電子書籍
甘やかす権利
2021/01/17 01:25
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投稿者:なつゆき - この投稿者のレビュー一覧を見る
自分に絶対的な自信を持っている主人公の医師が、部下たちに背かれ信頼していた上司にも騙されていたことを知る
自分には居場所がない信じられる人間はいないと、どん底な気持ちに陥っている時に可愛がっていた弟までが自分を責める電話を掛けて来る
以前泥酔していた主人公を助け連れて帰り、主人公を好きだと言い甘やかす権利をもぎ取った花屋の下へ主人公は赴き・・・
プライドの高い主人公が花屋の助けがあったとはいえ、よく立ち直れたと思う
花屋の懐の大きさもさることながら主人公のような性格で、今までのいきさつを踏まえた上で「魔法の呪文」を言うのには、並大抵の勇気じゃなかったのではなかろうか
いきなり変わることはできないけれど、言葉足らずの不器用な主人公のことを少しづつでも理解してくれる人間が増えるといい
主人公も花屋の彼の影響で変わっていければ、優秀な人なんだからきっといい結果がついてくるんじゃないかと思う
シリーズで何冊かあるようなので続編も楽しみだ
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リニューアルしたプラチナ文庫の第一弾。
メス花シリーズやいばきょーシリーズと同じ、K医大付属病院の先生が主人公です。
翌月には続編「お花屋さんに救急箱」が発行されることが決まっています。
まだ途中なので感想はかけないのですが、主人公の名前「甫:はじめ」がどうしても読めない・・。
「はじめ」で漢字変換すれば出てくる字ですが、なじみが薄いからかな・・。
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[花屋×医者]
年下攻め
年の差8歳という結構な年の差の年下攻め。
でも違和感なく楽しめました。
内容と挿絵がマッチしてとてもよかったです。
ドンドン追い詰められていく受けがかわいそうでした。
そしてそれを包む攻めも素敵☆
早く続きが読みたいです。
☆あらすじ☆
自他共に厳しい医師の甫は、溺愛する弟と恋人になった部下の仲を見せつけられ、やけ酒で泥酔した。路上で寝込んだところを生花店店主の九条に拾われた甫は、「あなたを慰め、甘やかす権利を僕にください」と笑顔で押し切られ、添い寝までされてしまう。かいがいしく世話をされ、真っ直ぐ好意を告げる九条の優しい手に癒される甫。それでも己の寂しさ、弱さを認めまいとするが…。
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タイトルに惹かれ、裏のあらすじを読んですぐにレジに持って行ったのに、読了したのはそれから一か月以上も経ってから。
そんな自分の頭を後ろからはたきたい衝動に駆られた小説でした。
買った後すぐに読め、と。
自他共に厳しい。そして自分の行動が間違っていないと信じている甫。
それは自分にも厳しい人だから取る行動なのかもしれないなと。
上司の勧めで、整形外科からリハビリ科に転科した甫は、業務改革の改良や改善をしていこうとし、それに対して療法士が不満を持っていくが、結果的に業績が上がっているのだからいいだろうとつき通す。
二、三年すれば昇進できるという理由もあり、打算的な部分が動いていたとはいえ、根が真面目な分仕事や療法士達を集めての勉強会と、真面目に力を注ぐけれど、周りはそれを快く思っていなく、結果的に孤立してしまう。
そんな時、一人だけついてくる理学療法士の知彦がいた。
それでも、弟の恋人である知彦は愛しい弟の遥を奪った男であり、そう思うと素直になれなく、きつくあたってしまう。
仕事面でも孤立し、そしてずっと自分が面倒をみていた弟の遥が自分の手を離し、自分が改めて一人だと痛感する。
いつもは流せる事も流せなくなり泥酔した甫は、投げやりな気分のまま路上で寝てしまう。
そんな時に手を差しのべたのは、病院に花を配達にしにくる花屋の九条だった。
放っておいて欲しいと思っているのに、甲斐がいしく世話を焼く相手に戸惑いつつ、借りは作りたくないと甫は伝え金をだそうとすれば、金の代わりにお願いがあると返される。
一つ目は自分の名前を覚える事。
そしてもう一つは。
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「あなたを慰めて、甘やかす権利を僕にください」
「……何?」
「へこんでいるあなたを慰めて、寂しがっているあなたを甘やかす権利を、僕に。それで、あなたの仰る『借り』は帳消しにします。いいですか?」
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そんな彼を言葉通りに甘やかし、そして九条は甫をガーベラの花に例える。
華やかで、堂々としていて。
そして可愛い花。
少しだけほっとしたのもつかの間、職場に出勤した甫を待っていたのは、甫の指導に不満を感じている療法士達からの反抗だった。
一週間に一度の勉強会を放棄され、冷戦状態になる。
身を引こうと整形外科に向かい、リハビリ科へと進めてくれた上司を訪ねるが、そこで同僚の陰口や自分を厄介払いにしていたという上司の本音にショックを受け、今まで築いてきたものがすべて崩れていく感覚を味わう甫。
そして、弟にも非難され、完璧に足場を崩し、居場所を見失ってしまう。
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生まれて初めて、心が壊れそうになるというのがどんな状態なのかを己の身で思い知らされ、自分が世界のすべてから拒絶されたような気分で、甫はしばらくそのまま、立ち上がれずにいた……。
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……ここでもう涙腺が崩壊。
自分が絶対だと信じていたものが砕かれるというのは、きっと人生観すら見失わせるんだろう。
大切な存在に裏切られ、尊敬ていた存在に失望し。
……それでも、信じていたかったという心が軋んでじくじくと痛む。
九条を訪ねた後、彼が思いっきり甫を抱きしめて甘やかした時、そういった存在がいる事が素直に嬉しかった。
心で、体で、全部を使って甫を包み込む九条。
そんな彼が、すべてがうまくいきますようにと伝えた魔法の言葉があるけど、それは人と人の間を円滑にする潤滑剤でもあるだろう。誰だって、ちょっとした時にそうやって声を掛けられると、心があたたかくなると思うから。
それを知らないのならば、これから知ればいい。分からないのなら、教えてもらえばいいんだと。
だからといって、そう簡単に培ってきた性格が変わるわけはないだろうけど、少しずつ誰かと触れ合う事で良い方向に運ぶものもあるのかもなと考えたり。
二十三歳にして達観している部分がある九条。「お花屋さんに救急箱」を読むとなんだか納得してしまう。
好きな相手に合わせて生きてきた彼だからかもしれない。
人を受け入れる事は、最初からその器が広いんじゃなくて、ゆっくりと自分で大きくしていくのかもね。
きっとその間は辛かったり、それでも幸せだったり。傍にいる事で生まれる感情があって、それが九条の性格を形成していったのかも。
環境や自分の大事な人の影響で、象られて今の自分があるんやろうね。
なんて最後にはつらつらと考えてみたり。
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花屋×医者。
他社のシリーズ物と比べると気持ち
キャラクターの扱い方が雑な気がしました。
2010年1月19日購入
2010年7月7日読了
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続編『お花屋さんに救急箱』と共に読了。
BL小説は大体気に入った作家さんのしか買わないのですが、たまたま手にして表紙に惹かれて買ったら、久しぶりの当たり。
今やちゃっかり『働くおにいさんブログ』までチェックしています(笑)
優しい文章だったので、是非他の本も読みたいなあ、と思いました。
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受けと攻めの話し方が独特なので、二人の会話シーンがテンポ悪く感じてしまいました。
ただ、慣れたら平気なのかも…?
ラストは良いカンジだったので、続きも読んでみたいと思います。
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お花屋さん×お医者さん
クールなところ、楢崎先生とちょこっとかぶっちゃう。
けど、「誰にも必要とされない」と悲しみ傷ついちゃうあたり、弟にとことん過保護で甘いあたりとかは違うなぁ。
甘やかされ、慰められるところはいいですねぇ。
誰かに必要とされるってのは、生きていくうえで重要な意義だと思いますね。
お花屋さん、23歳にしては達観しすぎ。おっさんみたいだ。←悪い意味でなく。
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とにかく可愛かった!!でも最後まで読み続けないと胃がキリキリ。主軸の受け子に感情移入しすぎてどん底に落ちるまでのシーンで、じわりときてしまった。花屋さんの甘やかしっぷりが最高に良かった。ほんともう沢山甘やかしてあげて!って思える一冊。
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頑固で厳しい医師の甫は整形外科から転任したリハビリテーション科で著しい成果を上げるが、自他共に厳しい態度が理学療法士たちと溝を生んでしまい四面楚歌状態。
表面上は平然としていた甫だが、耐え切れずに泥酔し倒れていたところを花屋の夕焼に拾われそれはそれは丁寧に大切に開放される。
翌日、二日酔いで起きる事もままならない甫に優しく慈しむ態度で接し、「あなたのことが好きなんです」と告白される。
翌日の勉強会が始まる前に谷田部から「もう先生の勉強会に出るのはコレが最後です」、と告げられ驚く甫。中でも溺愛する弟、遙の彼氏で部下でもある深谷には厳しいながら目をかけていたにも係わらず、古参の理学療法士側に付かれた事に愕然とする。
甫は元の職場に期日よりは早いが戻ったほうがお互いの為ではないかと上司であった教授に相談に行くが見事に玉砕。
身の置き所の無くなった甫がたどり着いたのは優しい夕焼の花屋で。
身も心もボロボロの甫を夕焼の優しさが包み込むように癒してくれて、期間限定の恋人になります。
8歳年下の夕焼ですが、すっぽりと甫の心を包み込んでくれます。
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K医大の話だとは知らず、レーベルが違うから驚いたw甫は優秀で勤勉だけど生真面目で堅物で仕事に対してストイック。それを絶対権力的な医局トップである甫に要求されたら部下としては息が詰まるばかりだというのも理解できるけど、部下たちに反旗を翻され傷つく甫の姿が辛い。しかも弟からも責められちゃってブラコン・甫には痛恨の一撃。角張った印象の甫を優しく包み込むのが年下とは思えない包容力の九条。甫の角が九条を破ったりしないかと少々不安だけど、柔軟性も伸縮性もある九条に包まれて甫の角が取れて丸くなっていくといいな♪
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ほのぼの?うんほのぼの
ありえる人間関係のごたごた。
主人公に感情移入するタイプの人は読んでるうちにだんだん鬱になってきます。
が、最後に救われる。
どっちかって言うと感情移入したほうが楽しめると思います。
途中で教授を殴りに言ってやろうかと思いだす。
絶対に最後から読むとかしちゃいけない小説(友人に後ろから読む人が居る)
あと、絵がとても好き。
お花屋さんに救急箱も読みたいけど本屋で見つからない…!!
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https://twitter.com/#!/saharaxxx1/status/144000199717699584
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不器用で言葉足らずな大野木甫(お医者さん)と九条夕焼(お花屋さん)と甫の弟、遥(パン屋さん)と甫の同僚?部下?で遥の恋人、知彦(理学療法士)のお話。
長い間積みましたが読み始めたら一気に読めました♪
甫って真面目で、不器用で、言葉足らずで、半分、自業自得じゃない?っと思うようなところもあったけどズタボロになったときは本当に可哀想でした。
お花屋さんの夕焼、始めは、うさんくさい感じもありましたが、甫のことが大好きで甘やかしまくっています。
甫を包み込むにはちょっと年齢が若すぎるのが気になりましたがまあいいか(笑)
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攻め:花屋・九条夕焼
受け:医師・大野木甫
K大リハビリテーション科の医師・大野木は整形外科から講師として来ている。が尊大な態度が災いして孤立している。しかも自分の部下は弟の彼氏という複雑な関係に面白くない。
その二人の中むつまじさに泥酔した夜、病院へ出入りの花屋・九条に助けられ…。
プライドが高く自己表現力の低さが災いして人付き合いの下手な受け・大野木を大きな包容力で甘やかして支える年下の九条がいい。
どういう付き合いになるのか、続編読まなきゃ。