紙の本
登山に興味なくても楽しめる。
2017/01/25 19:56
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
遠くから見る富士山はとても美しいけど、近くで見ると結構険しい。当然、登山もそれなりの装備が必要ですね。
登山の様子、夜の過ごし方、振り返ると下界に広がる風景、夏の様子・冬の様子、樹海の事、満点の星空、高山植物、そしてご来光。
綺麗な写真と簡潔な文章で厳しくも楽しい登山へと誘います。
紙の本
山頂からの景色がよい
2016/07/22 23:15
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Freiheit - この投稿者のレビュー一覧を見る
山頂からの景色を見ると、子どもたちが冒険心を持つと思われる。世界の7大陸の最高峰を登頂した著者が書いているだけに書いている景色がちがう。
紙の本
写真かっこいい。
2016/05/27 22:33
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:犬婿 - この投稿者のレビュー一覧を見る
子どもへのプレゼントとして購入。石川直樹は写真雑誌でよく見かけていて、写真に冒険譚が添えられていて興味がありました。私の小学1年生の子どもも写真が好きで富士山も好きということで、楽しそうに繰り返しページをめくっています。
紙の本
登った気になります
2017/02/04 20:55
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:honyomi - この投稿者のレビュー一覧を見る
夏の富士山も登ったことはありませんが、なんとなく多くの人がチャレンジしている気がします。
この作品では、あえて過酷な冬の富士山に登っています。実際に登った時の写真を使って作られているのでしょう。
でも、過酷さだけ伝えようとしているのではなく、そこでの充実感や、富士の周辺の自然の美しさも語られています。
自分に登る機会が訪れるかどうかは分かりませんが、一緒に登った気になります。
投稿元:
レビューを見る
この本 すごいですよ。うつくしい!
富士山頂にいる気分になれる(登る気なんてさらさらないです)!
日本一なんだなー。縁起物として、お正月にもいいかも。
投稿元:
レビューを見る
まだ若い探険家で写真家の石川直樹さんの初めての写真絵本。
登るにしたがって徐々に変わる景色。満天の星のきらめきや足もとで揺れる高山植物。アイゼンで踏みしめる雪の音や息づかいまでもが耳に残る。富士山に登りたくなってしまう絵本。
投稿元:
レビューを見る
「誰の足跡もないとこにザクッっていうのがいいよ。だってみんな行ってない初めてのとこに行くからさ。」(S7)
気になっていた石川氏の写真。それが、今回は富士山!
遠方からの富士山の写真もいいけど、やはり、雪山登山の写真がグっとくる。テントの息苦しい感じや底冷えを思い出すような。
雪山は無理だけど、やはり家族で富士山登りたいー。イクゾー!
では、まず高尾山。。。大山か。。。
この本を繰り返し見せて、子どもに刷り込みをしよう!
投稿元:
レビューを見る
富士山に登る絵本。小さな子どもから中高校生、大人まで楽しめる。楽しめるというよりはむしろ、登山ってこんなのなんだとこの本で知ることができる。ただ、登るだけではなく、樹海も出てくるし、噴火して時間がたった溶岩だらけの大地に小さな植物が一生懸命生きている姿もあり、いろいろな面で紹介できる写真絵本。
投稿元:
レビューを見る
エベレストをはじめとする7大陸の最高峰すべてに登頂をはたした石川さんが子どもたちへ写真絵本です!11月3日ラボ・ガーデンリーディングクラブのゲストとしてお越しいただきました!
投稿元:
レビューを見る
登山家の書いた富士登山絵本
絵本を読む年代の子どもには難易度の高い富士登山
だけど、興味をもつきっかけになればいいな
写真や解説など本格的です
登山した気になれてしまう
投稿元:
レビューを見る
著者は、世界最年少で七大陸の最高峰を制覇した、冒険登山家です。
若い頃から精力的に写真文集を出している著者が、はじめて子ども
向けに出した写真絵本が、本書『富士山にのぼる』です。
冬のある日、ふと富士山にのぼってみようと思い立ったところから
始まり、一人冬の富士山を登って、下りてくるまでの過程が、平易
ながらも臨場感いっぱいの文章と写真でつづられていきます。
表紙にもなっている写真の、真っ黒な溶岩の大地と、真っ白な雪の
コントラストが、とても美しく、迫力満点です。この写真を見るた
めだけでも買う価値がある、と思います。
頂上付近の近景を見ていて改めて思ったのですが、本格的な登山を
する人以外、雪山としての富士山の近景を見ることはないんですよ
ね。富士山と言えば、多くの人が雪を抱いた姿をイメージするので
しょうが、それを間近に見た人は、実はとても少ない。こんな基本
的な事実すら、私達は、見落としてしまいがちです。一体、私達は、
富士山の何を知っているというのでしょう?いや、そもそも、この
世界の何を知っているというのでしょう?
「そこにのぼれば、かならず、新しい世界にであうことができる。
見なれた姿の中に、しらないことがたくさんある」と著者は書いて
いますが、本当にそうだと思います。
だから、私達は登るんですよね。新しい出会いを求めて、知らない
ことを少しでも多く知りたくて、また一歩を踏み出すのです。そう
いう気持を持ち続けていれば、見慣れた風景も、また新しい顔を見
せてくれる。「心がぴりぴりしてくる」瞬間にも立ち会うことがで
きる。
「とおくから見ているだけじゃ、つまらない」から、「見ているだ
けじゃわからない」から、「足と手と目と息と耳と、体中で、富士
山にさわりながら、また、富士山にのぼろう」という著者の言葉に
は、世界と向き合うための基本的な態度を教えられます。ほんと、
「見ているだけじゃ」何も始まらないですよね。
一歩を踏み出そうという気持になると共に、世界を新しい眼で見る
ことができるようになる一冊です。そして、富士山に登りたくなる
ことも請け合い。
是非、読んでみて下さい。
=====================================================
▽ 心に残った文章達(本書からの引用文)
=====================================================
ちかづいていくと、富士山の姿は、どんどんかわる。
とおくから見ているだけじゃ、つまらない。
冬のある日、ぼくは富士山にのぼることにした。
すこしずつ、すこしずつ、のぼっていく。
ザクッ ザクッ…、キシッ キシッ…、
きこえるのは、ぼくの歩く音だけだ。
そしてとうとう、
だれの足あともないところまで、やってきた。
これからさきは、ぼくがはじめて、この雪をふむんだ。
--あたりには、虫も動物も、なにもいない。だれもいない。
足音と、じぶんの呼吸の音--
きこえてくるのは、それだけ���。
富士山の夜空。町のあかりのとどかない、ほんものの夜空。
いま富士山のうえで眠っているのは、ぼく一人だけだ。
心がぴりぴりしてくる。
宇宙が、すぐ手のとどきそうなところにある。
冬の富士山は、氷と雪とはげしい風の世界。
のぼる人はめったにいない。
でも、ぼくはのぼる。一歩ずつ、一歩ずつ、足を前に出す。
ゆっくりと、富士山をおりながら、思った。
春も夏も秋も、そして冬も、富士山に、のぼろう。
見ているだけじゃわからないから。
足と手と目と息と耳と、体中で、富士山にさわりながら、
また、富士山にのぼろう。
みんながしっている富士山。とおくからなんども見ていた富士山。
でも、そこにのぼれば、
かならず、新しい世界にであうことができる。
見なれた姿の中に、
しらないことがたくさんあることに、ぼくは気がついた。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●[2]編集後記
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
昨日、日曜日は、ボーイスカウトの指導者講習なるものを受けてき
ました。娘が関わっている世界をきちんと理解しておきたかったこ
とと、スカウトの技術そのものに興味があったことから参加を決め
たのですが、これが実に面白かったです。
ボーイスカウトは英国発祥で、1900年代の始め、戦争で荒廃してい
る社会における青少年の健全な育成のために始まった運動です。日
本にも早くから伝わり、「少年団」活動として広まっていきます。
少年団連盟の初代総長は後藤新平。由緒ある組織なんですね。
刺激的だったのはその教育の理念と方法でした。ベースにあるのは、
体験学習で、「チーム」と「遊び」を大切な要素にしながら、それ
らが実にうまく体系化されているのです。
残念に思ったのは、ボーイスカウトが長い年月をかけて培ってきた
ものが、他ではほとんど生かされていないことでした。公教育の側
ももっとボーイスカウトに学ぶべきものがあるし、企業においても
取り入れられるものがいっぱいあるのに、実に勿体ないことです。
「いい指導者になりたかったら少年の心を持った大人(Boy-man)
になりさえすればいい」という言葉を創始者は残したそうですが、
ほんと、その通りですよね(男優位言葉ですみません)。
それだけ豊かな可能性のあるボーイスカウト運動ですが、今は年々
下火になっていて、国内では、団員の確保がどこも課題になってい
るとのこと。一方、途上国では、急速に広まっているそうです。
Boy-manは、もはや日本では絶滅危惧種なのでしょうか…。
投稿元:
レビューを見る
今まで表紙は絵だと思っていました。
ずいぶん渋い絵だなぁ・・・と。
まったくの勘違いで、これは写真絵本です。
見るだけじゃつまらないので、登ってみることにしたと。
富士山に登る経過の写真絵本なのですが
文章もなかなかに良くて、良質な絵本でした。
裏表紙には作者が富士山に登った時の装備一式も紹介されています。
中学年以上に読み聞かせをしてみたいものです。
投稿元:
レビューを見る
行為の経験としての移動、旅などをテーマに作品を発表する写真家 石川直樹初の絵本作品。一歩、一歩、作者とともに、富士山を登頂している気分になるので、目標達成のイメトレにオススメです。
投稿元:
レビューを見る
冬の富士山登頂の写真絵本です。
6年生最後の読み聞かせに使いました。
一歩一歩自分の足で登って…ということで持って行ってみました。
投稿元:
レビューを見る
写真家・石川直樹さんによる写真絵本。
富士登山には若干のあこがれがありますが、体力に自信がないのと、偏頭痛持ちで高山病が怖いのとで、おそらく、一生登ることはないかなぁと思っています。
そんな人でも富士登山を疑似体験できる1冊です。
冬の富士山に一歩一歩登っていきます。
風の強さ、厳しい寒さ、ぴんと張りつめた空気。
もちろん、しっかりした装備も必要です。
中腹で一泊。テントで食べる食事は簡素でもおいしそう。
夜空の降るような星。
合間には夏の風景も織り込まれます。
麓には、溶岩の大地に育った森。洞穴の割れ目から風が通り抜ける風穴。
多くの動物や植物を育む地でもあります。
遠くからみんなが見ている富士山。
頂上に立ったらどんな気分でしょう!
石川さんは、富士山に登るたびに新しい世界と出会うといいます。
日本でいちばん高い山。
そこから見える風景は格別なんでしょうねぇ。