだんだん楽しくなって飛び出していく。
 いつのまにか夜が明けそうになったので、鬼たちは帰ろうとするが、じいさんが気に入ったので明日もこいと声をかけ、それまでこぶを預かっておくと言う。 
 
 じゃまなものが取れて、じいさんは大喜びで帰っていく。事情を聞いた隣の家のじいさんが「俺も」と出かけていく。
 かくれて待っていると前夜と同じように鬼たちの陽気な集会が始まる。飛び出していって踊りだすじいさんだったが、鬼たちが喜んだ唄が歌えない。歌詞がちがうのだ。
 そのじいさんを昨日と同一人物だと思っている鬼たちは、おまえの宝は返してやると、こぶをじいさんにくっつけて追い返す。

 カラーの見開き画面とモノクロの見開き画面が交互に現われる作りになっている。製造コストの節約?とも思えるけれど、そのモノクロが夜のシーンとして、また鬼という異界の生き物たちの生きる世界として、うまく利いている印象だ。

 読まれる機会が減った民話だけれど、たとえ話に引かれることもなくなったら、日本語の表現はやせ細っていくのではないだろうか。せめて有名な民話ぐらいは、子どもたちの共通知識として伝えていきたいなと思う。

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2008/06/02 22:52

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2015/08/12 00:45

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2012/08/27 11:05

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2012/11/04 20:10

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2015/01/05 13:14

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2017/01/30 07:26

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