紙の本
ウィンドウ・ショッピング 映画とポストモダン (松柏社叢書 言語科学の冒険)
著者 アン・フリードバーグ (著),井原 慶一郎 (訳),宗 洋 (訳),小林 朋子 (訳)
パノラマ、ジオラマ、ショーウィンドウ、ヴァーチャルリアリティ…。「移動性をもった仮想の視線」をめぐる視覚文化史。文学・映画・建築・美術・哲学の領域を横断する学際的な文化研...
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商品説明
パノラマ、ジオラマ、ショーウィンドウ、ヴァーチャルリアリティ…。「移動性をもった仮想の視線」をめぐる視覚文化史。文学・映画・建築・美術・哲学の領域を横断する学際的な文化研究。【「TRC MARC」の商品解説】
目次
- 序章 かえりみれば
- 過去、現在、仮想
- 方法
- 「P」ワード
- ロードマップ
- 1 モダニティにおける移動性をもった仮想の視線
- モダニティと「一望監視」的な視線
- モダニティと「仮想」の視線
- ボードレール的観察者−遊歩者の「移動性」をもった視線
- 観察者のジェンダー−女性遊歩者
著者紹介
アン・フリードバーグ
- 略歴
- 〈アン・フリードバーグ〉南カリフォルニア大学映画・テレビ学部教授。
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紙の本
「移動性をもった仮想の視線」をめぐる視覚文化史!
2008/06/26 12:07
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ihurry - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書のキーワードは「移動性をもった仮想の視線」である。
「移動性をもった視線」とは、たとえば散歩や旅行。「仮想の視線」が劇的につくりだされたのは写真においてである。
映画は「動くもの」と「仮想のもの」を結びつける装置として発展した。
モダニティからポストモダニティへの移行は、日常生活のなかで商品としての「移動性をもった仮想の視線」の重要度が増してくることによって示される。
19世紀のパサージュから、百貨店、前映画的娯楽をへて、20世紀の映画、ショッピングモール、複合型映画館(シネコン)や、家庭でのテレビとビデオ、ヴァーチャルリアリティの体験にいたるまで。
映画やテレビを見る視線の起源を19世紀パリのパサージュに見ているところがユニークで面白い。