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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2009/07/28
  • 出版社: 文藝春秋
  • サイズ:19cm/166p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-16-328360-9

紙の本

にょにょっ記

著者 穂村 弘 (著)

退屈な日常をくしゅっとまるめたい人へ。穂村弘の不思議でファニーな日常。【「BOOK」データベースの商品解説】退屈な日常をくしゅっとまるめたい人へ。くすくす笑えて、時に爆笑...

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にょにょっ記

税込 1,466 13pt

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商品説明

退屈な日常をくしゅっとまるめたい人へ。穂村弘の不思議でファニーな日常。【「BOOK」データベースの商品解説】

退屈な日常をくしゅっとまるめたい人へ。くすくす笑えて、時に爆笑。「短歌の友人」の著者・穂村弘の不思議でファニーな毎日を綴る。『別冊文藝春秋』連載に加筆修正して単行本化。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

穂村 弘

略歴
〈穂村弘〉1962年札幌市生まれ。歌人。歌集「シンジケート」でデビュー。「短歌の友人」で伊藤整文学賞、「楽しい一日」で短歌研究賞を受賞。

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みんなのレビュー55件

みんなの評価4.0

評価内訳

紙の本

きらきらの言葉で笑わせる妄想日記

2009/09/29 11:01

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:カフェイン中毒 - この投稿者のレビュー一覧を見る

妄想、空想、少しだけリアルな日記(と思われる)『にょっ記』の続き。
とくに前作から読み始める必要はありません。

この人の書くものの何に惹かれるのか、ときどき真剣に考えてしまう。
エッセイでは、あのダメっぷりを惜しげもなくさらけ出す蛮勇や、孤独であることを隠しもしない潔さに、
じつはマゾっぽい悦びを感じているのかもしれない……と、ふと自分を振り返ってみたり。

本業である短歌集では、乙女っぽい(けれどやはり男目線な)言葉の選択にドキドキさせられる。

しかし、おそらく私がもっとも心を揺さぶられるのが、
エッセイなどに垣間見える、妄想の世界の描写なのだと思う。
現実の世界からひょいと別の次元に足を踏み入れ、そのまま平然と居座ってしまう不思議。
「今、妄想入りました!」という違和感もなく、
あたかも日常の延長線上に、そういう世界があるような錯覚をおこしてしまう。
穂村さんには、それが見えてるんじゃないの?と、読み手に思わせてしまう技。

『にょっ記』、そして今回の『にょにょっ記』は、そうした妄想炸裂の短い日記で、
そこにはリアルな世界と、穂村さんの頭の中にしかない世界が、
たいした違和感もなく仲良く並んで、「今日あったこと」として描かれている。
ただ並んでいるだけなら、シュールのひと言で済ませるのだけど。

川上弘美さんも、こういう日記を書いていたなあ。
あれも好きだけど、あっちよりは笑いが豊富。
とにかく笑える。
くすくす笑いも、少し口角が上がる程度の笑いも、もちろん声を出してしまう笑いも。

そこにあるのは、言葉の選択と絶妙なリズムで、
彼の短歌でもエッセイでも活かされているものだが、
この妄想日記に至っては、ほとんどそれが核になっているような気がする。

読みながら、頭の中で、語尾を少し変えてみる。
ほんのちょっと。
ひらがなをひとつ足したり引いたり、句読点の位置を変えてみたり。
勝手に倒置法を使ってみたりもするのだが、そんな微妙な変化で、たぶん笑えなくなる。
彼に選ばれた、きらきらの言葉が、途端に色あせてしまう。

こんなに短い、しかも妄想炸裂な日記だけれど、じつは計算されてるんだなあと嬉しくなる。
そういう遊びをしながら読んでいると、短い短いと繰り返した日記も、じつに内容の濃いものに思えてくるので、
何度も読み返す楽しみができるのだ。

フジモトマサル氏のイラストが、なんていうか絶妙です。

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