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- カテゴリ:一般
- 発売日:2008/06/18
- 出版社: 河出書房新社
- サイズ:20cm/231p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-309-22484-8
読割 50
紙の本
四谷怪談地誌
著者 塩見 鮮一郎 (著)
本邦怪談の最高峰、鶴屋南北「四谷怪談」。その下敷きになった実話を元に、ゆかりの江戸の土地土地を探る。また、その場所の意味とともに、背景の忠臣蔵の陰画ともなった、伊右衛門ほ...
四谷怪談地誌
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商品説明
本邦怪談の最高峰、鶴屋南北「四谷怪談」。その下敷きになった実話を元に、ゆかりの江戸の土地土地を探る。また、その場所の意味とともに、背景の忠臣蔵の陰画ともなった、伊右衛門ほか浪士たちの実態を追う。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
塩見 鮮一郎
- 略歴
- 〈塩見鮮一郎〉1938年岡山県生まれ。作家。河出書房新社編集部を経て著述業に。著書に「浅草弾左衛門」「異形にされた人たち」「弾左衛門とその時代」など。
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書店員レビュー
怪談の王様は何と言...
ジュンク堂書店大阪本店さん
怪談の王様は何と言っても「四谷怪談」である。
何が怖いって実話を基にしているが例のお岩さんは伊右衛門の乱行に対し錯乱したまま駆けていって姿を消してしまったとのこと。殺されてもいなければ怪異な面相になったわけでもない。ならばいまだに演劇や映画関係者が芝居前に於岩稲荷にお詣りしないと祟りに遭うのは一体何が引き金になっているのか。累伝承をオーバーラップした鶴屋南北の演出は見事だが、本当に「お岩さん」が祟りの張本人なのか、物語の何処に何時までも成仏できぬ遠因が隠されているのか、そもそも「お岩さん」の最期はいかなるものだったのか。これに比べると「貞子」や「伽椰子」は原因や祟りのトリガー(ビデオや家)がはっきりしているだけ恐怖もやや軽減する。
本書は四谷怪談の現場を追いながら分析しているものだが無論この行き場のない恐怖は解決しない。だからこそ魅力的なのだろう。「かぶく者」や「アクター」(「沈黙の艦隊」でダメになる前でかわぐちかいじでは一番好きである)などコミックでも原作に引っ張られて名作が生まれる。涼しくなるどころか眠れなくなる本当の恐怖はいかが? 大阪本店 D