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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2009.1
  • 出版社: 集英社
  • サイズ:20cm/259p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-08-771276-6

紙の本

魚神

著者 千早 茜 (著)

生ぬるい水に囲まれた孤島。ここにはかつて、政府によって造られた一大遊廓があった。捨て子の姉弟、白亜とスケキヨ。白亜は廓に売られ、スケキヨは薬売りとして暗躍している。美貌の...

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魚神

税込 1,540 14pt

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商品説明

生ぬるい水に囲まれた孤島。ここにはかつて、政府によって造られた一大遊廓があった。捨て子の姉弟、白亜とスケキヨ。白亜は廓に売られ、スケキヨは薬売りとして暗躍している。美貌の姉弟のたましいは、惹きあい、そして避けあう。ふたりが再び寄り添うとき、島にも変化が…。第21回小説すばる新人賞受賞作。【「BOOK」データベースの商品解説】

【小説すばる新人賞(第21回)】【泉鏡花文学賞(第37回)】生ぬるい水に囲まれた孤島。ここにはかつて、政府によって造られた一大遊廓があった。廓に売られた白亜と、薬売りのスケキヨ。美貌の姉弟のたましいは、惹きあい、そして避けあう。ふたりが再び寄り添うとき、島にも変化が…。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

千早 茜

略歴
〈千早茜〉1979年北海道生まれ。立命館大学文学部卒業。長編の処女作となる「魚神」で第21回小説すばる新人賞を受賞。

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評価内訳

紙の本

日本であって、日本ではない、そんな不思議な世界が連想させるのはハリウッド映画の『SAYURI』。一部の人には「あれは日本ではない」と貶されたけれど、もしかするとあれこそ外国人にとっての日本かもしれない、そんな世界。千早が描くのは、そういう幻想的な世界でも哀しくも切ない恋・・・

2009/08/13 18:38

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

宇野亜喜良の絵が自分の本のカバーを飾る、それだけで作家さんは得したような気になるんじゃないでしょうか。私にしても、宇野のイラストを見なければこの本に手を出したとは思いません。とはいえ、タイトル「魚神(いおかみ)」は魅力的、これで角背の暗めの色のカバーだったら、てっきり嶽本野ばらの新作、って思ったことでしょう。ちなみに装丁は、松田行正ではなくて名久井直子。

で、嶽本野ばらの雰囲気は単に外面だけのことではなくて、内容もそれに近いものだとは読んで気づいたこと。出版社はこの本についてHPで
            *
生ぬるい水に囲まれ、遊女屋が軒を連ねる孤島。美しき捨て子の姉弟・白亜とスケキヨは、互いのみを頼りに生きてきた。離れ離れの姉弟をはじめ、人々の情念と島の伝説が織り成す、新感覚幻想小説! 第21回小説すばる新人賞受賞作。

美貌の姉弟のたましいは、惹きあい、そして避けあう。
ふたりが再び寄り添うとき、島にも変化が…。
            *
と紹介しています。いやはや、私の心をもっとも擽る美貌の姉弟という近親相姦ものです。ストーリーもそれに相応しく暗く官能的で背徳の臭いがプンプンするもので、これは文章ともども読んで確認してもらうしかありませんが、最近流行の会話主体のスカスカなものではなく、文それ自体が瘴気を発するような独特のもので、異端ではあるかもしれませんが文学派、耽美派の流れを汲むものではあります。

美貌の姉弟というのは、白亜とスケキヨです。正直、スケキヨっていう名前は何とかならんのか、とは思いますが意図があってのことでしょう、気になる、とだけ書いておきます。姉の白亜は捨て子で、美貌で何物にも動じないことから、周囲の反発を買います。そしてその美貌ゆえに郭に売られるのですが、彼女の毅然とした姿に惚れ込む男も上客が多くつき、売れっ子になります。

彼女についた乗客というのが佐井です。彼のことを白亜と同じ遊女である新笠は「スケキヨに似た匂いを持つ」といいます。やさしい美男の上品な客で、彼は白亜をあくまで一個の人間として扱います。佐井と似ていながら、反対の位置にいるのが蓮沼で、スケキヨに似たクールさを持つ、一種のヤクザで周囲からは恐れられていますが、強気の佐井とどこか気が合います。

弟のスケキヨも勿論、捨て子です。姉譲りの美貌ではありますが男であることや、そのわりに体が小さいことから苛められっ子でした。そんな彼を守るのが、気の強い姉の白亜で、その後、薬草を扱うことを覚えますが、捨て子ゆえ、そしてその美しさ故に姉同様の扱いを受けます。

そのスケキヨに病気を治してもらったことから彼を慕うようになった男が蓼原で、彼は後々までもスケキヨに付き従うことになりますが、それは決して恋情といわれるものではなく、あくまでも恩を感じてというところが、心地よいものです。これに新笠のおつきの少女・ハナ、白亜、新笠などを抱える楼の主・胆振野が絡んで緊張の糸がピンと張った物語は展開します。

第二十一回小説すばる新人賞受賞作で、初出は「小説すばる」2008年12月号(抄録)。小説すばる新人賞の中でも、異色の作品かもしれません。これであれば日本ファンタジーノベル大賞をとってもおかしくない、そういうレベルの作品で、もっと読まれるべきものでしょう。雰囲気でいえば、ハリウッド映画の『SAYURI』でしょうか。外国人監督の目にとまって映画化されれば、さぞかし評判になるでしょう。色々な意味で次作が楽しみです。

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紙の本

新しい神話を構築する力

2009/03/24 16:16

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:かつき - この投稿者のレビュー一覧を見る

架空の島を舞台に、捨て子の姉弟の一体感を肉感的に、
そして精神的に描き出した意欲作です。

神話の「白亜」のぬめぬめ感と妖しさが物語全般を多い、
世界構築の見事さにぬめぬめと引きずり込まれ、
物語に閉じ込められるような窒息感と妙な安堵感が漂います。

描写やキャラクターは類型的で、
遊郭も江戸時代を引きずっていて幻滅
(もう少し想像力を発揮してほしかった)、
物語はややご都合主義で、矛盾もあるのですが
それを凌駕する魅力にあふれています。

一方的にファンタジー世界に寄りかかるのではなく、
著者が主人公たちを自立させ、
一貫して「彼らの水」のなかに溶け込ませています。

生きる術をそれぞれが持っており、そこに充足感などは不要で
ただ生きることだけが目的化しているのがいい。
二人を最後まで再会させない展開も緊張感があり、哀しい。
そして二人を安易に殺さなかったことに、書き手としての力量を感じます。

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紙の本

一気に読んだ

2010/03/05 13:07

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:坂田チップス - この投稿者のレビュー一覧を見る

 読みはじめると、休憩ができなくなった。構築された世界にひきずりこまれて、ページをめくり続けていた。湿り気や匂い、空気みたいに形のないものがとてもうまく表現されている。
 掲示板で噂になっていた著者なので非常に気になっていた。読んでみると、エンターテイメントとしておもしろく、なるほどと納得した。
 世間から隔離された島で、身を寄せ合って育った姉弟が、売られて離れ離れになってしまう。成長した弟が人殺しの容疑をかけられ、事態は急展開をみせていく。
 読み終わって、ふっと一息ついた。なのに、まだ胸の奥に濁った水が流れているような気がするのは、どうしてなんだろう?
 

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2009/02/06 00:31

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2009/02/12 01:02

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