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- カテゴリ:一般
- 発行年月:2008.7
- 出版社: ライブドアパブリッシング
- サイズ:19cm/270p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-7794-0042-1
紙の本
売上1億円を引き寄せる感謝の法則
著者 成田 直人 (著)
なぜ、22才のフリーターが7カ月で1億円売り上げたのか? 最初の壁の乗り越え方、ホールインワン接客、成田流接客完全マニュアルなど、著者が見い出した「売上を爆発させる感謝の...
売上1億円を引き寄せる感謝の法則
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商品説明
なぜ、22才のフリーターが7カ月で1億円売り上げたのか? 最初の壁の乗り越え方、ホールインワン接客、成田流接客完全マニュアルなど、著者が見い出した「売上を爆発させる感謝の法則」を紹介する。【「TRC MARC」の商品解説】
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紙の本
情けは人の為ならず
2008/10/08 11:00
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:タール - この投稿者のレビュー一覧を見る
「たった7ヵ月で個人売上一億円」を引き寄せた、
「学校を卒業したばかりの弱冠22歳のフリーターだった」著者が
「『売上を爆発させる感謝の法則』のすべて」を書いたビジネス書
であるところのこの本。
『地位もない。
知識もない。
経験もない。』
大学を卒業したばかりのこの時点で著者は、内定していた就職先を辞退し、販売コンサルタントの起業を目指す。
「お客様に愛される販売員の教育がしたい」
「お客様が笑顔になれるような店舗・サービスを増やす支援をしたい」
彼の目標は最初から明確だ。
目的達成のため前進し続けた彼は、「入社7ヵ月で売上一億円を達成」し、「販売コンサルタントの起業」という目的をも、早々に成し遂げてしまった。
それら過程を余すところなく描いたこの本からは、
「夢や希望を持ち続けること」
「家族を大事に思うこと」
「目的を達成するための努力を惜しまないこと」などなど、さまざまな場面で耳にし、ごく当たり前に感じていながら、だからこそ持続し達成することが難しいこうした「大切な事柄」を改めて考え直し、努力しなおす気にさせてくれる。
たとえば「日々の決め事をしっかり守る」ということを彼は説く。
「小さな目標を達成できない人に、本当にやりたい大きな目標を達成することはできない」からだ。
「達成したらご褒美を」設定することが重要だという。「達成後の感情が明確になる」からだ。
こうしたノウハウは、ここ数年、自己啓発やスキルアップのための方法論として示されることも多いけれど、それを彼はこの本で、ごく身近な例を示して具体的に教えてくれる。著者のもつ、近所の気のいいお兄さん的なムードもあいまって、彼自身がすぐ傍に立ち、身振り手振りを交えて教えて手ほどきしてくれるように感じる。
この本には、単なるビジネス書という括りからでは得られない何かがある。それは著者が"意見の押し売り"をしていないからであり、行動の根本がいつも「お客様を幸せにすること」にあり「感謝」にあり、それが著者自身の力として還っている様子がみえるから。つまり『情けは人の為ならず』ということだろう。
人のしあわせを達成することで自分自身が幸せを得、その幸せを元手にしてさらに幸せの輪を広げる。著者が成し遂げようとし続けていることは、お金儲けでも成功することでもなく、そんな哲学を実現していこうとすることではないだろうか。彼の口から出る「一億円」や「起業で成功」に、少しもいやらしさを感じずむしろ潔さを思うのも、彼の「感謝の心」の純粋さのせいではないだろうか。
彼の才能は、周囲の情を敏感に感じ得ることであり、その情をまた周囲にふるまう能力こそが彼を成功に導いている。こうした「情」こそが、今の殺伐とした世の中を変える唯一の力となる気がする。そんなふうに思うとますます、これをビジネス書としておくにはもったいない、そう思う。
著者の年齢の若さと、タイトルから予想できる説得力から手にしたこの本には、よりよく生きるヒントが詰まっていて、読んでみて良かったと思わされる一冊となった。