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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2009.4
  • 出版社: 新潮社
  • レーベル: 新潮文庫
  • サイズ:16cm/330p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-10-100617-8
文庫

紙の本

ろまん燈籠 改版 (新潮文庫)

著者 太宰 治 (著)

ろまん燈籠 改版 (新潮文庫)

税込 539 4pt

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収録作品一覧

ろまん燈籠 7−76
みみずく通信 77−88
服装に就いて 89−111

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みんなのレビュー55件

みんなの評価4.0

評価内訳

紙の本

1941〜1945年の戦時下に書かれた太宰中期の短篇集。そんな時によく書いたなと感心してしまうぐらい楽しい少女小説、酒や作家をめぐるユーモア譚など。

2002/01/16 11:51

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:中村びわ(JPIC読書アドバイザー) - この投稿者のレビュー一覧を見る

 太宰というと、作品すべてをあの「死」——道化を演じる自家撞着の結果というニュアンスの——に帰着させて考えなきゃいけないような精神風土が成り立ってきているように思う。
 太宰を読んでおくべき10代、20代に、日本文学に傾倒する機会を持たなかった私には、熱烈なシンパ(古い物言いだね)のいる太宰の作品をどう読むかなんてこと、ちゃんと論じられないが残念だけれど、上記のような精神風土は若い世代にも根づきつつあるのかな…と感じる機会があった。

 学校の先生による読書指導の影響もあると思うが、全国の(優秀な)中学生が書いた読書感想文を結構な数読ませていただいたところ、案外と『人間失格』『斜陽』が読まれている。まあ、<新潮文庫の100冊>だからして…。自分が数年前学生だった時に読まれていた本が、いまだ読まれているということは何やら安心感にもつながるのだが、揃いも揃って「こんな道化の仮面をかぶったりするから死の方へ追い込まれていったのだ。私はそうなりたくない」的な論調になってしまうのには、う〜んとうなる。
 自分の書いたテキストを元に生真面目な人生論が戦わされることを、果たして太宰は望んでいただろうか。そんなの「ダサイ」と墓場からシャレを返してくることを私は期待する。「道化」や「自殺者」としての太宰神話——何とかならんもんかいと思わなくもない。

 少なくとも、この『ろまん燈籠』あたりは、随所随所のユーモアにぷっと吹き出しながら気軽に読んでみたってバチは当たるまいと思うのだ。ユーモアに対する分析を、ここのは毒が多い、こっちのは他愛ない、これは自戒を兼ねてるね…てな具合に進めていけば十分に面白く読める。小説なんて、しょせんは断片の集積に過ぎないのかもと思えることがあるけれど、太宰の最期に帰納させていくんじゃなくて、ただ細部に光るセンスを味わうのにもこの短篇集はいいと思う。

 表題作「ろまん灯籠」——いいタイトルですねえ。「婦人画報」に連載されたこのお話では、それぞれ知性や美貌や詩心などに恵まれた裕福な家庭の5人きょうだいが、リレー式に物語を紡いでいく。
 醜い魔法使いのばあさんに育てられた美しい娘ラプンツェルが、森で迷った王子と恋に落ちる。ばあさんが喰ってしまおうと考えていた王子を逃がしたかどで、娘は高い塔に閉じ込められて…とアンデルセン、グリム風。登場人物の対話が滑稽である。
 5人きょうだいの性格や思惑が、物語の流れに反映していく様がまた楽しめる。この人が、子ども向けの童話をしっかり書いていたら、日本児童文学の流れはここから変わっていたろうにと思える(児童文学の新潮流は、1950年代後半を待った)。

 作家と手紙のやりとりをする「恥」や、目玉に映り込む景色について書いた「雪の夜の話」なども少女小説風で、女性の思い込みの激しさがおかしい。さすがに女性をよく見ていたのだ! 作者自身が友人の結婚の世話を焼く「佳日」は、人の心の機微の捉え方が見事だし、けらけら笑える1作で好きだ。最後の1行の味わい深さにくっとくる。招かれざる客にアルバムを見せちゃって撃退するという「小さなアルバム」も、その痛快な着想にやられちゃったなあ。

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紙の本

味わいある作品たち。

2015/10/16 11:15

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:暴れ熊 - この投稿者のレビュー一覧を見る

表題作の「ろまん燈籠」は、ある家の兄弟姉妹がリレー形式で物語を紡いでいく話だが、とても面白かった。物語の内容も、そこに込められたメッセージも。やはり文豪の作品は読むべきだと思った。なぜなら、文体があり、その文体によって、作品が文藝となっているからである。現代の流行作家はプロットは面白くても文体がつまらないという場合が多い。そういう作品はドラマ化した方が面白かったりする。だが、文豪の作品は違う。それは文体自体を味わう文章だからである。プロットのみならず、文体自体も作品の味の要素となっているのだと思う。
表題作だけでなく、他の作品も面白かった。特に私のお気に入りは「令嬢アユ」である。かつての日本のおおらかなあり方が伝わってきた。
これからも、昔の文藝を読んでいきたいと思う。

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紙の本

自己演出の巧い人

2001/06/22 05:32

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:呑如来 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 なぜ彼はこんなに人間を描くのがうまいのだろうか。五人兄弟が連作物語を綴ってゆく表題作での各々の性格の書き分け。自嘲的な「服装について」「新郎」「作家の手帖」。女性語りの「恥」「十二月八日」「雪の夜の話」。どれも心に沁みる。
 そして「禁酒の心」には共感しきりであった。

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紙の本

ろまん燈篭

2002/03/14 12:55

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ポンタ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 短篇集。どれもここちよく読める。傑作とは言いがたい作品も入っているが、それは太宰治の特徴なのだからしょうがない。でも、やっぱり、太宰治っていいな。 

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紙の本

時代の変遷について

2001/01/21 17:16

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:りく - この投稿者のレビュー一覧を見る

 切なくて、暖かい。表題作はそんな家族の物語である。核家族の増加している現代においては、入江家のような祖父母、両親、その子供たち、という家族の在り方はなかなか見られなくなってしまった。
 失ってしまった時代の痕跡について、こんな時期もあったのだと、考えさせられる1冊である。

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2004/09/28 21:43

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2006/03/04 00:32

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2007/07/20 18:16

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2008/04/01 22:25

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2009/03/31 00:23

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2010/01/09 16:56

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2010/02/20 20:00

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2010/04/04 08:33

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