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東北学/忘れられた東北 (講談社学術文庫)
著者 赤坂 憲雄 (著)
〔「東北学へ 1」(作品社 1996年刊)の改題〕【「TRC MARC」の商品解説】南/北の種族=文化が相交わる境としての東北。いまだ自らの歴史や文化の核たるものが語られ...
東北学/忘れられた東北 (講談社学術文庫)
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商品説明
〔「東北学へ 1」(作品社 1996年刊)の改題〕【「TRC MARC」の商品解説】
南/北の種族=文化が相交わる境としての東北。いまだ自らの歴史や文化の核たるものが語られていない東北。稲作中心史観に養われた南からのまなざしを斥けたとき、そこには縄文的なものと弥生的なものが重層的に織りなされ北方へとつながる深い相貌が見えてくる。柳田民俗学の限界を乗り越えて「いくつもの日本」を発見するための方法的出発の書。(講談社学術文庫)
「東北学」構築への第一歩となった記念の書。南/北の種族=文化が相交わる境としての東北。自らの歴史や文化の核が未だ語られていない東北。そこに「常民」の幻像を覆し、日本を相対化する手掛かりを探る。【商品解説】
目次
- 学術文庫版まえがき
- プロローグ 東北へ/東北から
- 1 歴史を笑え、と幼い詩人に祖父は教えた
- 2 サイの河原に、早池峰を仰ぐ児らがいた
- 3 ナマハゲの鬼は男鹿の山から来た、という
- 4 日時計の向こうに、縄文の夕陽が沈んだ
- 5 大同二年に、窟の奥で悪路王は死んだ
- 6 その晩、鮭の大助は月光川をのぼる
- 7 山に生かされた者らよ、と石の環が囁く
- 8 鉱山で、山の神の代官たちが福音を説いた
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まだ十分に語られていない、しかし深い文化的要素をもった東北地方について学んでみませんか?
2020/03/28 11:26
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、我が国の東北地方の独特の文化、歴史を見い出しながら、「新しい日本」を発見していこうという試みをもった一冊です。同書の著者によれば、「東北は、未だに自らの歴史や文化の核たるものが語られていない」と言います。しかし、「稲作中心史観に養われた南からのまなざしを斥けた時、そこには縄文的なものと弥生的なものとが重層的に織りなされる深い相貌が見えてくる」とも主張されています。こうした、まだ明確に語られていない、しかしながら、深い文化的要素を孕んだ東北地方について、今、改めて検証を試みた興味深い書です。
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東北から東北を考えることは日本を考えること
2015/08/11 15:16
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:若杉一路 - この投稿者のレビュー一覧を見る
“「いくつもの日本」へ 赤坂東北学はここから始まった”
という帯のコピーが象徴的に語っている。
東北に暮らし、東北をめぐり歩いた私自身のの経験から、
赤坂東北学は“本物”を感じる。
物静かな赤坂氏にしては、気負った言い回しがところどころに顔を出す。
“ここから始まった”という読後感がひとしおである。
自らを語らぬ東北を語ることの豊饒さがここにある。