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  • カテゴリ:中学生 高校生
  • 発行年月:2008.12
  • 出版社: 理論社
  • サイズ:20cm/234p
  • 利用対象:中学生 高校生
  • ISBN:978-4-652-07840-2

紙の本

この世でいちばん大事な「カネ」の話 (よりみちパン!セ)

著者 西原 理恵子 (著・装画・挿画)

「働く」はもっと、「しあわせ」につながっていい。だから、歩いていこう。自分の根っこを忘れないために。「貧乏」は、札束ほどにリアルだった…。切れば血が出る、読めば肉となるサ...

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この世でいちばん大事な「カネ」の話 (よりみちパン!セ)

税込 1,430 13pt

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商品説明

「働く」はもっと、「しあわせ」につながっていい。だから、歩いていこう。自分の根っこを忘れないために。「貧乏」は、札束ほどにリアルだった…。切れば血が出る、読めば肉となるサイバラの物語。【「TRC MARC」の商品解説】

目次

  • 第1章 どん底で息をし、どん底で眠っていた。「カネ」がないって、つまりはそういうことだった。
    • 生まれる場所を、人は選ぶことができない。
    • だとしたら、ねえ、どう思う?
    • 人って、生まれた環境を乗り越えることって、本当にできるんだろうか。
    • 「カネ」はいつも、魚の匂いがした/新しい町、新しい「お父さん」/オカマのリョウくんと観た映画/戦場みたいな家、盗むか死ぬかの子どもたち/「暴力」と「貧困」が居場所を奪う/町から出て行く女の子、町にとどまる男の子/何にもなくても、認められたかった。何にもなくても、好きになってほしかった。/真夜中のドーナッツ/お父さんが、行ってしまった日/子ども時代の終わりに
  • 第2章 自分で「カネ」を稼ぐということは、自由を手に入れるということだった。
    • 「最下位」の人間に、勝ち目なんてないって思う?
    • でもね、「最下位」の人間には、「最下位」の戦い方ってもんがあるんだよ。
    • 高校を退学になった女の子/「お前は世界でいちばんいい子だ」/自分を守るために噓をつく大人たち/めざすは、ヘタウマのイラストレーター/手には、なけなしの百万円/上京。そして、デッサンの日々/「寝たきり浪人」と、こってりワル汁/最下位による、最下位からの戦い方/予備校生の売り込み屋/下請けの下請けは、ノーギャラだった/プライドでメシは食えません/エロ本。「何でもアリ」のワンダーランド。/天賦の才能よりも「サービス精神」/他人が、キミのことを教えてくれる。/捨てた故郷がわたしにくれたもの/「カネ」を稼ぐこと、「自由」になること
  • 第3章 ギャンブル、為替、そして、借金。「カネ」を失うことで見えてくるもの。

著者紹介

西原 理恵子

略歴
〈西原理恵子〉1964年高知県生まれ。武蔵野美術大学卒業。大学在学中に「ちくろ幼稚園」でデビュー。「ぼくんち」で文藝春秋漫画賞、「上京ものがたり」「毎日かあさん」で手塚治虫文化賞短編賞を受賞。

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書店員レビュー

ジュンク堂書店舞子店

カネのはなしは西原さ...

ジュンク堂書店舞子店さん

カネのはなしは西原さんの生き方に
つながっていきます。
お金は働けることや働ける場所があることに感謝しながら、自分で稼ぎなさいと強く言ってくれます。
なぜ 感謝しなければならないかも。

この本を小、中学生が読んだらどう感じるのでしょうか。
今までとは全く違う視点から、お金について考えてくれるのではと期待します。


                    児童書担当  山下

みんなのレビュー309件

みんなの評価4.0

評価内訳

紙の本

かあさん漫画家サイバラが語る「カネ」と「世界」の真実。「最下位には最下位の戦い方ってもんがある」!

2012/05/18 02:40

28人中、28人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:しのはら - この投稿者のレビュー一覧を見る

理論社のヤングアダルト向け人生指南書「よりみちパン!セ」シリーズの一冊。
無頼な「かあさん漫画家」西原理恵子さん(以下サイバラ)が語る、とてもリアルな『カネ』の話。
総ルビで、親しみやすい話しコトバではあるけれど、大人たちにも、ぜひ読んで欲しい一冊。

 読者の皆さまならご存知のように、サイバラはなかなかの苦労人。
貧困と暴力の支配する環境で育ち、継父はギャンブルの借金から自殺。
知恵と根性で這い上がり、漫画家として成功したのもつかの間、夫のアルコール依存症が原因での離婚。病を克服しての復縁。しかし、ガンによる死別。
そして、続いていく、二人のお子さんたちとの生活。亡き夫と、お子さんたちと、日本を飛び出しては見て来た「世界」の形・・・。
仕事として、各種ギャンブルもFX(外国為替証拠金取引)も自腹で経験。

 彼女ほど、カネのない事の悲しさと、カネというモノの持つ怖さと、カネを稼げる事の喜びを知っている人はいないでしょう。
机上の経済理論でも一攫千金の儲け話でもない、人が生きて、生き続けて行くための、リアルな『カネ』を語るのに、これほど適した人物はいません。  

 この波乱万丈の人生を、決してお涙頂戴ではなく、非常にクールに客観的に分析し語っておられるのに、私は、後半、泣けて泣けて仕方がなかった。 
この世界の真実を、突き付けられる感じがして。
でも、その「真実」は悪い事ばかりじゃない。
パンドラの箱の底に残った、たった一つの、しかし力強く輝く「希望」のように、サイバラは大切な事を教えてくれる。

 いま、『カネ』の事に悩んでいる人が、たくさんいる。
勝ち組み負け組だの、経済の二極化だのいわれているけれど、家柄や財産がなくっても、ゼロから這い上がる方法はある。
「最下位には最下位の戦い方ってもんがある」のだ。

 「これは絶対、こども(小学校高学年)にも読ませよう」と、声を掛けてみた。すでに「毎日かあさん」をはじめ、サイバラ本は何冊か読ませている。
「『毎日かあさん』の人が、おカネについての本を書いたよ。面白いよ~」
「うん、(他の漫画で)『カネがないのは首がないのと一緒や~!』って言ってた人だよね」
・・・そう、その人だよ・・・(^^;)

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紙の本

「カネ」に関するさまざまな智慧が詰まった一冊

2008/12/14 04:58

24人中、24人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:まむ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 この本は、漫画家・西原理恵子の「カネ」をめぐる自伝的性格の強いエッセイである。

 西原が人生を語ろうとするとき、「カネ」を中心に考えざるを得ない。世の中(社会)が、「きれいごと」では済まされないこと、またハウツーもののお金の話とは全然違う、「カネ」で得た「知恵」を子どもたちに語るようにおしゃべり口調で語っている点が読みやすくすぐれている。またそこが本に説得力を与えている。子ども向けに書かれた本ではあるが、大人が読んでも非常におもしろく、ためになり、またサイバラファンが読んでも西原の自伝的要素が強いので、楽しめる一冊だ。

 自分の子ども時代のことから、自分が美大の予備校時代から出版社に営業に回ったこと。エロ本のカットを書くところから始まり、漫画家として自立していく過程。また今は亡き夫の鴨志田穣と回ったアジアの地域の子どもの「カネ」と「働く」という関係と生活状況。またバングラデッシュのグラミン銀行のことにいたるまで、語られている。

 自分のことを語りながらも、世界にも目を向けており、日本社会のことだけを語っていない点がすぐれている。日本社会を相対化して見ている点が考えさせられるところだ。日本における若者の「働く」ということに関してだけでなく、世界はどうなのか、という視点からも語られているため、日本はまだまだ恵まれた環境にあるのだ、ということを再確認させられる。

 「カネ」を中心に、「働く」ことや「自分探し」ということを突破できるのではないかと西原は考える。今、「何のために働くのか」「自分は何がしたいのか」「働くとはどういうことなのか」ということに悩んでいる人に本書を読んでもらいたい。「カネ」を中心に考えることによって、「働く」ことへのヒントや智慧がたくさん詰まっている。

 あとがきで西原はこう言っている。 
 「働くことが希望になる――、人は、みな、そうあってほしい。これはわたしの切なるねがいでもある。/覚えておいて。どんなときでも、働くこと、働き続けることが『希望』になる、っていうことを」(p.235)。

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紙の本

サイバラの強さと優しさ

2009/02/12 22:02

14人中、14人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:カフェイン中毒 - この投稿者のレビュー一覧を見る

著者が、波乱万丈な人生を生きてきたのは周知の事実で、
特にお金で苦労したというのも、ぼんやりとは知っていました。

彼女いわく「なまぬるい展開やご都合主義のハッピーエンドで」人の心は動かせないせいか、
大人向けの本ではないのに、赤裸々に「カネ」について語られています。

貧困と暴力の関係、それらによって居場所がなくなってしまう子供たち。
そしてなにより恐ろしい、負の連鎖。

実際、貧困から抜け出そうとするのは、思っている以上にむずかしい。
最下位からどうやって這い上がるか、ただの理想論などではなく、
彼女自身の経験を惜しみなく披露してくれます。

サービス精神のなせる業か、どんづまりの状況でも淡々と語られ、けっして説教にならないのが素晴らしい。

人生を語らせたら、大人というのはどう意識していても、
年若い相手に、余計なひと言を加えてしまいがちです。
下手をすると不幸自慢が匂う可能性もあるような状況で、
彼女が与えてくれるのは、こちらが反発も卑屈さも味わう必要のない、
頭にも心にもスルスルと入ってくる言葉でした。

ほとんどゼロから始まって、自力で這い上がり、あぶく銭について考え、
大金を失い、それでもしっかり生きていられるのは、
彼女が「カネ」の必要性、怖さともに知り抜いているからなのでしょう。

子供向けというのもあるのでしょうが、あくまでも語り口はやさしく、
といって絵空事に逃げてなどはいません。
事実から浮かび上がる問題点を指摘し、それを回避(もしくは解決)するための手段を講じ、
その視点は世界の貧困へも移っていきます。

とても平易な言葉でつづられたメッセージに、気がついたら涙が溢れていました。

「お金には、そうやって家族を、嵐から守ってあげる力もあるんだよ。
いざというとき、大切な誰かを安心な場所にいさせてあげたい。
そう思うなら、働きなさい。働いて、お金を稼ぎなさい。そうして強くなりなさい。
それが大人になるっていうことなんだと思う。」

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紙の本

カネについて考えることすごく大事なことだ!

2009/07/20 12:07

9人中、9人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:サトケン - この投稿者のレビュー一覧を見る

 カネについて考えることすごく大事なことだ、と私はつねづね思っている。

 しかしそういうことを口に出すと、すべてをカネ、カネで考えるイヤなヤツだという誤解を与えてしまうこともあって残念だ。
 そんな誤解に苦しむ人にも、カネの大事さを身にしみて知り尽くしている漫画家サイバラのこの本を読むことをすすめたい。また読んでからぜひいろんな人にも推薦してほしい。
 カネになる漫画を書くことで、貧乏の「負のループ」から抜け出すことに成功したサイバラは、私なんかよりもはるかにうまく、具体的に説明してくれるはずだから。

 本田健の「小金持ち」とは趣が大きく異なる語り口だが、いわんとすることは同じである。
 カネを稼ぐということは、男女を問わず、人間として自立することだ。
 カネに使われないようカネを使うこと、つまりキチンとした金銭感覚をもつことは、人生そのものなのだ、と。

 サイバラはこの本の最後のほうで、マイクロクレジットによって貧困層の自立を支援している、バングラデシュのグラミン銀行の話を書いている。サイバラがねーというかんじもしたが、いやいやよくぞ触れてくれた、と思いたい。
 ところで、在日バングラデシュ人の起業家ユヌス・ラハマンも 『おカネを取るヒト 取られるヒト』(H&I、2005)という本で、カネの重要性と人間の生き方について書いている。
 これらすべてに共通するのは、人間としての「自立」そして「自律」である。

 「ロスジェネの叫び」が最近かまびすしいが、人間として生きる以上、「食わせろ」と声を大にする前に、道を開いて自分で食っていかねばならないのではないか?
 世界の最貧国出身のバングラデシュ人にできて、なんで日本人にできないというのだ!

 サイバラの漫画は絵がキタナイし、フキダシに手書きで文字がギッシリ書き込まれているから読みにくくてキライだ、という人には、「この本は漫画じゃなくて、活字がキチンと整列した単行本ですよー」と伝えておこう。

 とくに若い人たちに薦めたい本だ。若い人たちからこれ以上泣き言は聞きたくないから。

      

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紙の本

ガツン!ガツン!と衝撃を受けた、すんげえパワフルな一冊

2009/02/07 20:22

9人中、9人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:東の風 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 「最近よく売れているベストセラー」てことで天邪鬼な私は敬遠していたんだけれど、こうして手にとって読んでみて、本当によかった。著者が自分の生い立ちや、今までの人生体験を踏まえて語る赤裸々な話、「カネ」をめぐる話の数々に、ガツン!ガツン!と衝撃を受け、あちこちでぞくぞく、ドキドキしてしまったからね。すんげえパワフルな力が満ちていて、若いうちにこれ読んどくとためになるよなあって、そういう本でした。

 著者の自筆でバシッ!と紹介されている「もくじ」の各章の長いタイトル、それを目にしたところから、本書が放つ「本気」のオーラにたじろぎ、「おっ! 面白そうじゃん」と感じていましたね。

 で、第1章【どん底で息をし、どん底で眠っていた。「カネ」がないって、つまりはそういうことだった。】の最初のほう、著者の子ども時代の体験を記したなかに、<ロビンソン・クルーソー! 甘い。甘すぎる・・・・・・。「漂流」っていうなら、うちのほうがよっぽど「漂流」してんだよ、ふざけんなって思ったよね>(p.22)て件りがあります。「本音でバンバン語っていくかんね!」って、著者の気合いがあふれているその辺から、ぐいぐいと本書の中に引っ張り込まれていました。

 身にしみる言葉が色々あったなかでも、次の言葉には「なるほど」と、思わず頷かされる力がありました。キラリと光るものがありました。
<「どうしたら夢がかなうか?」って考えると、ぜんぶを諦めてしまいそうになるけど、そうじゃなくって「どうしたらそれで稼げるか?」って考えてみてごらん。そうすると、必ず、次の一手が見えてくるものなんだよ>(p.93)
<自分の中の「ダメなところ」を、そんなに恥じることはないんだよ。肝心なのは、だめになったら、そこからどう切り返すかなんだから。どうやったら、そこで「自分なりの次の一手」を打てるかなんだからさ>(p.193)

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紙の本

希代の漫画家サイバラが語る「カネ」の話。

2009/02/17 16:21

8人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ちひ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 西原氏には、かつて隔週刊の麻雀マンガ雑誌に連載された『まあじゃんほうろうき』という作品がある。賭け事が禁止されているはずの日本で、堂々と賭け麻雀をやり、堂々と負け(というか読んでいるこちらが本気で心配するほど負け続ける)、その顛末を堂々とマンガでおもしろおかしく紹介する。笑えない水準の負けこそが強烈なネタとなる。「他人の不幸は蜜の味」という言葉があるが、まさにアレなのか。わけがわからないくらい笑える。絵は汚い。字もうまくない。言葉使いも下品。やってることも格好悪い。でも激烈に面白い。
 
 タイトルだけは『麻雀放浪記』のパロディだが共通項は「賭け麻雀」だけである。でもカネを軸に人生を「麻雀」で「放浪」する西原氏の「記」録であるのは間違いなかった。
 
 その後、氏に『ちくろ幼稚園』というマンガがあるのを知り、読んだ。可愛らしい絵なのにえげつない。でも温かい。「ただ者ではない」と思った。やがて氏の最高傑作とも言われる『ぼくんち』にも出遇えた。
 
 一連の作品を眺めて不思議に思う。「この人、何なんだろう? なぜこんなふうに描けるのだろう? 冷めた中に底知れぬ暖かさがある、この心地よい違和感は一体なに?」
 
 その謎がこの本を読むことで氷解していった。最貧層を描いた『ぼくんち』は氏にとって他人事の世界ではなかった。なるほど、人は環境とその人のポテンシャルの相乗効果によって作られていくものなのだ。
 
 西原氏の底知れぬ魅力が裏打ちされる本である。かつ、カネとの付き合い方・スタンスの取り方、職業その他について考えるために、幅広く意義のある一冊。

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紙の本

中学生から就活中の大学生、そして仕事に悩める社会人にお勧め

2009/07/18 12:11

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:yukkiebeer - この投稿者のレビュー一覧を見る


 私の好きな西原理恵子の本だという一点だけで手にしたところ、年端のいかない誰かに語りかける文章を目にして、一体全体誰に向かって筆がとられた書なのかといぶかしんだものです。
 実はこの本は「中学生以上すべてのひとの よりみちパン!セ」という叢書の一冊。「寄り道は、ハッピーに生きるための近道」という謳い文句にあるように、「学校でも家でも学べない、キミが知りたい、リアルでたいせつな知恵が満載!!」という叢書だそうです。

 実に平易な文章で綴られていますが、内容が幼いということは決してありません。大人だってお金のことはわかったようでわからない代物です。多くの大人が、あれほどまでにお金で人生を狂わせる事件が跡を絶たないのですから。

 そしてこの本の枢要な点は、「人生で何をしたらよいのかわからなかったら、どうやったら金を稼げるのかという視点にたって自分の人生を見つめ直して見ること」。お金のことを語るのはハシタナイこととされる社会だけど、「お金にならなくてもいいじゃないか」と言っている間は「夢物語」で終わってしまうことも少なくない。いっそのこと、どうやったら稼げるのか、そのために必要な努力や工夫は何なのかと考えると、やりたいことがどんどん現実味をおびえて見えてくる。そのことを西原は自らの苦労話とともに鮮やかに語ってみせます。

 そして「自分が稼いだこの「カネ」は、誰かに喜んでもらえたことの報酬なんだ。そう実感することができたら、それはきっと一生の仕事にだって、できると思う。」(199頁)
 私も時に自分の仕事に疑問符を感じることがありますが、この西原の言葉に背中を押され、まんざら私の仕事も悪くないなという気持ちになりました。

 なお、この本が気に入ったという読者には、下記の書もお奨めしておきます。
 島田 紳助 「ご飯を大盛りにするオバチャンの店は必ず繁盛する―絶対に失敗しないビジネス経営哲学 (幻冬舎新書)」

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紙の本

お金に関するこどもさん向けの教育本です。

2009/06/03 22:15

11人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:kumataro - この投稿者のレビュー一覧を見る

この世でいちばん大事な「カネ」の話 西原理恵子(さいばら) 理論社

 作者の幼年時代の様子は、わたしの幼き頃と重なります。父親がお酒飲みで暴れん坊、かつ死んでしまった。お金がない、海岸そばでの生活、荒っぽい人間関係、それらの出だしは、「東京タワー」リリー・フランキー著とか、「ゆっくり歩け、空を見ろ」そのまんま東著と同様、同世代に共通するせつない体験と思い出でもあります。
 作者の四国高知県での生活を「八日目の蝉(せみ)」角田光代著に登場する誘拐された乳児で、誘拐犯人の女性に育てられる女児「薫さん」に重ねて読んでみました。しっくりきます。
 30ページまできて、この本は、小学生・中学生に向けて書いてあると気づきました。お金がないとかお金を失うという記述は、気持ちが沈みこんでいく内容です。作者は生活歴をさらけだしています。わたしも子どもの頃は、ひどい貧困生活をおくっていましたが、作者はもっとひどい暮らしを体験しています。話し言葉による記述は読みにくいので、頭の中で書き言葉に変換しながら読み続けました。
 人を死なせないために必要なことは、「ほめる」「励ます」という行為であることがわかります。
 作者は10年間で5000万円をむだに失うダイナミックなお金の使い方をしています。それを聞いてほっとした気持ちになって救われました。わたしは30年間ぐらいで1000万円ぐらいをむだに失いました。たいしたことはないようです。
 177ページにある九州の炭坑の記事とか、土方(どかた)仕事で使う三輪車を「ネコ」と呼称するお話はなつかしい。わたしも高校生の頃、アルバイトで、日給2800円の土方をしていて、三輪車であるネコにコンクリートミキサー車から生コンクリートを流し込んでもらって、建築現場で運んでいました。
 後半まできて、お説教ぽいかな、と思いました。
 読み終えてみて、こどもさんにお金の話をするにあたって、なにかしら物足りません。恐れ多くも、そのひとつとして、付け加えさせていただきます。「貧困から脱出するてっとりばやい方法は、勉強することです。」本を読みましょう。

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紙の本

この世でいちばん大事な「カネ」の話

2009/04/05 12:07

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ぴろきち - この投稿者のレビュー一覧を見る

人生の成功哲学を感じられる一冊。知識でなく、著者にとって経験してきたことなのがすごいところ。一人称で読んでも、二人称で読んでも深い。非常にためになるが1回読めばいいかも。実体験ばかりなのに、本の発行所が「理論社」とはいったい・・・。最終章はボクがムリして海外旅行に行く理由と似ていた。

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紙の本

サイバラ作品の根源がわかる字ばかりの本

2009/03/09 03:17

8人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ふるふる - この投稿者のレビュー一覧を見る

以前読んだ著者が麻雀をやっている漫画に、ちらちらと著者のスナップ写真が出ていた。結構かわいい女性だった。作品の中でのすごい麻雀生活とのギャップを感じた。

この作品には著者の写真は出ていないが、本のカバーの内側に描かれている女性のような人だった。

この本を読むと、そのような著者の行動が少し理解できるように思う。とても大変な子供時代を送っている。

それだけに、読んだあとに楽しいとかさわやかな気分になるような本ではない。

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2009/02/13 09:04

投稿元:ブクログ

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2009/01/22 03:41

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2017/02/05 22:30

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2009/03/25 10:27

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2009/01/20 10:38

投稿元:ブクログ

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