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  • カテゴリ:小学生
  • 発売日:2009/10/30
  • 出版社: 福音館書店
  • サイズ:21cm/404p
  • 利用対象:小学生
  • ISBN:978-4-8340-2466-1

紙の本

魔女の宅急便 その6 それぞれの旅立ち (福音館創作童話シリーズ)

著者 角野 栄子 (作),佐竹 美保 (画)

魔女の少女キキは、黒猫のジジといっしょに、ひとり立ちの旅に出ました。やっと見つけたコリコの町で、はじめた仕事は、空飛ぶ『宅急便屋さん』。人々の思いや願いをのせたさまざまな...

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魔女の宅急便 その6 それぞれの旅立ち (福音館創作童話シリーズ)

税込 1,760 16pt

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セット商品

魔女の宅急便 6巻セット

  • 税込価格:10,23093pt
  • 発送可能日:1~3日

魔女の宅急便 6巻セット

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商品説明

魔女の少女キキは、黒猫のジジといっしょに、ひとり立ちの旅に出ました。やっと見つけたコリコの町で、はじめた仕事は、空飛ぶ『宅急便屋さん』。人々の思いや願いをのせたさまざまな荷物を届けながら、キキは、よろこび、なやみ、そして成長していきます。「魔女の宅急便」シリーズ最終巻。【「BOOK」データベースの商品解説】

長年の恋を実らせ、とんぼさんと結婚したキキ。今では双子の子ども、ニニとトトも11歳になりました。お母さんになったキキ、お父さんになったとんぼさん。ニニとトト。それぞれに旅立ちを迎えます。シリーズ完結。【「TRC MARC」の商品解説】

前作の終わりから十五年が過ぎ、キキはとんぼさんと結婚して、ふたごのお母さんになりました。お姉さんのニニと弟のトトはふたごなのに性格は正反対。魔女になれるニニはあまり魔女に興味がなくて、魔女になれないトトは魔女に興味津々です。十三歳になって旅立ちのときを迎えるふたごと、キキをはじめおなじみのコリコの町の人たち。それぞれの新たな旅立ちを描きます。【商品解説】

著者紹介

角野 栄子

略歴
〈角野栄子〉東京生まれ。1970年頃より絵本、童話の創作をはじめる。「魔女の宅急便」で野間児童文芸賞、小学館文学賞、IBBYオナーリスト・文学作品を受賞。他の作品に「ズボン船長さんの話」など。

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みんなのレビュー65件

みんなの評価4.2

評価内訳

紙の本

シリーズ完結

2009/12/09 21:48

9人中、9人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:marekuro - この投稿者のレビュー一覧を見る

ビーケーワンの内容説明のところにもあるように
トンボさんと結婚して双子の子どもにも恵まれたキキ。

ケーキ作りが得意な男の子のトト
小さいときのキキよりも活発な女の子のニニ

二人共、黒猫を連れています。
上から順にベベとブブという黒猫を相棒にしています。

最終巻である本作の特徴は
物語の主軸がキキやジジ、トンボさんから
子どものトトやニニへ移っている事でしょう。

もうすぐ魔女が旅立ちの修行に入る
年齢に近づいてきている二人。

本作では、魔女の血は女の子に宿るもの
と言われていますが、女の子のニニは
魔女になるよりも楽しいことがいっぱいあります。

一方、男の子のトトは魔女の憧れます。
しかし、魔女の血が流れているものの
男の子です。猫と話す事は出来るようになりますが
魔法は中々、使えません。

魔女の血が流れているということに苦悩するトト。
ある朝早く、ほうきをもって飛ぼうと試みますが・・・
見事に崖から転落。色々と苦悩した後に
飛ぶことを諦めます。
飛べなかったことによって、心身共に大人になったトト。
最終的には、トトなりの「魔法」を見つけることになるのですが・・・

ニニも飛べるようにはなりますが、キキのように
スムーズに優雅に飛べず、自転車をこぐような
足漕ぎをしないと、いつまでも空高く浮かび上がって
止まらない状態です。
キキの思うような魔女像に対する反発心。
思春期特有と言ってしまえばそれまでですが
誰しも、思春期には覚えのある事だと思います。
結局、魔女になることを自主的に受け入れますが・・・


考え深く内省的で、優しいけど、魔女にはなれないトト
若いころのキキ以上に活発で、ともすれば自分勝手なニニ。
家庭内にちょっとした不安材料を抱えるキキ一家。
そんなキキは母親としての苦労心労がかさなり、
自分自身の子ども時代を振り返り、親に感謝するようになります。
世代交代を感じました。
そういえば、この作品を読んでいた評者は小学生でしたが
気づけば父親になっています。
時間は確実に流れているのです。

本作においても魔法をはじめとした、見えない力についての
言及がありました。
兄弟が喧嘩をしている時のキキのお説教の一節です。
 
     「(途中中略)物事のむこうにはね、見えるものと同じくらい
     見えないものがかくれてるのよ。それを見ようとしなければね
     人間にはそういう力があたえられてるんだから。よく考えて
     よ。やさしい子になってちょうだい」
     (p59)

この一節はシリーズ通して貫かれているテーマの一つです。

しかし、興味深かったのは二二の将来について
トンボさんとキキが夫婦で相談をしている以下の箇所。

     「(途中中略)この世の中には不思議なんてない。見える世界が
      すべてだって、考える人がふえてくるんじゃない。今はどんな
      事でもお金で計算して考えるんですもの。それを上手に出来る
      ことが魔法だって思う人がいるでしょ。それはどうかしら・・・・?」

というキキに対して

     「でもな、キキ、見える世界も大事だよ。」

と、トンボさん。

本作において、この会話の流れのような現実(お金の事を含む)を
積極的に肯定したのは、この最終巻が初めてです。
連載終了まで24年。初めから読んでいる多くの読者も大人になっています。
そのあたりを意識したものなのか、それとももっと奥行きのある
「見える世界」の事なのか・・・
長年の読者としては少々の驚きを覚えつつ、読んだ箇所です。

本シリーズには非常に満足していますし、どうかしたら
一緒に育ってきた感もありますが、評者にとって残念だった箇所が
ひとつだけあります。

それは、息子のトトが結局、空を飛べなかったこと。
物語的には、飛べないことがわかってからのトトの活躍
や成長が見どころのひとつではあるのですが、本シリーズ通して
「魔女も時代合わせて変化していかなければならない」
というフレーズが出てきます。

そして、遠回しにやんわりと固定的な性別役割を否定するフレーズも
散見されます。
しかし、結局は「魔女の伝統」という事でトトは飛べませんでした。
個人的には男の子であるトトに空を飛んでほしかった。
それによって、シリーズを通して魔法や見えない力
そして、思いやる力の他にやんわりと主張されていた
伝統を大事にしつつ、新しいものを受け入れていこう的なメッセージや
固定的な性別役割に対する否定を完結出来たのではないだろうか?と
思う次第です。まぁ。深読みし過ぎた挙句の誤読かもしれないのですが・・・


しかし、上記の一点を除けば、本シリーズには大変満足しています。
先にも述べたように、本シリーズと共に成長してきた感のある評者。
世の中には、たくさんの本が、ストーリーがありますが、リアルタイムで
自分の成長と共に成長していくストーリーと出会えるというのは
実はあまりないような気がします。
そういう意味では素敵な縁・・いえ、魔法だったのでしょう。

本シリーズの存在と、作者に感謝しつつ
この後も節目節目で読み返していきたい。そんな作品でした。
今から本作とお付き合いする方は、後追い読者になると思いますが
リアルタイムで読むことでも後追いで読むことでも素敵な作品には
違いありませんし、後追い読書でしか楽しめない楽しみ方もあると思います。
いちファンでしかない評者ですが、多くの方に手にとってもらえたら
うれしい限りです。


      
    

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紙の本

ままならなさを乗り越えたりさ、

2010/06/01 12:17

7人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:豆丸 - この投稿者のレビュー一覧を見る

このシリーズを知ったのは三年ほど前。
それまではアニメでしか見ていませんでした。
読み始めた当初はアニメとの違いに戸惑って、その内にキキの変わっていくところや、変わらないところがいいなって思うようになりました。

この巻で最終巻だとしってから、読むのを少し我慢していましたが半年ちょっとで我慢の限界。
大切に読ませていただきました。

13歳のキキももう11歳の双子のお母さんになっていて、それでもやっぱりキキは変わらないところもちゃんとあって、まず安心しました。あまり心配もしていなかったんですけどね?

双子のトト魔女に焦れるお菓子作りの上手な男の子
ニニは魔女になりたがったり、もっと違うものになりたがったりする、好奇心が強めで、おしゃれにも興味のある女の子

私が、この一冊を読んで一番ずしっと来たのは
序盤から中盤にかけてトトが思う

飛べるのは魔女の血が飛ぶのだ……といわれているそのおなじ血がトトにも流れているのに、なぜ?
おてんばで、いつもいいかげんなことばかりいっているニニよりも、ずっと自分のほうが魔女にあっていると思うのに、なぜ?
もちつもたれつの気持ちだって、ニニよりずっと強いって自信もあるのに、なぜ?

そんなままならなさを感じる場面です。
そんなトトを思ってか、ニニが魔女修行を始める際、とんぼさんが二人にそっくり同じ箒をつくってあげたのは読んでいてとてもうれしかったです。
もっとも、トトは一人で特訓しても結局飛ぶことはできませんでしたが。
そういえば、とんぼさんも初めのころキキの箒を盗んで飛ぼうとしていましたね。悲しいけれど、昔読んだ時のことを思い出して懐かしい気持ちになりました。
ここまで書くと、ままならないばかりのつらい話のようですが、ちゃんとままならなさを受け止めて、自分なりの『半分魔女』としての生き方を見つけます。 ご安心を!


さて、ニニですが。
トトの話を読んでいる時は、トトの歯がゆさが伝わってきて悲しくなりましたが。
彼女の話を読んでいると、こちらが歯がゆくてハラハラさせられました。
もう全くこの子は! いろんなものに目が行って、迷うのはいいことだけどもう少し腰を据えて考えなさいな! と心が母だか口うるさい親戚のおばちゃんにでもなったかのようです。
いや、ニニも友人などの周りの人が「君は当然魔女になるんでしょ」って雰囲気に悩まされたり、乗せられたり? して気持ちが揺れているのかもしれませんが。
キキに反発するのも新しい価値観を持っているからこそって言うのもわかるけれど。とぶちぶち思いながら読んでいて。
はっと気付くと随分引き込まれていました。

ふらふらしているとばかり思っていたのに、最終的には大きな試練を乗り越えて、吹っ切れたようなニニの旅立ちを読むときは。
こちらの肩の力も抜けてしまいました。
トトの旅立ちを読んでいるときは、力いっぱい応援したくなりました。

なんだか随分振り回される一冊で。
ちっとも最終巻だということを忘れさせられました。
なんだかまだまだみんなの話が続いていくようでした。

このシリーズ大好きです。

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紙の本

完結

2016/02/21 00:22

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ぽんぽん - この投稿者のレビュー一覧を見る

シリーズ完結です。
15年後のお話であのキキがおかあさんになっているのは感慨深いですね。
キキの双子のこどもたちのお話です。
こどもたちのお話も面白かったです。

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2010/04/09 14:06

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2010/01/01 22:27

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2009/10/19 17:45

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2011/07/30 23:59

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2010/01/10 20:19

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2009/12/21 17:16

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2012/07/12 23:27

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2010/05/23 17:35

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2011/01/22 21:58

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2009/11/27 21:02

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2009/10/12 22:10

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2010/12/25 17:49

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