「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
読割 50
紙の本
宗像教授異考録 第10集 (BIG COMICS SPECIAL)
著者 星野 之宣 (著)
▼第1話/巨木漂流▼第2話/ちいさきものの手▼第3話/女帝陛下の百合若大臣▼第4話/権現の馬場●主な登場人物/宗像伝奇(むなかた・ただくす。東亜文化大学で民俗学の教鞭を執...
宗像教授異考録 第10集 (BIG COMICS SPECIAL)
宗像教授異考録 10
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
紙の本 |
セット商品 |
- 税込価格:20,427円(185pt)
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
▼第1話/巨木漂流▼第2話/ちいさきものの手▼第3話/女帝陛下の百合若大臣▼第4話/権現の馬場●主な登場人物/宗像伝奇(むなかた・ただくす。東亜文化大学で民俗学の教鞭を執るかたわら、日本各地に伝わる神話、伝説の謎や由来を解明している)●あらすじ/約900年前の出雲に、倒壊した出雲大社が再建できるほどの、大量の巨木が流れ着いたという。あたかも神助のような、長さ45メートルの巨木100本……いったいどこから漂流してきたのか? 一方、現代でも、2007年の新潟県中越沖地震の際、震源地に近い“出雲崎”沖に突如、大量の古木が浮上したという。このふたつの謎、宗像の推理で結ばれるのか…?(第1話)●本巻の特徴/出雲に流れ着いた巨木、古代人のペンダントを巡る謎、坪内逍遙の仮説で有名な“百合若”説話の真相、馬が謎の怪死をする権現様の祟りの秘密…驚きの4編を収録!!●その他の登場人物/忌部捷一郎(宗像を目の敵にしている歴史研究家)、忌部神奈(女性史研究家であり、また神木鑑定家、温泉評論家でもある。忌部捷一郎の妹)、宗像瀧(宗像の姪。巫女をしていたが現在は宗像の研究を手伝っている。三姉妹の末っ子)、宗像樹・瑞(いつき・たぎり。宗像の姪で瀧の姉たち。実家の海照火明神社で巫女をしながら神社を守っている)【商品解説】
関連キーワード
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
出雲大社の寄木造営の謎に迫る
2009/03/07 18:04
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みなとかずあき - この投稿者のレビュー一覧を見る
すでに『伝奇考』よりも巻数を重ねた宗像教授の『異考録』ですが、第十集の圧巻は第1話「巨木漂流」につきるのではないでしょうか。
近年出雲大社について新たな発見があったようですが、それを踏まえて巨大神殿造営の謎に挑むところは、宗像教授の面目躍如といったところでしょう。さらに、前巻から続いている忌部神奈のエピソードをからめ、『異考録』になってからしばしば見せる優しい宗像教授も折り込んで、本の頭から読み応えのある話でした。
続く第2話「ちいさきものの手」は、これもこのところ見られるようになった短編ですが、さらに忌部神奈をメインにしたエピソードとなり、民俗学的な探究の趣は少ないようにも思えます。
第3話「女帝陛下の百合若大臣」では明治の文豪・坪内逍遥の説になぞらえた古代ギリシアの物語と日本の説話の共通点探しという、これも宗像教授の面目躍如たるところかと読んでみましたが、後半いきなり現代の日韓領土問題に発展してしまい、学者先生の限界を見せつけられたようにも思えます。
第4話「権現の馬場」も短編(と言うよりはもう少し長いのですが)で、起訴駒権現、馬頭観音などの謎解きをしてゆきます。ちょっとした最近のエピソードも絡めて読ませてくれる話です。
最初にも書いたようにすでに『伝奇考』の長さを越えた『異考録』ですが、忌部神奈をメインにしたり、天星協会が何度か登場したりと、宗像教授本来の民俗学的興味だけで押し切る強さが最近は減ってきたようにも思えます。ちょうど十集になったところですから、ここらで一休みしても良いのではないでしょうか。そして、もっと面白い大胆な日本の歴史の解釈を私たちに見せて欲しいと思います。
紙の本
世知辛い…
2020/02/21 15:45
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
面白い。
面白いけど突然日韓の領土問題のエピソードが出てきて面食らった。
遥かな古代からの壮大な物語が突然矮小化したように思えた。どうも冷や水を浴びせられた感が拭えない。
紙の本
今回はいまいち、話に馴染めなかったなあ。次回に期待します
2009/03/04 18:17
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:東の風 - この投稿者のレビュー一覧を見る
いつも楽しみにしているシリーズですが、今回は、話にいまいち馴染めないもどかしさ、分かりにくさを感じました。民俗学ならではの謎解きの妙味が薄れているというか、現代の諸問題に力点がかかり過ぎてバランスが崩れてしまっている気がしましたね。正直、これまでの巻と比べると、評価は低くなってしまうなあ。残念ですけれど。
星空をバックに弓矢を引き絞る古代人と鷹を描いた扉絵が素敵で、大いに期待させられた第3話「女王陛下の百合若大臣(ゆりわかだいじん)」。我が国に古くから伝わる説話「百合若大臣」の話が、明治時代の作家・坪内逍遥を懸け橋として、古代ギリシア神話のオデュッセウスの物語につながっていくストーリー。中盤から話がごちゃごちゃと分かりづらいものになってきて、??と首をひねりながら読んでいたところに、韓国との領土問題が突然浮上してきて、うーん・・・・・・。滑り出しは快調だったストーリーの予想外の大破綻に、がっくりきてしまいました。
でも、本書収録の四編すべてが面白くなかったかといえばそんなことはなくて、第1話「巨木漂流」の話は、なかなかよかった。「出雲の海岸に流れ着いた100本近い巨木は、一体どこから流れてきたのか?」にはじまる出雲大社絡みの謎を描いた話の経糸(たていと)と、忌部神奈(いみべ かな)らしくない寂しげな風情に端を発する話の緯糸(よこいと)が縒り(より)合わされ、紡がれてゆくストーリー展開。破壊と死のあとに命はふたたび芽吹くという、自然の大いなる循環と再生の恵みが描かれていたところ。心に響くものがありました。
このほか、「巨木漂流」の後日談とでもいった趣の掌編「ちいさきものの手」。宗像伝奇(むなかた)と姪の瀧(たき)が、長野の木曽馬の地を訪れる「権現(ごんげん)の馬場」。以上、ふたつの話が収められています。
紙の本
息長さん
2015/09/29 07:50
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:のきなみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
まぁそのうちまた出てくるだろう、と思ったら案外早く出てきて笑った。
流木神話。出雲大社の再建と地球規模の災害の関連性が皮肉。
忌部女子、初登場時とだいぶ性格変わったなぁー。悔しいけどこの頃好印象を抱いてしまう。
権現の馬場…ちょっとこれはあんまりリアリティなくて残念