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  • みんなの評価 5つ星のうち 3.9 501件
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2008.8
  • 出版社: 幻冬舎
  • レーベル: 幻冬舎文庫
  • サイズ:16cm/216p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-344-41182-1

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文庫

紙の本

かもめ食堂 (幻冬舎文庫)

著者 群 ようこ (著)

ヘルシンキの街角にある「かもめ食堂」。日本人女性のサチエが店主をつとめるその食堂の看板メニューは、彼女が心をこめて握る「おにぎり」。けれどもお客といえば、日本おたくの青年...

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かもめ食堂 (幻冬舎文庫)

税込 503 4pt

かもめ食堂

税込 477 4pt

かもめ食堂

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商品説明

ヘルシンキの街角にある「かもめ食堂」。日本人女性のサチエが店主をつとめるその食堂の看板メニューは、彼女が心をこめて握る「おにぎり」。けれどもお客といえば、日本おたくの青年トンミひとり。ある日そこへ、訳あり気な日本人女性、ミドリとマサコがやってきて、店を手伝うことになり…。普通だけどおかしな人々が織り成す、幸福な物語。【「BOOK」データベースの商品解説】

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ジュンク堂書店難波店

みんなのレビュー501件

みんなの評価3.9

評価内訳

紙の本

映画と原作が微妙に違うように、書評も違うんです。

2008/12/20 15:11

8人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:和田浦海岸 - この投稿者のレビュー一覧を見る

ちょうど、家にDVD「かもめ食堂」が、借りてきてあったのでみました。
面白かったので文庫本・群ようこ著「かもめ食堂」(幻冬舎文庫)を買い読んでみました。
なにやら、シナリオを読んでいるような気分。
読みながら、思いうかべたのは木下順二著「夕鶴」と永瀬清子の詩「諸国の天女」。
でも、これらは、ちとありふれているかもしれないなあ。
どなたでも、思い浮かぶかもしれない。
ということで、ちょっと違った視点でいきましょう。

   丸山薫の詩に「汽車にのつて」があります。何でも昭和二年に発表とあります。それを引用してみましょう。

      汽車に乗つて
      あいるらんどのやうな田舎へ行こう
      ひとびとが祭の日傘をくるくるまわし
      日が照りながら雨のふる
      あいるらんどのやうな田舎へ行こう
      窓に映つた自分の顔を道づれにして
      湖水をわたり 隧道(とんねる)をくぐり
      珍しい顔の少女(おとめ)や牛の歩いている
      あいるらんどのやうな田舎へ行こう

この詩については、司馬遼太郎著「愛蘭土紀行」と向井敏著「司馬遼太郎の歳月」に具体的なイメージにつながる文がよめます。
ところで、「かもめ食堂」はフィンランドなのです。
文中に、準主役のマサコさんが語る箇所があります。

 「父のオムツを換えているとき、テレビでフィンランドのニュースを何度も見たんですよ。『エアーギター選手権』『嫁背負い競争』『サウナ我慢大会』『携帯電話投げ競争』でしたね。いちばんすごかったのは、『嫁背負い競争』です。ふつうに考えると、おんぶすると思うでしょう。それが違うんです。奥さんの両膝を後ろから自分の両肩にひっかけて、ものすごい速さで走るんですよ」(p149~150)

こうしてマサコさんはフィンランドに来て日本人が経営している「かもめ食堂」によるのでした。ところで、主人公ともいえるサチエさんが、フィンランドの食堂を経営するのに食堂の名前を思いつく場面があります。

「 『いけない、そんなに甘いもんじゃないんだから。いい気になっちゃいけません』サチエはエテラ港で、足元を歩くころっころのかもめに向かっていった。かもめは、『何やってんの』という顔でサチエを振り返り、とことこと歩いていってしまった。『かもめ・・・ねえ』日本でかもめというと、かわいい水兵さんか演歌の脇役だが、フィンランドのかもめはどことなく、のびのびとふてぶてしく、またひょっこりしていた。このひょっこり具合が、自分と似ているような気がしてきた。『かもめ・・・、かもめ食堂・・・、でいきますか』」(p34)


  そういえば、室生犀星の物語『乙女抄』の中に「東京詩集」があるというのですね。
そこに「かもめ」という詩があるそうなのです。せっかくですから、その詩「かもめ」を引用しておきます。


      かもめ

   かもめは川の面をあさっている
   船がすぎたあと
   七八羽のかもめが
   陸橋(りっきょう)の円いめがねの下をくぐり
   そして空に立つ。
   この都にこういう景色が
   終日くりかえされていることを
   わたくしは知らなかった。
   しかも
   かもめはこころを安んじて
   みやこのただ中に遊ぶのだ、
   白いお腹に日はあたり
   白いお腹は花のように輝いている。


ちいなみに室生犀星著「乙女抄」は昭和17年初版とあります。

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紙の本

「かもめ食堂」はフィンランドのヘルシンキにあります。

2009/05/17 18:13

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:kumataro - この投稿者のレビュー一覧を見る

かもめ食堂 群ようこ 幻冬舎文庫

 かもめ食堂というタイトルから予測したことは、物語の舞台となる「かもめ食堂」は東北宮城県の石巻市か岩手県の釜石市三陸海岸あたりではなかろうかということでした。まだ、わたしが中学生の頃にウミネコの島というようなタイトルの本を読んだことがあります。そのときの舞台が東北でした。ところがどっこい、「かもめ食堂」がある場所は、フィンランドのヘルシンキだったのでたまげました。
 登場するのは、ハヤシサチエさん(未婚38歳、日本に兄ひとり、弟1人)、トンミくん(フィンランド人、若者)、シンドウマサコさん、ミドリさん、リーサおばさんなどです。
 フィンランドは高福祉の国ではあるけれど、日本人でも病気になったらその恩恵をいただけるのだろうかと、物語を読みながら、サチエさんたちの生活を心配しました。内容は、未婚女性の半生を扱った作品です。60ページあたりのもの言いがいい。
 サチエさんが経営するかもめ食堂には、なんともさえない人たちばかりが集まってきます。しかし、誠実な人たちでもあります。誠実であるからこそやがてお客さんたちが集まってきます。意外性がしあわせな気分にさせてくれた作品でした。

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紙の本

かもめ食堂 最高〜

2017/05/07 09:33

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ローズピンク - この投稿者のレビュー一覧を見る

この本、大好きです。
ハラハラ、ドキドキする訳ではないけれど、日々の日常を大切に、好きな人たちと生きるのっていいですよね。
リーサさんのように、自然に囲まれていても、悩みがある人もいるし、
ミドリさんやマサコさんのように、自分でなんとか今の状況を変えようと思い行動を起こして、『かもめ食堂』サチエさんに巡り会えた。
私も、『かもめ食堂』に巡り会いたい。

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電子書籍

一気によみました。

2020/04/05 11:06

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:さくら - この投稿者のレビュー一覧を見る

宝くじで一億円を当て、念願フィンランドで食道をはじめたサチエ。「こども食堂」と、地元住人から遠目に見られながら、全うに生きることで信頼され、集ってくれる人を相手に徐々に繁盛して行く。
スッキリした人間関係を生活の中で起こるハプニングで味付けをして構成された物語でした。

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紙の本

映画を先に見ましたが、小説とほぼ同じで違和感なし。

2019/04/22 20:07

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:雲絶間姫 - この投稿者のレビュー一覧を見る

久しぶりの群ようこさんの本。トラちゃんを読んだのは大学院生の頃で、その後無印良女などエッセイを立て続けに読んでいましたが、そのごしばらく読まない時期が10年以上あって、久しぶりの群さんでした。
小説が映画化されると、細かい所が変わっていたり、酷い場合はかなり内容が変わっていることもありますが、かもめ食堂は全く違和感なしでした。
そもそも、最近はほとんど映画館に行かなくなり、特に邦画はTV放映されたら見ようかな、と言うことが多いので、実はこれを見たのは国際線に搭乗した時でした。しかも、ヘルシンキが舞台だからフィンエアーでしょ?と思いきやまさかのポーランド航空の帰国便でした。映画を先に見て、続いて小説を読んだら、次はヘルシンキに旅行したいなーと思っていましたが、なかなかご縁がなく先に別の国に行ってしまいました。いつかヘルシンキに行ってみたい、そのときにこんなお店があったらいいなぁと思うような小説でした。

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紙の本

ぜひ現地へ

2015/10/31 12:51

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:あや - この投稿者のレビュー一覧を見る

ヘルシンキの旅行前に読むはずだったのに、結局帰国してから手に取りました。
フィンランド特有の透明で穏やかな空気感が思い起こされて、
豊かな気分に浸れます。
森、港、公園、市場、本屋...訪れた場所が次々と出てくるのでそれも楽しみの一つ。

果たしてサチエさんのおにぎりはフィンランド人に受け入れられるのか。
海苔って欧米の人には不思議な食べ物ですものね。

シナモンロール食べたい!

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紙の本

映画よりも心に残るものがある。

2008/09/03 02:58

7人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:優乃 - この投稿者のレビュー一覧を見る

既に映画を観た後でこちらの原作を読みました。
ふたつの中でどのような違いがあるのかを知りたい思いもありました。

印象として、こちらの原作の方が登場人物の背景が分かり易く、
映画よりも自然と自分の中に物語が入ってきた気がします。
淡々と進んでいく中にも笑いもあり、伝えるものもあり、
感情移入しやすい作りだと感じました。
基本的には内容は似ているのですが、違いもやはり多少あって、
私としては原作の方がしっくりしとても気に入りました。

読んだ後に、また改めて映画を観たくなっています。
きっと前とは違ったものを感じながらみられる気がして。

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電子書籍

おにぎりが作りたくなった。

2020/05/04 09:40

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:トミー - この投稿者のレビュー一覧を見る

かもめ食堂は映画でも観てました。小説とは少し内容が違う所があります。私はどちらも好きです。コロナ対策でステイホームしなきゃいけないので、読みましたが、さらっと読めました。登場人物の人間像が分かり、楽しかったです。小説を読んで、おにぎりが無性に作りたくなりました。家族にも好評です。

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紙の本

この本読むの何度目だっけ

2018/10/09 07:28

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:yukko - この投稿者のレビュー一覧を見る

今の自分にマンネリを感じたり、将来にモヤモヤを感じた時に何度も読み返してきました。
読んで直ぐやる気スイッチがすぐ入るかどうかは別にして、内側ばかり向いていた視野を拡げて周りを見渡してみようという気にさせてくれる本です。

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紙の本

芯のある生活

2018/05/30 15:30

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:アンパン - この投稿者のレビュー一覧を見る

映画を観て感じるところがあり、本書を読んでみた。
主人公サチエが、豊かな食生活を芯とした、地に足のついた生活を築いてゆくのが、とても良かった。

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紙の本

ほっこりします

2017/02/08 01:46

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Andy - この投稿者のレビュー一覧を見る

ネタバレ含みます
日本人とどこか似ていてすぐに打ち解けられないフィンランドの人達とお店を通じて少しずつ打ち解けていくようすにほっこりしました。
日本大好きな青年のキャラも良いです。
評判があまり良くなくても、お父さんが握ってくれたあのおにぎりに込められた気持ちを伝える?為におにぎりをお店のメニューに出し続けるこだわりが好きです。

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紙の本

フィンランド

2015/10/18 12:12

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:teruteru120 - この投稿者のレビュー一覧を見る

この本を読んでいると、フィンランドに行きたくなりました。
この作品世界観は、私の気持ちをリラックスさせてくれました。

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紙の本

何か懐かしい

2015/09/23 00:47

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:catron - この投稿者のレビュー一覧を見る

久しぶりにこの人の作品を読んだ。
何10年ぶりだろうか。
電車通勤途中の山手線車内で笑いをこらえるのに
大変な思いをしたのは、トイレでアンパンを食べる
OLの話だったように思う。

あの作品のように爆笑するようなスト―リーではないけど
作品全体にユーモア―感が漂っているのは、この人の変わらない
作風なのだろうか。
結婚適齢期をとうに過ぎた結構崖っぷちな独身女性が登場するが
何故か悲壮感は全くなく、何だかその生き方に羨ましく思えてくる。
登場人物に注がれる作者の眼差しが優しいからなのかな。
一気に読めてしまい、読後感が良い佳作でした。

映画化に当たり、片桐はいりもいいけど「やっぱり」室井滋だよね。

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紙の本

なんとなく不思議な物語。

2012/01/13 14:45

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:惠。 - この投稿者のレビュー一覧を見る

「なんとなく不思議な物語」というのが正直なところ。でもって「なんとなく幸せな気分にもなれる物語」でもある。


30代後半、独身のサチエは「華やかな盛り付けじゃなくていい。素朴でいいから、ちゃんとした食事を食べてもらえるお店を作りたい」という長年の夢を叶えるため、当たった宝くじの賞金を資金に、単身、ヘルシンキに渡った。知人のフィンランド人に手伝ってもらい、「かもめ食堂」を開く。

看板も出さない、派手な宣伝もしないかもめ食道の客入りは芳しくないが、それなりにミドリは楽しんでいた。ある日サチエはヘルシンキの街角でミドリに出会う。ミドリは「(地図に向けて「エイっ」と指した)指が(フィンランドを)指したから」という理由で、フィンランドに来たという。特にこれといって特にすることのないミドリはサチエのかもめ食道を手伝うことになる。

またまたある日、かもめ食道にマサコという中年女性が現れる。初めて来た海外一人旅でロストバゲッジに遭い、途方に暮れていた。彼女もまたかもめ食道を手伝うことになる。

それぞれの事情を抱えやってきたヘルシンキで偶然出会った中年独身女性3人。そこへとても日常的な事情を抱えたフィンランド人が登場し、日常を営んでいく。たったそれだけの物語なのに、なぜかこころがあったまる。それは何故かと考えてみたら、「日常だからだ」という結論に達した。



確かに、ヘルシンキという異国の地、偶然当たった宝くじ、と非日常な世界をつづっているのだけれど、国は違えど人が抱える悩みは万国共通。そして喜びもまた然り。そんな日常のちょっとした幸せの積み重ねが、とってもあったかい気持ちにさせてくれるのだと思う。

余談だけれど、わたしは学生時代にフィンランド語を専攻していた。一度だけだけれど、フィンランドにも行ったことがあり、読んでいてどこか懐かしい気持ちになった。これもこころがあったかくなった一因かもしれない。

この作品は映画化もされていて、上映当時はフィンランド専攻の友人たちはこぞって観にいったり話題に上げていた。残念ながらわたしはまだ観てないけれど、小林聡美や片桐はいり、もたいまさこといった女優陣がこの作品のイメージにぴったりで、是非、これからDVDを観たいなと思っている。

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紙の本

おにぎりを食べたくなりました。

2020/10/16 13:46

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:タオミチル - この投稿者のレビュー一覧を見る

舞台は北欧ヘルシンキ。最初、おしゃれな物語と期待して手に取ったが、お話の世界に入ってみれば、おしゃれ...というよりは、舞台がヘルシンキということだけが破天荒。あとは、淡々とした話が続く。物語は、38歳、40歳、50代の3人の女性の自分探しの話。よくあるテーマだな、と思いつつ、さらっと描かれた話をさらっと読んでいるうちに、静かに勇気づけられているような気になってきた。
ヘルシンキにある「かもめ食堂」には、正統派おにぎりをメインメニューにおいている。
けっきょく誰もそのおにぎりを注文しないまま話は終わって、海苔のことなんか、「この黒い紙だけは不思議だわ」とか言われたりしてる。
でも、日本人の私は思いっきりおにぎりが食べたくなる。本当は、ヘルシンキ行きたくなったな...というのが正しい気もするけれど。

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