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ティファニーで朝食を(新潮文庫)
  • みんなの評価 5つ星のうち 4 245件
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2008.12
  • 出版社: 新潮社
  • レーベル: 新潮文庫
  • サイズ:16cm/282p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-10-209508-9
  • 国内送料無料
文庫

紙の本

ティファニーで朝食を (新潮文庫)

著者 カポーティ (著),村上 春樹 (訳)

第二次大戦下のニューヨークで、居並びセレブの求愛をさらりとかわし、社交界を自在に泳ぐ新人女優ホリー・ゴライトリー。気まぐれで可憐、そして天真爛漫な階下の住人に近づきたい、...

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ティファニーで朝食を (新潮文庫)

637(税込)

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商品説明

第二次大戦下のニューヨークで、居並びセレブの求愛をさらりとかわし、社交界を自在に泳ぐ新人女優ホリー・ゴライトリー。気まぐれで可憐、そして天真爛漫な階下の住人に近づきたい、駆け出し小説家の僕の部屋の呼び鈴を、夜更けに鳴らしたのは他ならぬホリーだった…。表題作ほか、端正な文体と魅力あふれる人物造形で著者の名声を不動のものにした作品集を、清新な新訳でおくる。【「BOOK」データベースの商品解説】

収録作品一覧

ティファニーで朝食を 7−171
花盛りの家 173−206
ダイアモンドのギター 207−231

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著者/著名人のレビュー

1962年8月5日は...

ジュンク堂

1962年8月5日はマリリン・モンローの命日。

映画「ティファニーで朝食を」は、オードリー・ヘップバーン主演の
名作ですが、原作とはちょっとイメージが違う、と言われます。
カポーティーは、マリリン・モンローをイメージして
この主人公を書いたのは、有名な話。
また、映画と原作のラストが全く違うのも、有名な話。

危なっかしくて、無軌道で、目を離せない女の子、それがホリー・ゴライトリー。

「いつの日か目覚めて、ティファニーで朝ごはんを食べるときにも、この自分のままでいたいの」

ひとつひとつの台詞を、マリリンの甘く響く声で、
そして村上春樹の新訳で読んでみませんか?

【折々のHON 2010年8月5日の1冊】

みんなのレビュー245件

みんなの評価4.0

評価内訳

紙の本

「ティファニーという店のつんとすました雰囲気がいくら好きだとしても、そこはしょせん朝食を食べる場所ではないのだ」――ギャグみたいな切り返しだが、ヒロインのホリー・ゴライトリーには、そう教えてあげる人が必要だったのだ、きっと。

2009/01/24 17:01

4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:中村びわ - この投稿者のレビュー一覧を見る

『ティファニーで朝食を』はメディア・ミックスによるヒット作と言える。
 主人公のホリー・ゴライトリーはニューヨーク社交界の人気者の一人。エレガントなモードの代表であったジバンシィーに身を包んでティファニー宝飾店の前でパンをかじっていたり、夜の非常階段でギターをかき鳴らしながら「ムーンリバー」を歌っていたり、雨でびしょ濡れになりながら猫を抱いていたりする。そういった場面を思い浮かべ、あれはオードリー・ヘップバーンにふさわしい映画だったと考える。細部まで思い出せなくても、オードリーの美しさ、可憐さが記憶に残る。
 訳者の村上春樹氏は、この小説と映画との関係について、いつにない熱心さであとがきを添えている。「『ティファニーで朝食を』時代のトルーマン・カポーティ」というその文章は、まるでカポーティ論の一部を成しているかのように読みごたえがある。よって、小説作品そのものばかりではなく、あとがきにも引き摺られて、いろいろなことを考えさせられる。

 あとがきには、カポーティが造形したヒロインのホリーがオードリーのイメージと異なっていたため、カポーティがその起用に不快感を示した事実が書かれている。したがって読者は、カポーティの書いた、奔放でいかがわしいところも備えたホリーを先入観なくつかみ直すと良いというのである。
 確かに、どういう女優で撮るべきだったか、どういう女優なら合っていたかを読後考えてみると、清潔さもあるモンローの性的アッピールもしっくりくる気がする、瞳の力には欠けるかもしれないが……。眼の力と調教されない野性味ならばナスターシャ・キンスキーも演れそうだった。ふっと、プライベートで辛いことがあった頃の宮沢りえの細面が浮かんだりもする。ただ、当時のハリウッドとファンの双方がオードリーというスターを求め、カポーティの原作を求めた――それが歴史的とも言えるタイミングであり結果だったのだろう。

 それから、村上春樹氏はカポーティにとっての『ティファニーで朝食を』を次のように位置づけている。弱冠24歳のデビュー作『遠い声、遠い部屋』で文壇の寵児となったカポーティは、30代半ばを前にして、もはや神童のまま感性に任せてすらすら物を書いて良い若者ではなくなっていた。彼は天衣無縫のイノセンスを手放しながら、感覚的描写を抑え、研ぎすんだ無駄のない文体を追求した……と。
 そして、ここに書かれたホリーというヒロインや「僕」というカポーティを思わせる語り手は、イノセンスのなかに生かされ、しかし、やがてイノセンスが失われていくであろうことをけとっている、というような解釈をしているようだ。
「イノセンス」という言葉で、カポーティが人物たちを通して表現しようとした「天然さ」「素朴さ」「野性味」を表現しているのだろう。それらは社会からのしつけに飼い慣らされない状態だと言えよう。

 完成度が高いという原文を日本語に置き換えた訳者であるから、文体を通したカポーティの作家としての脱皮、芸術家として立つプライドや成功しつづけることの野心などを読み取る。
 日本語を用意された私は、映像のなかの小悪魔的魅力をたたえたオードリーの愛らしさに比して、いくら大胆で型破りなホリーとはいえ、こうまで喋り言葉が崩れた感じなのだろうかを、ちょっぴり気にして読み進める。吉田健一がフォースター作品で試みたように、女性的な語尾を省き、さっぱりした文体を追求したやり方――そんな感じで、ホリーの物言いがほんの少しだけ少年のように響けば好ましかったかもしれないなどとも感じる。そうであれば、言葉遣いをそう気にせず、小動物を思わせる彼女の性質に、よりわくわくさせられそうなのだ。

 訳の言い回しはさて置き、ここに書かれているのは、社会でうまく生きていくために手放すイノセンスばかりではなく、身もふたもない言い方だが、うまく生きていこうとして適合が叶わない悲しさもあるのではないだろうか。
 納得できない自分の出自や経歴を隠し通すのが悲しいのは当り前の話だ。隠し通すことに加え、社交界なら社交界、田舎社会なら田舎社会を物ともしないかのように奔放にすり抜けて行くのがホリーである。
 奔放に振る舞うことで、回りとのバランスを計りながら存在価値を自他に認めさせること自体が悲しい。本来居るべき場所に自ら納得して居ることができるならば、人は回りとのバランスを計るような真似はしなくても良いからだ。「イノセンス」でも何でも、言葉にし得る要素を手放せば社会でしのいで行けるということはない。手放しても尚、安楽が得られないから人は死にたくなるまでに苦しむのである。

 一見天衣無縫に見えるホリーの奔放な性質は、イノセンスと呼ぶよりは、悲しみをはね返すための意地であり、ささやかなプライドであり、社交界という華やかな戦場を生き抜くための盾と言えるのではないか。そこに文壇の寵児となったカポーティという人が重なって見えるのである。
 映画で見られた華やかな視覚的要素や音の効果が消えた分、当然のことながら小説はひっそりと静まり返っている。そして、ホリーの発する言葉や、ホリーの他者との対応に注意が行く分、あまりにも無防備な野性味と、そこから発される体熱のぬくもりがじんわりこちらへ伝わってくるようだ。
 人の干渉を適当にあしらいながらすり抜けて行くような生き方は、見ていてとても格好が良い。しかし、40代、50代になってもまだ安住の地をこの世界のなかに見つけられず、すり抜けつづけているしかないのであれば、それは何と疲れること、何と辛いことであろうか。

「ティファニーで朝ごはんを食べるときにも、この自分のままでいたいの」(P63)長い台詞の間にはさまれるホリーのこの言葉――ホリーはそこに、静けさとつんとすました空気を求め、ひどいことが起きないことを求めていて、それこそ安住の地だと思い描いているのである。
「しかし、君。そこ、つまりティファニーは朝ごはんを食べたりギターを弾いたりする生活の場所ではなく、パーティー用の宝飾品を売っているところなのだよ」
 物語のなかのホリーと自分自身にそのように声をかけ、自分らしい自分として生きられる別の安住の地を探すように申し出る。そういうことができる人がいたとするならば、それはおそらくトルーマン・カポーティ、その人であったことだろう。

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紙の本

夢を見ても……いいよね。

2017/01/29 18:11

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:たけぞう - この投稿者のレビュー一覧を見る

強烈で、純真無垢で、天真爛漫で、無意識の上昇志向の持ち主。
とりとめのない表現になってしまいましたが、天性の傲慢さが放つ
愛くるしさに包まれた、実に個性的なホリー・ゴライトリーをめぐる
物語です。
駆け出しの女優という設定に対し、こんな表現で捉えようとする
自分に気づきます。でもまだ足りない、魅力を伝えきれない忸怩
たる思いが残ります。

主人公は「僕」で、ホリーからはフレッドと呼ばれます。
由来となったフレッドとはホリーの兄で、ただ一人の肉親です。
長く離れて暮らし、いまは軍隊にいます。

子どもの頃、母親が肺結核で死に、ほどなくして父親も同じ病気
で死にました。ホリーはフレッドとともにごろつきの家に拾われ、
二人で逃げ出し、ある農家にもぐり込み、十四歳のときにホリー
だけ逃げ出しました。絵に描いたような不幸な人生です。
しかし、いま目の前にいるホリーは、あっけらかんと自由に生きて
いるのです。

小説家志望の僕は決して裕福とはいえず、同じアパートに住む
ホリーの部屋も、いつもごみ溜めのように散らかっています。
それだというのに、ホリーは金持ちに粉をかけ、気を持たせ、
トイレに行く時にチップを五十ドルもねだり、帰りのタクシー代に
五十ドルを出させたり、男たちを振り回して生きています。
夕方に起きて朝に帰る生活は、夜の華そのものでしょう。

僕の心は、学校時代のある女の子との共通点を見出していました。
その子はガリ勉で、湿った髪に汚れた眼鏡で、レストランに行ったら
食べ物を栄養学的見地から分析しそうなタイプです。
ごちごちの現実主義者。
ホリーは救いがたい夢想家。
共通点はぶれない人格だということです。
天性の、何者にも侵すことのできない心の持ち主たちです。

自分が高校生の頃、ティファニーがブランド宝石店と知った時、
この本の題名を知っていたので同じ名前のレストランの話かと
思いました。
ある時ティファニーでの朝食の意味が、超上得意様にだけ
供されるスペシャルサービスだと知った時、金持ちの話だと
思いました。プリティ・ウーマンみたいな、アメリカンな小説を
連想して遠のきました。

まいりました。まったく想像していなかった物語でした。
天性の愛くるしさと人間の欲望の渦とのせめぎ合い、いつかの
未来を夢見るこころ模様の彩り。
悲哀と親愛と小憎らしさたっぷりの小悪魔の物語でした。

いままで読まずにいたなんて、本当にもったいなかったです。

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紙の本

映画であまりにも有名ですが、小説もいいですよ!

2016/01/31 09:06

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

この作品は、カポーティの中でも最高傑作だと思います。作家を目指す若者と同じアパートに引っ越してきた不思議な魅力をもった女性。若者は徐々にその女性に惹かれていきます。しかし、女性は自由奔放な生活を送り、何ともつかみどころがありません。アメリカの古き良き時代の自由さ、闊達さ、そこで、生きる人々を見事に描いた作品です。

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紙の本

彼女の感じた不安

2013/08/31 11:20

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:コーチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る

映画『ティファニーで朝食を』の原作。主人公のホリー=ゴーライトリーは、夜ごとのパーティーに浮かれ騒ぐ自由奔放な高級娼婦で、作家である私バスターとは、同じアパートの住人同士であった。彼女はしかし、ある不安をかかえていた。
 「...あなた、あのいやな赤を感じることあるでしょ。」
 「憂うつ(blues)のことかい。」
 「ちがうわ」彼女はゆっくり言った「憂うつは、太ったり、雨が続いたりするせいで起きるものよ。悲しい、それでおしまい。だけどいやな赤はひどいの。恐ろしくって、死ぬほど汗が出るけど、何が恐ろしいのかわからない。ただ何か悪いことが起こりそうなのに、それが何なのかがわからない。そういう気分、味わったことある?」
 「しょっちゅうあるよ。ある人はそれをAngst(ドイツ語で“不安”)と呼ぶけど。」
 彼女がこの「いやな赤」を癒すために行く場所、それがティファニーである。
 「そうすると、すぐに心は落ち着くの。あの静けさと堂々とした雰囲気でね。あの立派なスーツを来た親切な人たちを見たり、銀やワニ革のいい匂いをかいだりしていると、悪いことなんか起きそうもない気がするの。だから私をティファニーにいるような気分にしてくれる本物の生活のできる場所が見つかりさえしたら、私は家具でも買って、この猫に名前をつけるの。戦争が終わればもしかして私とフレッドは...」
 猫とは彼女の飼っている猫のこと、フレッドとは軍隊にいる彼女の弟である。やがて彼女のもとにフレッド戦死の知らせが届く。愛する弟を失った彼女は、いきあたりばったりに大富豪に近づくようになる。そんな彼らの一人と結婚をして裕福な生活を送るために飛行場へ向かう彼女は、その途中でかわいがっていた猫を捨ててしまう。そして、すぐに後悔をするが、猫は見つからない。
 「私、なんだかとっても怖い、バスター。そう、いよいよの土壇場に来てね。だってこれは永遠に続くかもしれないから。失ってみてはじめて、何が自分のものなのかがわかるなんて。あのいやな赤も、デブ女も何でもなかった。だけどこれは...」
 猫を捨てたときに彼女が感じた喪失感は、自分にとって一番大切なものを失ったときの喪失感といってよいだろう。最も大切なものを失ったとき、人は初めてその存在に気づく。彼女が感じていた「いやな赤」とは、そのときは知らなかった最も大切な何かを失うことへの不安であったといってよいだろう。ティファニーに行くことで、彼女はそれを束の間でも忘れられ、安心感を得られたのだった。
 映画では、束縛を嫌う自分が、実は自分自身から逃げてばかりいる臆病者だと気づかされたホリーが、猫を見つけ出し、バスターと抱き合い、ハッピーエンドとなる。だが、原作では、そのまま彼女は南米へと飛び立つ。そして今はどうやらアフリカにいて、あいかわらず自由奔放な人生を送っているらしい。物語は、大切な弟と猫を失い、世界を飛び回っている彼女の内面についてはいっさい語らず、次のような言葉で終わっている。
 「アフリカの掘立小屋だろうがなんだろうが、ともかくホリーにもどこか安住の地があってほしいもんだ、と私は心に祈った。」

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紙の本

かつてこの作品を読まれた方も是非手に取って欲しい、なぜなら村上氏の斬新な新訳により忘れつつある青春が蘇ってくるからである。

2009/05/04 14:37

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:トラキチ - この投稿者のレビュー一覧を見る

村上春樹訳。
オードリー・ヘッブバーンによる映画化で有名なトールマン・カポーティの代表作。
さて、以前滝口龍太郎訳で読んだのは25年ほど前であろうか。
その時は映画と比べて読むことは出来なかったのであるが、今回はそこをポイントにして読んでみた。
大筋は同じであるが、やはり映画はロマンティックラブストーリー、小説は生きざまを問う作品となっている。

村上氏が打破したかったのは、やはり映画でのヘッブバーンのイメージ。
それは訳者あとがき“『ティファニーで朝食を』時代のトルーマン・カポーティ”を読んでいただけたらよくわかります。
村上氏にとっては著者をかなり擁護している節があり、それがわれわれ読者にも伝わってくるのである。
私としてはこのあとがきの熱さは本文より面白く読めた。
おそらく私だけじゃないとは容易に想像できるのであるが・・・

実際、村上氏が翻訳することによりかなりの人が本作を手に取ったはずである。
私も以前瀧口直太郎訳で読んだ記憶があり、そして映画も観たのであるがその差異等に興味もなかった。
村上氏の意図はヘッブバーンのイメージだけがずっと残っている悔しさを本作の翻訳で晴らした形であろう。

話の展開的には結構読ませてくれます。
映画のようにある程度わかりきったエンディングじゃなくて、余韻を残すというか読者の想像に訴えた部分が大きいんじゃないでしょうか。
村上氏は“イノセンス”という言葉を多用して使っている。

主人公のホリー・ゴライトリーも語り手の“僕”も映画の俳優のように華やかでないのだ。
ただ、映画よりもずっと奔放でありそこが人間らしい。
少なくとも語り手の“僕”は作者カポーティの分身のように感じて村上氏は訳されているのであろう。

本作はいわば、カポーティへの敬意の表れとしての情熱あふれる翻訳であったと言えよう。
私自身、カポーティの全体像をおぼろげにしかつかんでないので、断言はしにくいが作者にとってホリーは理想に近い女性だったのであろうと感じる。
初めはしたたかさばかりが目についていくのであるが、やはり象徴的なのは猫を置き去りにするシーンでしょうね。
これはホロっとしました。

村上氏のやさしくてお洒落な訳文。
読者は村上氏にエスコートされ、そしてヘッブバーンじゃなく本の中のホリー・ゴライトリーに酔いしれれば読書の醍醐味を味わったこととなる。
それはまるでホリー・ゴライトリーがティファニーの店の中を闊歩して歩いている姿のように感じるのである。

さあ、あなたも映画では味わえないあの頃を蘇らせてください。
たまにはセンチメンタルな気分に浸るのもいいかもね。

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紙の本

新鮮です

2017/08/08 20:14

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:k - この投稿者のレビュー一覧を見る

映画でみた場面を
活字から自分で想像し、確認しながら
楽しんでみました

一昔前前の本も、ある意味新鮮です

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紙の本

カポーティ×村上春樹

2017/07/30 10:37

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:オオバロニア - この投稿者のレビュー一覧を見る

有名な表題作「ティファニーで朝食を」を含む4作品を収録した中編集。
限定カバー発売を機に買ってみました。

なんといっても表題作が良かったです。一昔前のアメリカ文化を象徴する物語の背景は高揚感と退廃的な雰囲気を含んでいて、非日常的な世界の中で生きていたいと願う登場人物の浮遊感と村上春樹訳の訳が合う(浮世離れ度合いが近いのかも)。

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強くあろうとする女

2013/09/26 23:03

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:英現堂 - この投稿者のレビュー一覧を見る

『ティファニーで朝食を』。
オードリー・ヘップバーンの映画もちゃんと見てないが、なんとなくオシャレな話かなと思っていたら、そうではなかった。主人公のホリー・ゴライトリーは奔放と言うか、波瀾万丈と言うか、孤独と言うか、つっぱってると言うか、戦ってるなあという感じがする。後悔もするが、自分で切り開いている。強くあろうとする女だ。そこがいい。

『花盛りの家』のオティリーも戦うぞ。
売れっ子の娼婦であったが、花盛りの家に嫁に行く。だがそこの姑にいやがらせをされるが怯まずに戦う。娼婦の仲間が連れ戻そうとするが思いとどまる。

『ダイヤモンドのギター』。
囚人農場にキラキラにデコされたギターを持った新人がやってきた。一目おかれた囚人シェーファーと共に脱走を試みる。だがシェーファーは途中で倒れ置いてきぼりになる。

『クリスマスの思い出』。
20年以上も前、当時7歳であった僕と親友であった60過ぎのいとこのおばさんの友情物語。2人でフルーツケーキを作り、クリスマスツリーを切り倒してきて飾った思い出話。子供のような彼女がかわいらしい。

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2014/12/26 13:08

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2013/12/28 14:03

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2011/03/28 02:20

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2016/04/17 16:06

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2013/08/09 17:23

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2009/01/05 21:31

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2009/04/20 23:55

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