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ピース (中公文庫)
著者 樋口 有介 (著)
埼玉県北西部の田舎町。元警察官のマスターと寡黙な青年が切り盛りするスナック「ラザロ」の周辺で、ひと月に二度もバラバラ殺人事件が発生した。被害者は歯科医とラザロの女性ピアニ...
ピース (中公文庫)
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商品説明
埼玉県北西部の田舎町。元警察官のマスターと寡黙な青年が切り盛りするスナック「ラザロ」の周辺で、ひと月に二度もバラバラ殺人事件が発生した。被害者は歯科医とラザロの女性ピアニストだと判明するが、捜査は難航し、三人目の犠牲者が。県警ベテラン刑事は被害者の右手にある特徴を発見するが…。【「BOOK」データベースの商品解説】
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全てがすっきり解決するカタルシスは求めないでくださいww
2009/08/22 20:11
8人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:mayumi - この投稿者のレビュー一覧を見る
なんでこのタイトルで、この表紙にしちゃったんだろうね。
確かに、読み終わったらすごく納得はするんだけど、印象が操作された感じで、物語の核心へ触れられることをむしろ拒否しているようなタイトル&表紙みたいだ。
もっとも、その拒否している姿勢は、寡黙で他人を拒否しているような主人公(であると断言するのもちょっと難しい部分があるが)の姿勢を象徴しているといえば、そうなのかと思わないでもない。
秩父で、連続バラバラ殺人事件がおこる。
その2人目の被害者は、元警官のマスターと彼の甥がやっているスナックのピアニストだった。
田舎町で、縛られて生きる人間の閉塞感がこれでもかと描かれている。それなのに、主人公であろう元警官の甥の青年の主観は常に第3者的で、結局のところ彼がどういう人間なのかさっぱりわからない。
そうだ。
この殺人事件でさえ、一応の解決はあるものの、本当のところは何も明らかにされていない。
閉塞は、曖昧さを要求する。
多分、世の中のほとんどは、このように0か1のデジタルみたいに明確なものではなく、真実を追求することは必ずしも正義ではないと、そーいうことが言いたいのかなとなんとなく思った。
紙の本
樋口有介氏の傑作推理小説です!
2020/10/03 15:11
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、『ぼくと、ぼくらの夏』(サントリーミステリー大賞)をはじめ、『風少女』、『彼女はたぶん魔法を使う』、『夏の口紅』などの傑作を次々に発表されている樋口有介氏の作品です。同書は、埼玉県北西部の田舎町を舞台に繰り広げられる物語です。元警察官のマスターと寡黙な青年が切り盛りするスナック「ラザロ」の周辺で、ひと月に二度もバラバラ殺人事件が発生します。被害者は歯科医とラザロの女性ピアニストだと判明するのですが、捜査は難航し、三人目の犠牲者が出ることになります。県警ベテラン刑事は被害者の右手にある特徴を発見するのですが、これが大きな手掛かりになるのでしょうか?続きは、ぜひ、同書をお読みください。
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すっきり解決、はしません
2020/04/30 21:37
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:あおたいがー - この投稿者のレビュー一覧を見る
秩父の『ラザロ』というバーの場面で始まって、同じく『ラザロ』で終わる。
連続バラバラ殺人事件の犯人や動機は意外とあっさり判明して肩透かしを食らう感じだけど、またそこから話は深くなっていく。
結局すべては偶然だったのか、それても仕組まれたものだったのか…
謎の登場人物は謎のままだし、八田が黒幕(って言い方があってるかわからないけれど)なのか、こたえはでない。
でもそんなおわりかたでも納得できる話だった。
紙の本
どこか消化不良
2015/03/26 16:48
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:september - この投稿者のレビュー一覧を見る
思っていたほどではなかった。描写を詰め込みすぎていてかなり読みにくかった。表紙のピースの意味はおもしろかったが、どこか消化不良。