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紙の本
レヴォリューションNo.3 (角川文庫 The Zombies Series)
著者 金城 一紀 (著)
「君たち、世界を変えてみたくはないか?」オチコボレ男子高に通い、死んだような毎日を送っていた「僕たち」は生物教師ドクター・モローの言葉で突如生き返り、世界を変えるために行...
レヴォリューションNo.3 (角川文庫 The Zombies Series)
レヴォリューション No.3
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商品説明
「君たち、世界を変えてみたくはないか?」オチコボレ男子高に通い、死んだような毎日を送っていた「僕たち」は生物教師ドクター・モローの言葉で突如生き返り、世界を変えるために行動を開始する。その方法は—難攻不落のお嬢様女子高の学園祭に潜入してナンパをすること!果たして「僕たち」の潜入作戦は成功するのだろうか!?革命的おバカストーリーが炸裂する、ザ・ゾンビーズ・シリーズ第1弾。【「BOOK」データベースの商品解説】
【小説現代新人賞(第66回)】【「TRC MARC」の商品解説】
オチコボレ高校に通う「僕たち」は、三年生を迎えた今年、とある作戦に頭を悩ませていた。厳重な監視のうえ、強面のヤツらまでもががっちりガードする、お嬢様女子高の文化祭への突入が、その課題だ。【商品解説】
収録作品一覧
レヴォリューションNo.3 | 7−74 | |
---|---|---|
ラン、ボーイズ、ラン | 75−142 | |
異教徒たちの踊り | 143−281 |
著者紹介
金城 一紀
- 略歴
- 1968年埼玉生まれ。慶應義塾大学法学部卒。1988年「レヴォリューションNo.3」で第66回小説現代」新人賞を受賞。2000年『GO』で第123回直木賞を受賞。映画化もされベストセラーに。
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紙の本
ゾンビーズ・シリ ーズ第1弾「レヴォリューションNo.3」のパワー。
2011/10/05 15:06
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:オクー - この投稿者のレビュー一覧を見る
「フライ、ダディ、フライ」「SPEED」と続くザ・ゾンビーズ・シリ
ーズの第1弾。金城一紀がいいのは、第一に文章の勢い、第二にキャラ
の立ち具合だ。この小説は「GO」などとは違いコリアン・ジャパニー
ズの話ではないのだが、出てくるキャラがパワフル&個性的でなんとも
いい。短・中編3作、主人公は共通なので、おちこぼれ高校生の連作冒
険譚という感じだろうか。表題作は、近くにある女子高の学園祭襲撃の
話。チケット制でクズな高校生には入場不可能なその学園祭にどうやっ
て侵入するか。悪ガキグループ、ゾンビーズがない知恵をしぼりにしぼ
って挑戦する姿がなんともおかしい。好きな女の子にだまされ、その仲
間にカツアゲされて急に不良になってしまった主人公の「僕」、学内の
有料人生相談で金を稼ぐ過剰な色気と豊富な知識を持った混血児アギー、
読書好きの武闘派、コリアン・ジャパニーズの舜臣(スンシン)、どい
つもなかなかいい面構えをしていそうな男たちだ。ラスト。女子高襲撃
も感動的だが、ゾンビーズの精神的支柱で難病で入院中のヒロシへ「僕」
が放つパワフルなメッセージ。これはちょっと泣けてくる。
高校生の男たちの話というと、なんだか汗くさくて、下品な感じにな
りがちなのだが、金城の作品にはそれがまったくない。しっかりと「品」
があるのが素晴らしい。ゾンビーズ・シリーズ、これを読んだら第2弾、
第3弾が絶対読みたくなること請け合いだ。
紙の本
楽しい
2024/03/22 11:35
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:hid - この投稿者のレビュー一覧を見る
この先どんな人生を歩むのかはわからないけど、
高校生の特権である無軌道なエネルギーが良い。
死んじゃった子は残念だけど。
続きも読んでみよう。
紙の本
めちゃ楽しい読書でした
2017/09/07 01:56
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:koji - この投稿者のレビュー一覧を見る
初見の作家さんです。
いや〜楽しかったです。
読んでいる最中に何度ニヤニヤしてしまったことか。
高校生の頃なんて昔話みたいに遠くなった私ですが、この小説みたいに劇的な出来事なんてなかったけれど「楽しかったよな〜」と懐かしみながら読んでました。
「レヴォリューションNo.3」
「ラン、ボーイズ、ラン」
「異教徒たちの踊り」
の3部で構成されているのですが、それぞれテイストの違う良さと味わいがあって甲乙つけがたく素敵でした。
今まで金城さんという作家を知らなかったのは、どうしてなんだろう?
「GO」という作品で第123回直木賞も受賞されているのに。
でもこうして巡り会えたのですからこれから目一杯楽しませてもらうつもりです。
それにしても楽しい読書だったな〜。
紙の本
みんなで叫ぼう!「ギョウザ大好き!」
2011/08/28 22:58
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ばー - この投稿者のレビュー一覧を見る
おすすめ青春小説と聞いており、私は青春小説大好きなので読んだ。
つくづく思ったが、こういう本を学生時代に読んでいなかったことは、数ある不幸の中の一つでしょう。
落ちこぼれ高校に通う「ゾンビーズ」と呼ばれるお馬鹿だがアツイ高校生達が起こす事件を描いた物語。
一言で言っても二言で言ってもお馬鹿には変わりない愛すべきバカたちが起こす事件が面白くないわけがない。
常識もルールも彼らには通じない。
くそったれな世の中を変えるために駆け回る彼らを本当は誰も笑えない。
とても元気が出る。
「在日」、「ハーフ」等のガジェットもいい形で物語に幅を持たせている。
若干村上春樹の影響受けてるか?
「異教徒たちの踊り」の結末の一言、この本のラストを飾る一言も、そのけらいがあるけれど、それにしたっていい感じに結んでるよなあ。
「GO」の窪塚の印象が強すぎて、ドラッグ・暴力・セックスのイメージが先行していたが、作品によるとは思うが、案外そうでもなかった。
なんというか、突き抜けた明るさが物語全体にある。
私自身は、こういう奴らを遠巻きに見て、そのおこぼれに預かろうとする卑小で卑怯な人間の側に類するのだけれど、この主人公のキャラクターには共感できた。
なまじっか、周りにいるのが、意外とすごい奴ばっかなので、そういう意味では、こいつらも一種のエリートなのかもしれん、などと思った。
なんにせよ、
「ギョウザ大好き!」
である。
シンプルは強い。
紙の本
わかりやすい
2018/06/14 11:55
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:L - この投稿者のレビュー一覧を見る
彼らの目的は非常にわかりやすくてよかったけど、そこへ到達するまでの展開がちょっと物足りなかった。もう少し深く描いてほしかった。