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- カテゴリ:小学生 一般
- 発行年月:2009.10
- 出版社: 白泉社
- サイズ:22cm/1冊(ページ付なし)
- 利用対象:小学生 一般
- ISBN:978-4-592-76137-2
紙の本
ゆきの日 on Christmas day
さいごにふるゆきをみあげた日をおぼえていますか?大人になるって悲しいこと?さみしいこと?お母さんになった菊田まりこが、すべての子どもたちと大人になった子どもたちに贈る、ク...
ゆきの日 on Christmas day
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商品説明
さいごにふるゆきをみあげた日をおぼえていますか?大人になるって悲しいこと?さみしいこと?お母さんになった菊田まりこが、すべての子どもたちと大人になった子どもたちに贈る、クリスマス・メッセージ。【「BOOK」データベースの商品解説】
雪が積もったある日のこと、ぼくは仕事に遅れないように家を出た。でも途中で、おかしなおじいさんに出会って…。大人になるって悲しいこと? すべての子どもたちと、大人になった子どもたちに贈る、クリスマスの絵本。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
菊田 まりこ
- 略歴
- 〈菊田まりこ〉絵本作家。イラストレーター、グラフィックデザイナーとしても活動。「いつでも会える」でボローニャ国際児童図書展にてボローニャ児童賞特別賞を受賞。その他の絵本に「あの空を」など。
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紙の本
特別な雪の日は大人も魔法にかかる!
2009/10/31 21:34
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:wildcat - この投稿者のレビュー一覧を見る
少し灰色を混ぜたような水色の空と一面の白の世界。
そこに新しい白が加わっていく。
木々はクリスマスツリーのよう。
真ん中に佇む少年は、
これから踏み出す一歩にわくわくしているように見える。
これはカバーの様子。
カバーをはずすと絵が変わっている。
その変化もメッセージのように感じられる。
中表紙には、シートがついていて、雪が描かれている。
シートをかぶせると
窓から雪景色を眺めている少年に雪霞がかかるように見える。
hachiさんの『スノーフレーク』の書評や
marekuroさんの『ゆきとくろねこ』の書評を読むと、
雪は、雪国の生活の一部として、
ずしっと重さのあるものとして感じられる。
さて、私が感じる雪の重さはどれくらいだろう。
雪かきの雪の重みは知らないが、
主人公の「ぼく」の気持ちはよくわかる。
ある朝雪の気配で目が覚めて、
外を見たら一面雪だったりしたら・・・。
ぼくが思うように、最悪だとまでは思わないけれど、
あぁ、出かける前に電車が止まり、
家から出られないことにならないかな、と期待してしまうだろう。
外に出てから途中で電車が止まるのはよろしくないから、
止まるんなら早いところ止まってくれと都合のよいことを考えるかな。
ぼくが雪を見て最悪だと思ったのは、
それによって起こる様々な現実的な出来事を想像するからだ。
車も動かないし、電車も動かないし、仕事に遅れてしまうと・・・。
最悪だ、最悪だと思いながら、不機嫌な顔で、
雪道を、傘を前に出して肩を怒らせて、踏ん張りながら進むぼく。
ふと横を見ると、子ども達が「さいこぉー!!」と言いながら走っている。
ぼくはというと、足元を注意しなきゃと必死。
子どもたちの様子とそんなぼくの様子がしばし交互に描かれる。
そしてとうとう子供達から目が離せなくなるぼく。
ぼくだって、子どものころは、あんなふうに笑ってたさと思い出すのだ。
思い出すと、私も、この子供たちのように、
まだだれもあるいていいないところに
たくさん足あとをつけるのが嬉しかったっけ。
私は雪かきの雪の重さを知らないけれど、母は雪国の出身だ。
子どもの頃、かまくらを作ったというエピソードを聞いて、心底うらやましかった。
雪はほとんど積もらないのに、少しでも積もったら、雪だるまを作った。
雪が少ないから、芝生だらけだったけどね。
手足が冷たくなるのも、くつしたがぐっしょりなるのもものともせず、
芝生だらけの雪だるまの完成が嬉しかった。
いつかかまくら、作ってみたいなぁ・・・。
雪は私にとっては現実とメルヘンの中間くらいの重さのようだ。
おっと、私の回想から、そろそろ本の世界に帰ろう・・・。
ぼくは、子どものころは自分だって笑ってたのに、
大人になってからはどうなんだと考える。
「いつでも 少し みたされていない。」
コントラストが入れ替わる。
青い世界に白い雪。
子ども達が遊びまわっているところを、ぼくはひとり佇んでいる。
大人になるとはそういうことかと再び歩き出そうとしたとき・・・。
特別な雪の日は大人も魔法にかかるのかもしれない。
大人になって、変わってしまった、失ってしまったと思っていても、
案外その本質はそのまんまなのである。
紙の本
ほんわか優しい・・
2009/10/27 12:22
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ふわっち - この投稿者のレビュー一覧を見る
菊田まりこさんの絵本、好きです。
いつでも会える・・からだいぶたちましたが、今回クリスマスシーズンにぴったりの絵本が刊行され、嬉しくて思わず購入!!!
優しい絵と、読みやすい文でリラックスタイムにおすすめです。
淡い水色が多く使用されていて、雪のシーズンが表されています。
大人になって失うものが多いのではなく、ただ忘れてしまっているだけなんだね・・というメッセージが込められていて子供の頃のときめきや感動を思い起こさせてくれます。
よかったら、ぜひ手にとって見てくださいね!!!
紙の本
心があたたまります。。
2016/06/10 17:33
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:じょんくんマン - この投稿者のレビュー一覧を見る
大人の、ちょっと切ない、でも心あたたまる絵本です。
表紙も雰囲気がよく、贈り物にもいいです。
もちろん自分用も持っています。
紙の本
ゆき
2018/10/31 23:32
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:手紙 - この投稿者のレビュー一覧を見る
イラストがステキデスネ。
みずいろ 灰色 ミタイナ空の色と、雪の白。
ホントに冬の空の色。
シンプルのうつくしさ。
あったかいゆき。