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発達障害 境界に立つ若者たち (平凡社新書)
著者 山下 成司 (著)
一見普通だけれど、簡単な計算ができなかったり、ちょっと変わっていたりする。だから理解されにくく、「居場所」が見つからない…。そんな「普通」と「障害」のはざまにいる彼らが今...
発達障害 境界に立つ若者たち (平凡社新書)
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商品説明
一見普通だけれど、簡単な計算ができなかったり、ちょっと変わっていたりする。だから理解されにくく、「居場所」が見つからない…。そんな「普通」と「障害」のはざまにいる彼らが今悩んでいること、これからのことを語る。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
山下 成司
- 略歴
- 〈山下成司〉1953年山口県生まれ。フリーランスのイラストレーター。イラストレーションの仕事のかたわら、LD児、境界児のための私設学校で美術・英語などの授業を受け持つ。音楽活動も行う。
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よりよい世の中に。
2009/09/28 18:56
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みらくる - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者は、18年もの間、発達障害や自閉症をもつ子どもたちの
「先生」として、英語や音楽などを教えてきた経験をもつ人。
本業はイラストレーターだ。
教えてきた学校というのは、「A学院」という、高校卒業の
資格を得ることが出来る私設の学校。
この本は、ここで出会ってきた子どもたちのなかから、6人
にインタビューして、当時の学校のことや、卒業したあとの
ことを、生の声のまま書き記している。
それぞれの子どもたち(というより、タイトルの通り、もう
若者たち)は、計算ができない算数障害や、漢字がよくわか
らななってしまう識字障害、アスペルガー症候群であったり、
学習遅滞であったり、さらにはそれらが合わさった状態であ
ったりと実にさまざま。それぞれが、少しずつ違った障害だ
ったりする。
彼らの困難は、著者が彼らに尋ねている「三つの願い」に象
徴されている。免許がほしい、彼女がほしいなどなど、ささ
やかなものだ。彼らがこうしたささやかな願いが実現できる
ような、そんな世の中を実現する、これが著者の願い。
これが、少しでも実現できれば、われわれは、もっといい社
会を作れるのではないか、と思う。ただただ思う。
紙の本
興味があって
2016/12/29 17:41
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:しげぞう - この投稿者のレビュー一覧を見る
もしかして母には発達障害があるのでは、という思いもあり興味を持つようになりました。正直この本を読んだからといって母に関しては参考になりませんでしたが、様々な発達障害の方のエピソードが盛り込まれていてとても読みやすく益々この分野に興味をもつようになりました。保育に携わるようになったことで、さらに理解を深めようと思います。