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知的幸福の技術 自由な人生のための40の物語 (幻冬舎文庫)
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電子書籍
経済的独立とは何か?
2021/10/31 10:07
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:絶望詩人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
経済的独立とは何か?
この本に限らず、橘氏は経済的独立とは何かを我々に問いかける。
この本を読んで、経済的独立とは何かを考えてみると良いだろう。
紙の本
雨降るお休みの日にたまには考えてみたいこと
2011/04/02 17:05
6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:rindajones - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書の大半を読んだ翌日、隣の雑貨屋兼クリーニング屋さんへ宅配便をお願いに行った。今回の震災の日に「(日経平均)株価暴落してたもんね」という私の反応に驚いたお店の店主(オバサン)はやはり株をやっていた。というのも、宅配便の送り状を書いている最中その店主から
株は底やろうかね?
と尋ねられた。
「株価暴落してたもんね」「落ちたのぉ~?」という会話しかしていないのに、店主は私との会話を覚えていたようだ。
銀行から勧められて、訳も分からず株を買った(買わされた)事情を聞かされると、「株の底値は誰にも分かりません」とは、彼女にはあまりにも冷酷過ぎる回答だと思い、「それが個別株なら、その株の銘柄や業種によりますね。どんな株ですか?」と尋ねてみたが、分からないとのこと。更に悪いことにそれが外国企業株らしいとのこと。「外国企業株の購入事態は悪いことではないが、その企業やその国の事情を知らないとダメでしょう」とは、これまた説教っぽくなるので言えなかった...。
「そんな買い方はダメですよ」とはやはり答えられず、色々と買った経緯などを尋ねると、何と震災前からその株価は下落中、その銀行員に売却をお願いしても「今は底ですから大丈夫」という回答で、売却できずにいたようだ。株価や損失を見るのも嫌な日々が続いていたようです。
私は「売却して気分が晴れる/軽くなる場合もありますよ」と答えると、「そうよね、そうよね」と店主は嬉しそうな笑顔になりました。ついでに「株価なんて 1/100 にもなりますからね」と言うと、「よし、売ろう!」と勢いづく店主。これはちょっと余計なアドバイスだったかも...。
勢いついでに尋ねた、「生命保険入ってますか?これも株並みかそれ以上にリスクがありますからね」というと、店主の笑顔は再び曇りました。どうやら、最近満期になった保険を切り替えたところ、年齢のために高額になった支払いに悩んでいたようです。
色々と事情を聞いた後の私の回答は
「その月々の数万円はオバサンが生きている間に楽しいことに使った方が良い、娘さんと海外旅行に行くとかね、娘さんが生命保険を当てにしているなら別ですが...、これまで何十年も(保険料を)払い続けているから払うのが当たり前になっているかもしれませんが、お子さんが独立したりで状況は変わっていますから、それに合わせるべきですよ」
というものだったが、店主は「そうそう、払うのがクセになってる。そういう風に考えたことがなかった。おかげで気分が軽くなったわ。ところで、そんなこと知ってるあなたは何屋さん、弁護士さんか何か?」
あはは(笑)、単なるコンピュータエンジニアです。ちょっとここ1年、その辺の分野に興味があって本を読んで、少しばかり資産運用しているだけです。
という、長ったらしい実話を前置きにしてしまって恐縮ですが、店主に話したことの大半は本書に書かれていること。店主との会話の冒頭から、本書を思い出したので、著者の視点と私の解釈を交えてアドバイスしてみただけです。控えめに見ても、店主は色々納得して頂いたようで、少しはお役に立てたように思う。
橘玲の本はここ数ヶ月で何冊か読んで、彼の考えや知識に大いに感銘し、更に自分の知的好奇心をくすぐられるようで非常に楽しい。本書は彼の著書の初期?になるようですが、現在の著書からその主張は変わっていない。彼の主張のエッセンスが良くまとまっている本だと思う。
短い章でありながら、章ごとのつながりも良くて非常に読みやすい。速読はしない(苦手な)私でも、一気に読めました。
生命保険で愛情を証明できますか?
人生最後の数日で医療保険は破綻する
人はなぜ「お受験」に夢中になるのか
などなど、刺激的(中には身につまされる方もいるかも...)ではあるが素朴なテーマをタイトルにした章は、どれも素直に納得できる。ここまで考えるか?という難解な解釈では全くないと思う。
人生を金勘定で語るだけでいいの?
という著者に対する質問にも真摯に応えられている。著者は決して何も強制はしていなく、リバタリアンを評価する者らしく「個人の自由」を限りなく尊重しています。
私が読んだのは改題される前の「雨の降る日曜は幸福について考えよう」でした。僕はこちらのタイトル方が好きですが、一般には抽象的で分かりにくかったのでしょうか...。
「幸福」は個々人で違うでしょう、当たり前です。お金で買える「幸福のカタチ」も少なからずあるとは思います。そんなことを、雨の降る休みの日に考えるのも、たまには良いと思いますよ。「晴れた日」はそんなこと考えるよりも、外で遊びたいですからね。