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商品説明
ダ・ヴィンチが残した飛翔機械の絵、デカルトが考えた人体の仕組み…。科学者や技術者が描いたさまざまな図像・かたちが、科学技術発展の歴史の中で果たした役割を解き明かす。『UP』誌連載の記事に加筆し単行本化。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
橋本 毅彦
- 略歴
- 〈橋本毅彦〉1957年東京都生まれ。ジョンズ・ホプキンズ大学Ph.D.取得。東京大学大学院総合文化研究科教授。著書に「物理・化学通史」「遅刻の誕生」「〈標準〉の哲学」など。
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紙の本
基本的には過去に描かれた図像から産業・技術・科学に係るものを集めた本であるが、その画(図像)自体が当時の科学・技術の認識を示しているものである点で興味深い。
2016/11/15 23:10
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投稿者:ナミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
基本的には過去に描かれた図像から産業・技術・科学に係るものを集めた本であるが、その画(図像)自体が当時の科学・技術の認識を示しているものである点で興味深い。よって、抽象的概念に関するもの、例えば人間の人間の諸器官の機能や神経系に関する機械論的自然観とか、宇宙論・エネルギー(運動論)論などには今となっては荒唐無稽なものもあるが、それ自体が科学・認識論の進歩・発展の歴史的記録としての価値を有しており貴重である。5つのテーマ分け(1.技術の風景、2.機械のかたち、3.機械仕掛けの自然、4.自然の形態学、5.科学の場所)と配列にも著者の深い意図があることが「おわりに」に記されているが、凡人の私にはその著者の苦労が読み取れなかったのが残念である。個人的には、年代順をベースに、せいぜい分野別に記述する程度の単純な構成の方が嬉しかった気がする。また、私には少々難解なものや、あまり興味のわかない話などもあったため、低目の評価となってしまった。