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紙の本
若者の「うつ」 「新型うつ病」とは何か (ちくまプリマー新書)
著者 傳田 健三 (著)
若い人たちに見られる「新型うつ病」とはどのようなものか。なりやすい体質や性格があるのか。思春期・青年期にかかりやすい「うつ」について、気づき、立ち直るための対処法をわかり...
若者の「うつ」 「新型うつ病」とは何か (ちくまプリマー新書)
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商品説明
若い人たちに見られる「新型うつ病」とはどのようなものか。なりやすい体質や性格があるのか。思春期・青年期にかかりやすい「うつ」について、気づき、立ち直るための対処法をわかりやすく解説する。【「TRC MARC」の商品解説】
目次
- はじめに−「うつの時代」を生きる若者たちへ
- 第一章 「うつ」って何だろう?
- 「うつ」について思い浮かぶイメージは?/「うつ病」と「うつ状態」のちがいは何か?/「うつ病」はどんな病気か?/「うつ病」の分類/「うつ病」はまれな病気ではない/若者のうつ病は増えている/「うつ」は気づきにくい/「うつ」は気持ちの問題ではない/精神科医も「うつ」になる/「うつ」に気づき、「うつ」と向き合おう
- 第二章 若者にみられるさまざまな「うつ」の表れ方−三者三様の「うつ」
- 1 高校入学後「うつ」になった女子高校生
- −典型的なうつ病:メランコリー型うつ病
- 朝起きるのがつらい/典型的な症状/状態説明と休養のすすめ/登校のタイミング
- 2 銀行に就職後「うつ」になった男性
- −新型うつ病:ディスチミア型うつ病
- 上司の叱責で欠勤/独特の状態像が明らかに/「うつ病」ではない/復帰直前にふたたび発作/退職を決意、新たなスタート
著者紹介
傳田 健三
- 略歴
- 〈傳田健三〉1957年静岡県生まれ。北海道大学医学部卒業。同大学大学院保健科学研究院生活機能学分野教授。専門は児童青年期精神医学。著書に「子どものうつ心の叫び」「小児のうつと不安」など。
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紙の本
近年多くみられる若者の「うつ」についての、ちょっとハードな入門書
2015/04/29 23:38
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みなとかずあき - この投稿者のレビュー一覧を見る
ちくまプリマー新書の1冊です。
プリマーとは、初歩読本とか入門書という意味があるそうで、このシリーズもそういった意味を含んだ若い人向けの新書ということだそうです。
そんな新書シリーズに「うつ」の話が出てくるというところが時代なのかもしれません。
ただし、若い人の「うつ」がこれまで知られてきた「うつ病」とは異なるというところが、この本の訴えたいところのようです。
そこを、一般の人たちがイメージしている「うつ」の話から始め、従来から言われている「うつ病」の現在での考え方などを丁寧に語るところから始めています。
次に、具体的な事例を挙げて、若者にみられる「うつ」が語られています。
そして、若者にみられる「うつ」(筆者はこれを、近年マスコミ等で取り上げられることの多い「新型うつ病」と同義にしていますが)にどのようなタイプがあるのか、そのような「うつ」をどのように考え、どのように治療するのかというところまで触れています。
ここまで来ると、とても「初歩読本」とか「入門書」といったレベルではなく、精神医学の最新成果そのものが語られており、一般の若い人たちにはやや難解(というか、専門的)かもしれません。
それでも、こうした本を多くの若者に読んでもらいたいと思います。「うつ」であろうとなかろうと、「うつ」が従来型であろうと新型であろうと、自分のメンタリティの在り方として「うつ」というものがあるのだということを知っておくのは大切なことだと思うのですが。