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紙の本
女帝・龍凰院麟音の初恋 3 (一迅社文庫)
著者 風見 周 (著)
ぎこちなくもお試し期間の恋人ごっこを続ける月見里悠太と麟音。そんな二人の前に現れた少年の名は「天王寺翔」。顔も名前も文武両道な万能ぶりも、麟音の書いたライトノベル《かれむ...
女帝・龍凰院麟音の初恋 3 (一迅社文庫)
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商品説明
ぎこちなくもお試し期間の恋人ごっこを続ける月見里悠太と麟音。そんな二人の前に現れた少年の名は「天王寺翔」。顔も名前も文武両道な万能ぶりも、麟音の書いたライトノベル《かれむちょ》の主人公「カケル」にそっくりな彼は、麟音の元婚約者だという。命を助けられ翔に好意を抱いてゆく麟音はさておき、おっぱい大好きジョルジュ師匠の名にかけておっぱい勝負を挑んだ悠太は、意外な弱点を看破され…。本当にこのまま悠太と麟音は別れてしまうのか?!ハチャメチャ記憶喪失ラブコメディ、まさかの超急展開。【「BOOK」データベースの商品解説】
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紙の本
あらすじに偽りあり
2009/05/22 16:38
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:DSK - この投稿者のレビュー一覧を見る
主人公を出し抜いてヒロインに手を出そうとする、いわゆる恋敵というのは、よほど上手に扱わないと読み手からかなり嫌われるものであり、時には読み手をナーバスにすらさせる存在でもあるが、今回登場する【天王寺翔】にその心配は無い。あらすじに書かれた『命を助けられ翔に好意を抱いてゆく麟音』は大いに間違っているので安心して読めると断言する。本編ではむしろ作者が読み手の心理を分かった書き方をしているように思う。ただ、今回の流れから悠太と麟音が共に過ごす時間はこれまでほど多くない。逆に悠太からヒドイこと言われたりして相変わらず不憫な(携帯のメアドなんて切な過ぎてキュンキュンする)麟音なのだが、こうした中でこれを補完するのが生徒会長【姫神美麗】である。意外に健気で可愛らしい一面を見せ始めた美麗が侮れなくなってきた。というか本当に結構可愛いのである。本巻だけで見れば麟音とのダブルヒロインのようにさえ思えてくる。それだけ美麗のキャラが立ってきたということであろう。今回の様々な悠太との関わりを通じて美麗の方が麟音に先んじて悠太への恋心を自覚したようで今後の本格的な悠太争奪戦が面白くなりそうである。あと、美麗のメイド兼生徒会書記の【宇佐見美雪】が何げに味のある存在感を増して物語を面白くしていることも見逃せない。しかし、麟音も美麗もホント不器用で素直じゃないけど、それより悠太クン、あんたも相当に素直じゃないね。麟音に対する想いや行動への言い訳がまんま男のツンデレだよ、とツッコミたくなる。クライマックスのいいところで誤植が数箇所あって水を差されるが、ヒロイン達の想いが随分鮮明になってきており、さらには三角が四角になりそうな引きもあって今後の展開への期待が高まる。