紙の本
真の意味での「Think Globally Act Locally」
2016/01/30 00:54
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投稿者:ホンの無視 - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本の主張を今の社会に当てはめて考えてみると、
セミ・グローバリゼーションは新たな段階に移行していると感じる。
本書で取り上げられているコカコーラの缶コーヒー「ジョージア」は、
今では韓国、中国などのアジアに広まり、
日本限定ブランドではなくなった。
1990年代にはタイでしか流通していなかった日清食品の現地向け商品である「トムヤムクン風味のカップ麺」が2010年中頃に日本に逆上陸している。
このように、今では地域に合わせて現地展開された商品が周辺国に広まったり本国に逆輸入されたりするケースが増えており、
著者には是非新しいセミ・グローバリゼーションについての本を執筆してほしいと強く思う。
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グローバル企業、またはグローバル企業になりたい経営者向け。グローバル化が叫ばれてはいるものの、実はそんなにフラット化はしてにない今の世界を「セミ・グローバル社会」と定義し、どのようなグローバルな経営戦略が有効かの分析手法を豊富な実例と共に説明している本。どういうわけだか、トリビア本みたいな書名や章名になってるけど、甘い気持ちで読み始めると、アレ?って感じになるようなガチな経営学本なので注意。地域の特性に合わせてうまくゆくケースもあれば、統一された手法を使ってうまくゆくケースもあり、一筋縄じゃないかないよなー、と。経営者に限らず、企画部門あたりの人であれば、実に有用なのではないかと。あと多様な文化という意味では差異の大小はあれど日本国内でも事情は変わらないわけで、例えば事業を全国展開しようとする時の判断材料として、この本に書かれていることは使えそうな気がするんですが、どうなんでしょう。
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グローバル化を考える時に気になっていた事への解決策を与えてくれる
ヒントとしてはツボニはまっていると思いますが如何でしょうか?
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ハーバード・ビジネススクールの若手のスター教授ゲマワットのグローバル戦略についての著作。『コークの味は国ごとに違うべきか』という冒険的な邦題を冠していますが、原題はもっと素直に『Redefining Global Strategy: Crossing Borders In A World Where Differences Still Matter』というストレートなものです。本書の結論は「戦略は国によって違うべき」(実際にずいぶんと違うらしい)ということで、グローバル化といっても、単純にマーケットが画一化("フラット化")されたなどと勘違いするべきではないという主張です。われわれはいまだ国ごとの違いの大きいセミ・グローバリゼーションの世界にいるのであり、様々なデータと事例がそれを示している、としています。
この各国のマーケットの違いを測るために、ゲマワット教授は'CAGE'のフレームワークを提案しています。'CAGE'は、それぞれCultural (文化的)、Administrative (制度的)、Geographical 地理的、Economic (経済的) のことであり、これらの違いを意識しないとどんな会社でも世界展開に失敗するとしています。
この各国のCAGEの違いを認識した上で、ADDING価値スコアカードによるグローバル市場進出の評価を行い、違いに対応するためのAAA (Adaptaion, Aggregation, Arbitrage)戦略を考えるというフレームワークを提供します。
('ADDING'はAdding Volume, Devreading Cost, Defferenciation, Improving Industry Attractiveness, Normarizing Risk, Generating Knowledgeの頭文字ということになっています(少し苦しい?))
具体的な事例やデータも豊富で分析も面白いですが、CAGE、ADDING価値、AAA戦略がどこまで有効な経営戦略ツールとして使われるようになるのかはこれからですね。
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史上最年少でハーバードビジネススクールの教授になったPankj Chemawatによる著書。現在世界で推進されている「フラット化」と相反する、「セミ・グローバリゼーション」を唱える。ジョージアで成功した日本コカ・コーラ、トヨタの生産システムを取り上げている。
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「テクノロジーの発達によって世界がフラット化したと言われて随分経つけど、実際にはまだまだ国の違いって大きいよね。そんな『セミ・グローバリゼーション』の状況はこの先数十年続くと思うけど、国境を越えてビジネスを行う企業が、クロスボーダー戦略を作成する際に役に立つフレームを作ってみたよ」という本。
差異を分類する観点(CAGE)、価値創造を分析するための構成要素(ADDING)を用いたスコアカード、取りうる戦略(AAA)など、国によるビジネスの違いを考えたり説明したりする際に参考になりそう。他にも、Learn-to-burn ratioなど使えそうなアイデアが随所にちりばめられている。また、「親会社への知識の還流」は、もっと意識的に行いたいと思った。
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●未読 2009.04.30読売新聞2面広告
内容紹介
ウォルマート、トヨタ、資生堂ほか、多くの実例に学ぶ、ハーバード・ビジネス・スクール人気教授によるビジネスマンのための特別講義
内容(「MARC」データベースより)
“セミ・グローバリゼーション”の世界で勝ち残るためにはどうすればいいのか? 一流企業の成功と失敗から学ぶ、ハーバード・ビジネススクールきっての俊才による、ほんとうに役に立つ経営教室。
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むずかしい。結局、各章のまとめを読んでみた。今の自分には不向きだな。
★71CAGEの枠組み 文化的、制度的、地理的、経済的、この観点で問題をまとめてる。
★166AAA戦略 適応(Adaptation)、集約(Aggregation)、裁定(Arbitrage)
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さらりとであるが読み終わった。
セミグローバリゼーションという概念を持ち出す。
日本企業がアジアトータルを考えたブランド展開をしようとする試みが、日経新聞などで記事にされていたが、そういった動きに対して参考になる本ではないだろうか。
改めて、もう一度じっくり読んでみたいと思っている。
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世界はフラット化していない。ビジネスモデルに応じて国ごとの特性を捉え対応する必要がある、という話。
グローバル化とはローカル化。ローカルなことを他国で行えるようになるのがグローバル化だと思う。
従ってThe World is Flatと本書は1つの大きな流れを違う側面から捉えているに過ぎない。
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未読了
・世界はフラット化していない
・グローバル戦略における興味深いフレームワークあり
・著者には注目
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レビューはこちら↓
http://ameblo.jp/w92-3/entry-10470043652.html
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ゲマワット教授が分析を重ねて出した結論は、国ごとに異なる制度的、地理的、経済的差異がグローバル化戦略に大きな影響を及ぼすとのこと。規模と画一化とは相反する市場への適応力こそこれから企業がグローバルで生き残る術なのだろう。
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このタイトルはいかにも多くの人の興味を引きますが、内容は大衆向けでは無い気がします。
なかなかページが進まない。。。
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時間がなく、斜め読みで。
著者のように緻密な人には有難いデータであるが、日々、5Cが目まぐるしく変化する実ビジネスの世界では、ここまで整理するのは厳しいかも…