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われらが歌う時 下
  • みんなの評価 5つ星のうち 4.3 9件
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2008.7
  • 出版社: 新潮社
  • サイズ:20cm/558p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-10-505872-2
  • 国内送料無料

紙の本

われらが歌う時 下

著者 リチャード・パワーズ (著),高吉 一郎 (訳)

【プシュカート賞】【ドス・パソス賞】【W・H・スミス賞】母が死に、茫然とした時間が過ぎたのち、家族はそれぞれの道を歩み出す。振り子のように行き来する2つの過去の家族の物語...

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われらが歌う時 下

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商品説明

【プシュカート賞】【ドス・パソス賞】【W・H・スミス賞】母が死に、茫然とした時間が過ぎたのち、家族はそれぞれの道を歩み出す。振り子のように行き来する2つの過去の家族の物語が、やがて収斂していくとき−。愕然の結末に、深い感動がしみ込んでゆく圧巻の終幕。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

リチャード・パワーズ

略歴
〈リチャード・パワーズ〉1957年イリノイ州生まれ。イリノイ大学で文学修士号を取得。アメリカ現代文学の作家。「舞踏会へ向かう三人の農夫」でデビュー。

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みんなのレビュー9件

みんなの評価4.3

評価内訳

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紙の本

幸福と苦みのエピソードがふんだんに詰まったリーダブルな小説、読めばもたらされる興奮と歓び――そういったものを保証しながら、作家が目指したのは「音楽」「時間」に挑戦するという実験ではなかったか。その成果を提示できるのは、読者一人ひとりより他にない。

2008/09/23 22:06

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:中村びわ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 「時間の概念や人種問題ほか、いろいろな要素が詰め込まれて」「さまざまに響き合って」――それが音楽を大切なモチーフにして描かれている小説なのだから、「交響曲のように」「フルオーケストラのように」表現されているのだ……と本の説明を書いていこうとして、「違う!」と強く押し留めるものがあった。
『われらか歌う時』という1050ページを超える誠に大きな作品が私に残したのは、どこか遠い時の彼方から聞こえてくる男性歌手の、もしかするとそれは女性のものであろうかとも思える、高く澄んだ歌声なのであった。歌声というよりは、雲のない黎明の光がそのまま再現されたような「音」である。
 おそらく小説の中心人物である混血のジョナの声だ。文字だけで表現されていたジョナの声なのだから、私がそれを聞いたはずなどないのだが、それでいて、何度となくそれを聞いたのも確かである。
 ほんの数秒の間、声の響きに陶然とする。陶然としながら、「いったい私はどこへ還りたかったのだろう」と考えている。すると、声の波長はゆるゆると私の体を巻き取り、きゅっと絞めたかと思うと、一気に天の高みへと運んで行く。その高みは、神々の住まう天上よりもさらに高い所にあるようなのだ。そして、声の発する源がその場所なのである。
 カバー袖の写真で初めて知った作者リチャード・パワーズの、不思議な眼をした顔を見つめながら、ジョナにではなく、パワーズに私は語りたくなる。「あなたが読み手に認識させたかったのは、この一筋の音、そして、この声が響きながら再び還って行く源なのか……」と。

 多様な素材、複数の主題を響かせながら、パワーズが一心に奏でようとしたのは、素材や主題のすべてを覆い、それらすべてを超えたところにある万能の音のようなものなのかもしれない。万能とは、どの時空へも到達できるということである。確信を持って言う自信はないのだが、そういう気がした。
 なぜなら、「われら」という言葉で表される家族も同胞も、「歌」で表される行為も音楽も、「時」で表される流れ行くものも時代も、どれもこれもがユニバーサルなものである、少なくともこの地球上においては……。「われら(という言い方)」「歌」「時」は、それぞれのうちに限界や境界を有しながらも、限界や境界を設けようという人間の営みをすり抜けて、線や堺を消すことができる可能性そのものと言える。

 ここまで、表現が心象や抽象に寄り過ぎたことを反省する。しかしながら、芸術から受ける印象やひらめきは、日常の事物に置き換えて表わし得るものだとは限らないだろう。
 もしかすると、パワーズが一番こだわったのもそこだ。
 音楽は、ほんの数音で構成されたメロディーだけで、人の心をとろかすような感覚を運んでくる。それが人の美声で奏でられたものならば、なおさらに響く。この大作を創造したパワーズの原動力は、そのような力を持つ音楽への嫉妬だったのではないかと思える。

 デビュー作『舞踏会へ向かう三人の農夫』から、百科全書的な知識と情報処理能力で、どちらかというとヨーロッパ的な香りをさせながらアメリカ現代文学に確かな軌跡を残してきたパワーズだけれども(かくいう私めはこのデビュー作しか読んでいないけれども)、彼がここでひたすらに念じるように奏でようとした音は「希望」、すなわち「福音gospel」ではなかったかと取れる。
 未だ誰もが聞いたことのない「福音」の音色を、言葉の技で聞かせてやろうという大胆な野心が確かに伝わってくる。
 膨大な執筆時間をかけ、読む者にも膨大な読書時間を付き合わさせ、ほんの一瞬の鈴の音のような「福音」の響きを感得させることを企図したのだとするならば、再三再四、父親のデイヴィッドが論考していた時間の概念も可能になるような気がする。一瞬の光や音に匹敵するような長大な時間の消尽こそ、私たち人間が「時についての常識的概念」を乗り越え、特別な世界の領域に踏み込める手段だと言えるのではないか。そこに待ち受けるのは「恍惚のエクスタシー」だ。
 涙をぬぐういとまを与えないドラマティックな愛の物語を書きながら、音楽と時間に挑戦する言語芸術をパワーズは試してみたのだろう。その実験の成果を提示できるのは、読み手一人ひとりより他にない。

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2015/12/25 12:59

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2008/11/22 22:09

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2008/09/06 04:13

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2009/12/03 13:24

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2010/05/23 15:53

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2014/03/10 08:16

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2013/10/02 21:48

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2009/04/27 09:13

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