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紙の本
分子レベルで見た薬の働き 生命科学が解き明かす薬のメカニズム 第2版 (ブルーバックス)
著者 平山 令明 (著)
インフルエンザ・ウイルスやHIVウイルスは、どのようにして病気を引き起こすのか。薬はそれらの病気をどのように治すのだろうか。疾病の原因と薬の働きを分子レベルで解説する。最...
分子レベルで見た薬の働き 生命科学が解き明かす薬のメカニズム 第2版 (ブルーバックス)
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商品説明
インフルエンザ・ウイルスやHIVウイルスは、どのようにして病気を引き起こすのか。薬はそれらの病気をどのように治すのだろうか。疾病の原因と薬の働きを分子レベルで解説する。最新の知見などを加えた第2版。【「TRC MARC」の商品解説】
薬がなぜ効くかを、分子レベルで理解する 薬がなぜ効くかを、分子レベルで、判りやすく解説した名著の全面改訂第2版。この10年で猛烈に進んだ生命科学・薬学の最新知識とインフルエンザなど新たに収録【商品解説】
目次
- 第1章 薬はどのように効くか
- 第2章 魔法の弾丸を求めて
- 第3章 がんとの闘い
- 第4章 見えない敵
- 第5章 生活習慣病の治療
- 第6章 免疫反応と炎症反応
- 第7章 人類の未来と薬
著者紹介
平山 令明
- 略歴
- 〈平山令明〉1948年茨城県生まれ。東京工業大学大学院修了。東海大学医学部医学科基礎医学系分子生命科学教授。理学博士。著書に「暗記しないで化学入門」など。
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紙の本
1997年の初版からバージョンアップ。薬の構造からの理解・開発の進展がよくわかる。
2010/05/07 16:35
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:銀の皿 - この投稿者のレビュー一覧を見る
2年ほど前、1997年出版の第1版について書評させていただいた。そのとき、「薬の現状は日進月歩であるので、そろそろ新しい知見を加えて現状に即したものに改版していただければありがたい。」と書いたのだが、その第2版である。
薬の働きを原理や分子構造から説明していく、著者の文章のわかりやすさ、面白さは改版前と変わらない。最新の知見を、詳しくわかってきた分子構造の立体図を豊富に取り入れてバージョンアップした、といったところである。文章も横書きになった。
第一版では原理・理念などで終わっていた部分が具体的に応用され、こんなにいろいろな薬物が世に出てきたのか、と思うとやはりぞくぞくする。
耳に新しいインフルエンザの飲み薬や吸入薬などもでてくる。ウイルスの増殖原理の説明から、どうして吸入でないと効かない薬なのかなども説明されているので、なるほど、と勉強になる。
そのほか、どの薬も原理や構造的な説明を中心に、開発のエピソードなども加わってなかなか濃い内容が要領よくまとめられている。
ただし。個別の薬物についての、具体的な構造を表示しての反応の説明が多くて詳しくなった分、「一般的な概念」はわかりにくくなってしまったかもしれない。旧版はこんな風に考える、の説明に目が引きつけられるので、概念・原理の理解がとてもよくできた記憶がある。
そういう意味では、薬についてはじめて「どんなものか勉強しておこう」と読む本というより、「少し勉強したがもう少し詳しく知りたい」人が対象になったのかもしれない。読者対象もバージョンアップした、というところかも。
現在の大学教育などもそんなものかもしれない。基本の「考え方」にゆっくり時間をかけている閑がない。そんなことを思わせる一冊でもあった。大学での講義ではさらりとすまされてしまった薬物の詳細を、こういう本が補ってくれる、ということもありそうである。
紙の本
分子レベルの身体の働きが、目に見えるようによくわかります。
2020/02/01 10:24
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、科学的な知識を簡潔に解説してくれると好評の「ブルーバックス」シリーズの一冊で、同巻は「薬の働き」について解説された科学書です。私たちは、病気にかかった時に薬を服用しますが、そもそも、なぜ、病気に罹るのか?薬はどのように私たちの身体に作用するのか?といったことを分子のレベルで、詳細に解説したのが本書です。近年の医学技術の進歩で明らかになったウィルスのことや様々なミクロの世界で行われている活動などが目に見えるようにわかる画期的な科学書です!