紙の本
つまらない
2018/11/10 11:11
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投稿者:鈴木凜 - この投稿者のレビュー一覧を見る
橋本紡さんの作品は何度か読みましたが『流れ星が消えないうちに』のほうが名作だと思います。
橋本紡さんの作品は当たり外れがあるのでこれから気をつけて読みます。
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青春っぽい話を書くのがやぱりうまいなーと思える一冊。
結末もなんとなく読めるし、展開もありきたりともいえる内容だけどそれでも好き。
キャデラックをヒッチハイクする人々は年齢性別事情さまざまで、
いろんな人の生き方を知って、
まさしく自分探しの旅、みたいな感じ。
小学生の女の子の家出の話とおじいちゃんの昔話が好き。
子どもにだって色々あるんだよなって思うしそれをわかってあげなきゃいけないよな、と思える。
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まさに、18歳。
そんな18歳の物語を少し俯瞰気味に見てしまうことで自分の年齢を知る。
青いキャデラック、ヒッチハイクの女の子、昔観たアメリカ映画
ひと夏の青春小説。青くて綺麗。
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最近続々と橋本さんの本が文庫化されとても嬉しいです。
この本の主人公が兄を思う気持ちは私にも共感できるところがある。
身近で一番遠い存在なんだ。
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爽やかで後腐れない、読書初心者にも読みやすそうな本でした。
篤姫を読んだ後だったからなんか私には物足りなかった。
この方の本は1冊目の方が好きです。
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エリート街道を歩むべく一意専心勉学に励んでいた受験生が、キャデラックを西へ西へと走らせたその理由とは…
そんな旅の道連れは、とにかく強気で真っ直ぐで魅惑的な女の子。さらには旅の最中に出会い別れていく個性的な面々。
そのいずれもが、ヒッチハイクという現在の日本では絶滅危惧種的な出会いによるもの。
主人公がヒッチハイクによって、予想もつかない相手(=異文化)との接触を通しての成長の物語ですが、その裏側には、ヒッチハイカーたちのそれぞれのストーリーもあるわけでして。
川崎から唐津。この長い旅の果てに主人公が得たものとは・・・
人生とは旅。まっすぐ進むばかりが能ではない。普段なら通り過ぎてしまったであろう人々と出会い時間を共有することで、相手を知り共鳴してゆく・・・そんなことを筆者は描きたかったのでしょうか?
手段の奇抜さのわりに主題は意外にもオーソドックスなものに感じられましたが、楽しむことができました。
そしてなにより、長距離ドライブに出かけたくさせる1冊でした!
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09.10.21.Tue 読了。
今回はなんとなくテンポが速い印象を受けました。
これ読む前に、橋本さんの「九つの、物語」を再読したからかもしれませんが。ううん…。
さくさくさくっと読めたのはよろしいんですが、自分が橋本さんの一番好きな、淡々として優しい部分がちょっと少なかったかな、と…。
ただうれしかったのは、キャラクターの中に自分と同名の人物がいたということでしょうか。誰とは言いませんが。なんかこういうのってこそばゆいというか、いいですよね。好きなキャラだと。
以前他の作家さんの作品でも同名のキャラがいたのですが、そのキャラ殺人犯だったんで。なんか…、凹みました…。
話がそれました。
一応タグで青春小説といれましたが、今までになかったタイプの青春小説です。
読みなれた人こそだまされる小説というか。
主人公の彰二が夏休み、車で神奈川県から九州までヒッチハイカーを拾いながら旅するという話です。お供は、一番最初に拾ったヒッチハイカー、杏子ちゃん。
彰二と杏子は、いろんなヒッチハイカーを拾い、話します。
それこそ、老若男女。
そこで、彰二はさまざまな人とふれあい、成長していく―――…わけではありません。
下手な青春小説のような、安っぽい成長はしません。
ただ、話し、考える。過去を思い出したり、考えたり。
ロードムービーが好きな方にはお勧めですね。
この小説は橋本さんの好きな、ケビン・コスナーのファンタンゴという映画が大きな核になっています。
彰二とその兄貴、彰一がその映画を大好きで、ちょっとした、重要な要因となっています。
過去の彰一が言う台詞は、半分の月がのぼる空で主人公の友人、山西が言う台詞と同じです。
どれとは言いませんが。
過去でいう台詞、映画の中の台詞。
どこか物悲しいです。
自分も大学生になって、そう思います。色々と。
真実だとも、思います。
「九つの、物語」のように、本当に凄く好き~って作品ではなったですが、普通に面白い作品ではありますし、読んで良かった作品だと思っています。
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18歳の夏休み。主人公は無免許で旅に出る。
ヒッチハイクしている様々な人たちを乗せて、九州まで。
実は地元がちょっと出てたりして、興味を惹かれた作品の一つです。
旅の間に出会う人たちに、何を思いますか?
爽やかで、素朴なお話です。
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どういう設定なんだろ?と気になる部分を残して物語は進んでいく。最後にはスッキリ解決なんだけど、私も助手席の杏子と同じように、解決したとき「え~~~」と思ってしまいました。(読んでからのお楽しみに・・(笑))
こういう行動ができる若さっていいなぁ・・と思いました:-)
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ヒッチハイクをして旅をする物語かと思ったら、ハイカーを乗せる少年の物語。
そんなに都合良くいくもんかと思う所もあるけど、様々なタイプの人達と出会って織りなされるショートストーリーズは楽しめる。
映画にし易そうな話だなあ。(11/3)
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「よろしく、彰二君」
「こちらこそ」
素晴らしい、と僕は思った。人生って捨てたもんじゃない。いきなりこんな可愛い女の子を拾えるなんて奇跡のようじゃないか。いささか……いや、かなり憂鬱だったこの旅は、きっと祝福されている。
僕はまだ知らなかった。
人生はそんなに甘くないのだということを。
背表紙に書いてある「ポップでクールな青春小説」という印象とは少し違ってたかな。
ポップというほど弾けてないし、クールというほどかっこつけてない。
さらりとした文章がとても読みやすかった。
…18歳ってそういうお年頃だよね。
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橋本さんらしい、ほのぼのしたストーリーと、それを通して描かれる、それぞれのキャラの内面が素敵な小説です。
今回は、消えたお兄ちゃんのキャデラックに乗って、受験勉強真っ只中の夏休みに弟が旅に出るという、リアルの高校生も真っ青な青春小説です。
主要キャラの杏子ちゃん以外は、基本ちょい乗りなので短編的にも読めて、わかりやすく読みやすい構成だと思います。
下らない事に全てをかけて、
可愛い女の子には滅法弱くて、
でも一生懸命な彰二君に憧れます。
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著者:橋本 紡
人生に一度だけの18歳の夏休み。受験勉強を放り出して、僕は旅に出る。兄貴の残した車に乗って、偽の免許証を携えて。川崎→唐津、七日間のドライブ。助手席に謎の女の子を乗せて、心にはもういない人との想い出を詰めて、僕は西へ向かう。旅の終わりに、あの約束は果たされるだろうか―。大人になろうとする少年のひと夏の冒険。軽やかな文章が弾ける、ポップでクールな青春小説。
これまたあっという間に読み終わった。
あーやっぱりこういうの高校のうちにやっておけばよかったなーといつも思う。
せめて去年までならできたかな。
今の生活じゃ絶対行けない。
去年までにこれを読んでたら自分も旅立てたと信じたい。
まぁこんなにうまくいく事なんてないと思うけど絶対何かは得れるよね。
とりあえずこれを読んで思ったのは行っとけば良かったということです。
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本中でも取り上げられているが、古き良きアメリカ映画のテイストがつまった感じ。
ふと小さいころ好きだったスタンドバイミーを思い出した。
キャデラックに乗った少年と謎の女の子の旅の中でかれらは様々なもの見て感じる。
それはファンタジー映画やゲームのように波乱万丈にも感動の結末にも満ちてはいないけどそれはリアルに彼らを形成する一要素になっているのだ。
自分もふと旅に出たくなった。
これから僕は大人になるにつれて色んなしがらみが増えるだろう。自由は失われてつまんない大人になってしまうかもしれない。
この本には自分からたった今こぼれてしまいそうになっている青春がいっぱいつまっていて少しまぶしかった。
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周りが素晴らしいと思う人生・仕事が本人にとって最良とは限らない。
それを自分で決める勇気と決断力が大切なんだと感じた。