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  • みんなの評価 5つ星のうち 3.9 4件
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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2008/08/20
  • 出版社: 文藝春秋
  • レーベル: 文春新書
  • サイズ:18cm/163p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-16-660652-8
新書

紙の本

不許可写真 (文春新書)

著者 草森 紳一 (著)

見てはいけないもの。見せてはならないもの−。情報・謀略・死体・慰安婦・宣伝・検閲などを写しとり、不許可の烙印を押された禍々しい写真を紹介しながら、卓越した自由な精神で、不...

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不許可写真 (文春新書)

税込 990 9pt

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商品説明

見てはいけないもの。見せてはならないもの−。情報・謀略・死体・慰安婦・宣伝・検閲などを写しとり、不許可の烙印を押された禍々しい写真を紹介しながら、卓越した自由な精神で、不自由な時代の残像を読みとる。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

草森 紳一

略歴
〈草森紳一〉昭和13〜平成20年。慶應義塾大学中国文学科卒。雑誌編集者をへて物書きに。著書に「荷風の永代橋」「食客風雲録」など。

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みんなのレビュー4件

みんなの評価3.9

評価内訳

  • 星 5 (1件)
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  • 星 1 (0件)

紙の本

草森紳一による写真の深読み

2010/02/22 21:33

12人中、9人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:塩津計 - この投稿者のレビュー一覧を見る

本書は、1998年12月と1999年1月に毎日新聞社から出版された『20世紀の記憶 毎日新聞秘蔵 不許可写真1・2』に掲載された草森紳一の『不許可写真論』を新書として再販売したものである。草森の死にかこつけた便乗商法の匂いが濃厚だが、草森ファンとしては、こうした形ででも彼の鋭い論考が世に出ることは喜ばしいことである。

『不許可写真』と聞いただけで、あらぬ期待をする人が多いと思うが、その手の期待を胸に本書を手にすると、大いに失望すること請け合いである。本書でいう「不許可」は平時の不許可ではない。検閲の主体は旧日本陸軍であり、時は戦時である。だから許可するかしないかの判断基準の中核には「軍の思想」がある。軍の思想とは何か。平たく言えば「軍事機密が写真を通じて敵方に知れて、我が軍が不利益を被るのではないか」がひとつ。もうひとつは「不用意な写真が出回って国民の士気を損ねることになりはせぬか」がふたつめ。こんなところである。だから軍の発想になじみのない我々が見ると、「これの一体どこが軍事機密なんだ」となること請け合いである。しかし、それは我々が軍の発想を知らないからそうなるんであって、軍の発想とは、そういうものである。例えば、何の変哲もない日本軍の写真が不許可になっている。海岸線で船から日本軍が降りて上陸しているところである。これが不許可だという。理由は軍事機密である上陸用舟艇の型式及び構造がわかってしまうからとのこと。「別にいいじゃないか」というのは素人の発想で、軍人は、この手のことに非常に気を遣う。特に軍事政権の専制体制では。私の知人は以前、フセインが支配するイラクで逮捕された。理由は「軍事基地の写真を勝手に撮ったから」。知人は砂漠の道路のど真ん中で記念写真を撮っただけである。周囲には何もない。何も無いはずだったが、良く見ると、地平線の彼方に偽装を凝らしたイラク軍の高射砲陣地と掩蔽壕が、実はあったのである。数キロ先に。数キロ先の軍事基地なんて、写真を撮った本人は全く知らなかったのだが、撮られた方は数時間前から彼らをマークしていて(双眼鏡で道路を疾駆する彼らをずっと追っていた)。やおら車を止めて記念撮影を始めた途端、重機関銃付きのジープを駆って駆け付け、彼らを逮捕したのである。

本書のキモは、草森による写真の深読みだろう。ナチスドイツや中国共産党という地上最も悪辣な宣伝国家、デマゴーグ国家、情報操作国家の数多くの写真を見続けてきた草森によれば、日本は「宣伝下手」だそうだ。あまりに真面目すぎて、火のないところに煙を立てる厚顔さを身に付けることが出来ていない。嘘八百を並べ立てて平然としている傲慢さを身に付けることが出来ていない。やはり日本は「剛毅木訥は仁に近し」の国なのである。このことは世界に冠たる自動車業界の雄、トヨタ自動車の最近のマスコミ対応を見てもわかる。トヨタは日本人の鑑である。

ただ一点、補足させてもらう。116ページから117ページかけて掲載されている南ベトナムのグエン・ゴク・ロアン警察庁長官の写真についてである。この写真はアメリカの支援を受けた悪辣な軍事政権のトップが無慈悲にベトコン・ゲリラを射殺した動かぬ証拠として全米はもちろん世界に喧伝された。南ベトナム政府と、それを支援するアメリカ政府、更にはベトナム戦争そのもののイメージを決定的に悪化させた写真と言っていい。写真が世界に与えた衝撃の度合いとしては、タイム・ライフが世界に配信した日本軍の重慶爆撃で被災し泣き叫ぶ赤ん坊の写真と双璧をなすのではないかとさえ思われる。しかし、この写真には、語られない裏事情がある。写真及びそのベースになった映画フィルムの印象とは裏腹にロアン警察庁長官は高い教養を身に付けた温厚な紳士であったと言われている。彼は当時の南ベトナム情勢を憂いていたエリートであり、南ベトナムの名士だった。当然、彼の友人知己もエリートで、そのひとりに当時のサイゴン市長がいた。親友の好でロアン長官はサイゴン市長に娘が生まれたとき、その名付け親になった。名付け親として長くサイゴン市長一家と家族同様の付き合いを重ね、サイゴン市長の娘はロアン長官にとって実の娘同様の存在だったのである。そのロアン長官のもとに、ある朝悲報が届けられる。ベトコンゲリラがサイゴン市長宅を急襲し手りゅう弾によるテロ攻撃を敢行したというのである。知らせを聞いたロアン長官は矢も楯もたまらず現場に急行する。サイゴン市長一家は、丁度市長公邸の庭で家族で朝食をとっていたという。その朝食のテーブルめがけ、悪辣なる共産ゲリラが手投げ弾を投げつけたのだ。市長はもちろん一家全員が即死。現場に駆け付けたロアン長官の足元には血まみれになったサイゴン市長の娘の生首が転がっていたという。この惨劇を前にして、ロアン長官は正気を失った。怒髪天をつくとはこのことだろう。「何も10歳にも満たない幼子まで巻き込むことは無いじゃないか」。ロアン長官は共産主義者という冷血動物の非道に拳を握り締め、あまりの怒りに唇からは血が滴ったという。そこへ「テロ実行犯は逮捕されました」との報告。ロアン長官は広場で逮捕押されたテロ実行犯の下にジープで駆け付けると、米国含む世界のメディアがカメラを回しているその前でホルスターから護身用の小型拳銃を引き抜き、テロリストのコメカミに向けて「正義の弾丸」「天誅」を放ったのである。ロアン長官は己の行為に全く躊躇を感じなかった。正義は我が頭上にありと確信していた。だが、その後の展開は違った。「真実」とは懸け離れた印象をもつ映像のみが何らの解説なしに世界に向けて発信され、彼は極悪非道の南ベトナム軍人の代表に仕立て上げられたのである。このことを私は草森に知っておいて欲しかったし、この写真と共に、こうした解説を付しておいて欲しかった。そのことだけが残念であり、泉下の草森に「この写真にまつわる真実」をきちんと伝えたいと思い、こうして書き加えることにした。合掌。

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2009/11/09 11:35

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2012/05/28 13:51

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2011/04/17 19:32

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