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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2010.2
  • 出版社: 二見書房
  • レーベル: 二見文庫
  • サイズ:15cm/510p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-576-10007-4
文庫

紙の本

高慢と偏見とゾンビ (二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション)

著者 ジェイン・オースティン (著),セス・グレアム=スミス (著),安原 和見 (訳)

18世紀末イギリス。謎の疫病が蔓延し、死者は生ける屍となって人々を襲っていた。田舎町ロングボーンに暮らすベネット家の五人姉妹は少林拳の手ほどきを受け、りっぱな戦士となるべ...

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高慢と偏見とゾンビ (二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション)

税込 1,047 9pt

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商品説明

18世紀末イギリス。謎の疫病が蔓延し、死者は生ける屍となって人々を襲っていた。田舎町ロングボーンに暮らすベネット家の五人姉妹は少林拳の手ほどきを受け、りっぱな戦士となるべく日々修行に余念がない。そんなある日、近所に資産家のビングリーが越してきて、その友人ダーシーが訪問してくる。姉妹きっての優秀な戦士である次女エリザベスは、ダーシーの高慢な態度にはじめ憤概していたものの…。全米で誰も予想だにしない100万部を売上げた超話題作、ついに日本上陸。【「BOOK」データベースの商品解説】

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著者/著名人のレビュー

あの「高慢と偏見」に...

ジュンク堂

あの「高慢と偏見」になぜか「ゾンビ」とつくとこんなにインパクトが!
衝撃のマッシュアップ小説です。
笑ってしまうか怒り出すかどっちかだと思いますが、
エリザベスの華麗な身のこなし(ゾンビを倒すときの)にはうっとりです。
著者のざっくりした東洋の描写に突っ込むのも楽しい。

みんなのレビュー66件

みんなの評価3.5

評価内訳

紙の本

一度火がついてしまった恋は、家柄の差も、ゾンビやニンジャの襲撃も乗り越えるのよ!

2010/01/27 01:25

11人中、11人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:seymour - この投稿者のレビュー一覧を見る

概要は「内容紹介」に書かれている通りですが、アクションやホラーの要素が強いわけでもなく、ゾンビがことさら強調されているわけでもありません。B級の娯楽作品でもないし、出オチだけの一発ギャグでもありません。あくまで、大人のロマンス小説として読める作品になっています。
だからこそ、シチュエーション・コメディとしてのゾンビが活きているのです。(ゾンビなので生きてはいません)

元ネタの「高慢と偏見」を未読でも楽しめますが、物語の舞台である17世紀イギリスの社会背景については少し知識が必要かもしれません。「女性にとって良い相手を見つけて結婚することが何より大切」という価値観や、家柄がずっと重要視される社会、疫病によってゾンビが跋扈する夜の深く暗い闇……などなど。
そんな時代の片田舎でのありふれた日常を淡々と描きつつ、いくつかの恋愛や戦闘、沢山のユーモアがさり気なく散りばめられた文章は素晴らしいの一言です。ここぞというところで挿入される挿絵も素敵で、物語への理解と感情移入を深めてくれます。

気づけば、エリザベスとダーシーの恋の行方(と、次はどんな場面にゾンビを割り込ませてくるか)が気になって、ページをめくる手が止められなくなっていることでしょう。


恋がしたい人、恋をしている人、恋を忘れてしまっている人―
押し付けがましい笑いに食傷気味な人、小説にしか表現できない笑いを求めている人―
そんな皆さんに、是非読んでほしい作品です。

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紙の本

さらっと読めば、ああ、おもしろかったで、★四つ。でも、どうやってこの小説ができているかっていう構造を理解すると、どうしても★五つになってしまいます。正直、売り方、下手です、出版社さん!

2010/07/09 19:24

12人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

学生時代に『高慢と偏見』を読まずに来ました。学生時代はおろか、私がジェイン・オースティンの『高慢と偏見』を読んだのは、ワイド版岩波文庫が出た2002年のことです。あまりの面白さに★五つを献上するとともに、当時中学生だった長女に読ませて、「いいよね、この話」なんて話し合っていました。その娘もいまでは就活難民の一人になっているのですから時が経つのは早いものです。

『高慢と偏見』でいえば、映画のほうもよかった。ま、小説と同じで私の鑑賞はアバウトなものですが、原作の雰囲気がとてもよく出ていました。キーラ・ナイトレイも胸は小さいけれど、気の強そうなお嬢様といった役どころがぴったりで、次女は小説は読まず、映画のほうでこの作品を味わって満足しています。彼女も今年から六法全書片手に法学部の講義を受けるのに明け暮れています。

そう、映像化されたものも含めて、我が家で最も評価が高いの文芸作品というのがジェイン・オースティンの『高慢と偏見』といっても過言ではないでしょう。ですから『高慢と偏見とゾンビ』というタイトルを見れば、ついつい手を伸ばしたくなるのが人情というもの。それがたとえエロチックな海外作品を文庫で出している出版社のものだとしても・・・。とはいえ、この作品はザ・ミステリ・コレクションに分類されているんですね、はい。

で、私としてはまず、カバーデザインを褒めます。古典を大胆に利用した内容に相応しく黒地に金の線でまとめた様が実にシック。一見した限り、堂々たる文芸作品のものです。二見書房の出版物だけではなく最近の文庫のカバーとしてもトップを争う気品が漂います。でも、よく見ると・・・。ちなみに、中のイラストは結構エグイ。これも、ある意味、この本の中身を具現化しているものと言えるかもしれません。注を見ると

Cover art courtesy the Bridgeman Art Library International Ltd.
Cover zombfication and design by Doogie Homer.
Interior Illustrations by Phillip Similey

と書いてあります。全部向こうの人なんだ・・・

さて、まずはカバー後の案内を写しておきましょう。
             *
18世紀末イギリス。謎の疫病が蔓延し、死者は生ける屍となって人々を
襲っていた。田舎町ロングボーンに暮らすベネット家の五人姉妹は少
林拳の手ほどきを受け、りっぱな戦士となるべく日々修行に余念がない。
そんなある日、近所に資産家のビングリーが越してきて、その友人ダー
シーが訪問してくる。姉妹きっての優秀な戦士である次女エリザベス
は、ダーシーの高慢な態度にはじめ憤概していたものの……。全米で
誰も予想だにしない100万部を売上げた超話題作、ついに日本上陸!
             *
あ、やっぱりベネット家なんだ、それとビングリーもダーシーも出てくる、だから『高慢と偏見』ね。でもベネット家の娘たちは少林寺拳法を身につけ戦士として修業しているらしい、それが『ゾンビ』と関係するわけね。と本文に入っていきます。すらすら読めます。そして、なんて上手にオースティンの『高慢と偏見』にゾンビを絡ませているんだろう、って映画のシーンを思い出しながら、なんの違和感も抱くことなく読み終えてしまいます。

登場人物だって、五人姉妹の少林拳の師匠ペイ・リュウ師以外は、多分、元ネタ本に登場する人ばかりでしょう。普通の読者であれば、これで満足して終わってしまいます。事実、私も娘もそう読んで終わっていました。この本のどこにもそれ以上のコメントがないのですから、当然過ぎるほど当然なわけです。ところが私はこの評を書くために色々調べているうちに大変な記事に出会ってしまいました。

それは、この本が単純に設定をオースティンの名作に借りただけではないというものです。実は、この小説、土台としてオースティンの文章をそっくりそのまま使い、それにスミスが自分の文章を文章を挟み込んで一体化して、この死霊が跳梁する恋愛ドラマに仕上げたというのです。だから、著者名がセス・グレアム=スミス(著)/ジェイン・オースティン(著)と共著のようになっている。

こんな大切なことを、どうして出版社は大々的にうたわないのでしょう。なぜ訳者はあとがきで触れないのでしょう。そして二作の英語の原文を並べて、スミスの工夫の跡を示そうとしないのでしょう。この作品は、単なるパロディでもパスティーシュでもない(ま、後者に近いとはいえそうですが)、全く新たな? 試みであり成果ではありませんか。これだけの長編で行うことの難しさを考えてみてください。

それを知ってて読むのと、知らずに読み終わるのでは感動というか驚きはまるで違います。せめて、あとがきで知るなら文句はありませんが、そこに記載がない現状では、多くの人はこの作品を、ただパロディとして認識して終わってしまいます。もしかすると、世界初の試みの成果を目の当たりにしているのに、それに気付かない、いやそれを知らそうともしない。愚かですね、出版社も解説者も。だから私は敢えて大声で言います。これは凄い本だぞ、って。

最後になりましたが、ネットでこの作品関連の記事を検索していて「今年(2009年)4月に全米発売されて以来、ベストセラーとなっているセス・グラハム・スミス著の小説「高慢と偏見とゾンビたち」が映画化され、女優ナタリー・ポートマンが製作・主演を務めることが分かった。」という文にぶつかりました。そうか、いっそ、原作の趣旨を尊重してキーラ・ナイトレイたちをそのまま使えばいいのに、なんて思うんです、私は・・・

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紙の本

くだらねー! だが退屈な古典をお笑いギャグに一変させたアイデアには敬服。

2012/10/04 11:17

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:山形浩生 - この投稿者のレビュー一覧を見る

高慢と偏見というと、イギリスののほほんとした上流階級が、どうでもいい社交と結婚話でうだうだ悩むつまんない小説、と一般に思われているけれど、そこにゾンビを入れただけであら不思議、話は一変。だれた上流階級のお茶会も、いつゾンビが出てくるかと思えば緊迫感も増し、爽快なゾンビ虐殺でホラーサスペンスの興奮も満点。そしてゾンビ以外の部分は原作通りなので、あのつまらん「高慢と偏見」も通読できてしまうという、一石何鳥ものアイデア小説。

もちろんコーショーなブンガク愛好家は顔をしかめるだろうが、気にすることはない。リミックスの威力を遺憾なく示してくれる快作で、小説を本当に楽しむことができる人は是非。

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紙の本

言わずと知れた十九世紀英国文学の傑作『高慢と偏見』

2016/08/31 17:14

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:sin - この投稿者のレビュー一覧を見る

言わずと知れた十九世紀英国文学の傑作『高慢と偏見』をテンプレートにして設定にゾンビを書き足した作品!その基となった筋立ては八割以上使ってあるというが、逆にゾンビの出ない…いや五人が最強のカンフー姉妹でない原作など想像がつかないほど巧妙にロマンス小説として仕上がっているのは見事としか云いようがない。またトンでも解釈の日本がそこかしこに使われるのは読んでいて楽しいが“鰻の刺身”は毒があるので勘弁してほしい(笑)

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2010/04/25 02:56

投稿元:ブクログ

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2011/07/12 14:40

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2011/12/07 02:28

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2010/05/25 18:09

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2019/07/15 21:04

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2015/05/19 00:05

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2011/01/17 12:09

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2014/06/06 22:12

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2010/06/01 18:14

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2010/06/16 21:25

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2010/10/12 16:09

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