１０−１０−１０ 人生に迷ったら、３つのスパンで決めなさい！

投稿元：

レビューを見る

「20世紀最高の経営者」と評されたジャック・ウェルチの夫人、
スージー・ウェルチによる著作

（ジャック・ウェルチ…元ＧＥのＣＥＯ）

人生に迷った時の決断方法を示す内容で、コンセプトは実にシンプル。

「この選択をしたら、10分後はどう変わる？」（今すぐに出る結果）
「この決断をしたら、10ヵ月後に後悔しない？」（近い将来に出る結果）
「この道に進んだら、10年後、あなたは幸せ？」（遠い将来に出る結果）

この３つのスパンで物事を決断する、
「10-10-10」（テンテンテン）という考え方を示している。

決断力を身につけたい方におすすめ☆

＊＊＊

「苦しみだけが、人に自覚をもたせる」（ドストエフスキー）

自分の人生を立て直すには、
「これまでとは違う方法で決断しなくてはいけない」と気づいたのだ。
つまり、今すぐに出る結果、近い将来に出る結果、遠い将来に出る結果
をじっくり考え抜くことによって、先を見通すことができるのではないか、と。
十分後にどうなるか、十ヵ月後にどうなるか、十年後にどうなるか

すべての決断を長期的な結果に基づいて下すべきではない

子供たちに敬意と責任について教えたければ、
自分の行動で示さなければならない

私たちは最初と最後の情報をもっとも信頼し、
その間に聞いた情報は、その正確性や妥当性に関係なく軽視しがちだ。
また、人には一番よく聞く情報や好きな人から聞いた情報を重視し、
嫌いな人から聞いた情報は軽視する偏向性があると考える認知心理学者もいる

◆プルーストの質問表
「一番好きな美徳は何ですか？」
「あなたのモットーは何ですか？」
「もし自分が自分でなければ、誰になりたいですか？」
「あなたにとって幸福とは何ですか？」
「あなたにとって悲惨な状況とはどんなものですか？」

◆著者が作った質問表
「自分がいないときに、自分についてどんな噂をしてほしいですか？」
「両親の生き方の、どこが好きで、どこが嫌いですか？」

要するに、仕事は人に生きる意味を与えてくれるのだ

上司が何も言わないからといって、
自分は問題なくやっているとは思わないこと

成功はチームのものだ。
よいリーダーは、部下の栄光によって輝くことを喜ぶ。
よいリーダーは自分のエゴを満足させるより、
部下の成長を見るほうが楽しいと心から思える

投稿元：

レビューを見る

ジャック・ウェルチの奥さんが４人の子連れにもかかわらず、いかにしてジャック・ウェルチを射止めたか、という恋愛指南書では（決して）なく、なにかを選択する時、10分後、10ヶ月後、10年後どういう結果になっているかを考えてみるという方法論。なるほどねとは思いつつ、今までの自分を振り返ってみると、おのずとこのように想像して判断してきたような気もする。歳を取るごとにあまり悩まなくなったけれども、困った時には思い出したい。

投稿元：

レビューを見る

判断を迫られたとき、どうしようか迷ったとき、「10分、10ヶ月、10年」の３つのスパンで、それぞれの選択肢から導かれる結果を推測し、最適解を見つけようと提案する本。
ただし、それぞれの時点の推測をするためにはまず、十分な情報が必要。
よくある生き方指南書とは異なり、手取り足取りのハウツーは書かれておらず、挿入されているエピソードから各人が読み取ることが求められている。

投稿元：

レビューを見る

著者は、スージー氏である。
ハーバードー記者ーＡＰ通信ーハーバードＭＢＡ−経営コンサルタントという
キャリアの持ち主である。そんな氏が、迷い事があり難しい決断をする時の
フレームワーク、それが１０−１０ー１０であり、それについて説明したのが
本書だ。

■１０分後、１０ヶ月後、１０年後つまり、短期的・中期的・長期的で
物事を考えてみる。それによって、決断は最良のもとなるだろう。

以上が本書のコアな部分である。
あとは、事例にそって如何にこの方法がすばらしいかが説明されているだけだ。

このような考え方はたしかに有効である。
しかし、そうは考えてもなかなか実行するには難しいこともあるだろう。
それに、長期的スパンに立った時に、その時点での”１つの問題”は大して問題に
ならないとしても、それが積み重なって大きな問題ともなりえる。
（このような視点、つまり１０年後はその時点の問題の影響力というよりは
行動の積み重ね、考え方の積み重ねに注意して創造し、考える事が重要）

ただし、本書を読んで現時点の自分を振り返れた事も事実である。
本当のなりたい自分になりえてるだろうか。
最善の選択をしているだろうか。
流されていないだろうか。

以後、気をつけたいと思う。

以上

投稿元：

レビューを見る

人生の岐路で悩んだら、短期-中期-長期の視点で考えなさい。そうすれば自ずと答えが見えますよ、という考え方の話。もちろんそのためには自分の価値観をよく知り、自分にとって何が大切かをよく知らなければなりませんが、とのこと。
とはいえ、なにが1番大変って自分にとっての大事なものを見極めるのが1番大変で、すべてを選ぶことが出来ないと頭でわかってたとしても、それが選べないからひとは優柔不断になるのだな、と思いました。

投稿元：

レビューを見る

今しようとしている決断によって、10分後の自分、10ヶ月後の自分、10年後の自分がどうなっているかを想像すること。

投稿元：

レビューを見る

ありきたりなようだけど、この考え方は確かに想像力とエビデンスを集めないと決断できないから、合理的だと思う。

投稿元：

レビューを見る

題名そのままの内容でした。三つのスパンで判断してはいかがでしょうかという内容です。何度もその使用例が出てきますので、十分に理解できると思います。その方法自体は参考にはなりました。

投稿元：

レビューを見る

◎10分後にどうなるか、10ヵ月後にどうなるか、10年後にどうなるか


◎私たちは、どこかへ出かける誘いを受けたり、誰かを助けて欲しいと頼まれたりすると、そのときになれば忙しすぎて　約束を守れなくなるとわかっていながら、ついイエスと答える。誰もどこか本能的な部分で、「食べて、飲んで、楽しくやろう。明日は死ぬかもしれないのだから」という昔からの考え方を受け入れてきた。


◎しかし、日記を書いたり、分別のある2人の姉に相談することで、客観的な視野に立とうとしても、まず決断にはいたらない。その日の終わりには、あまりに個人的で複雑な選択肢に取り囲まれ、一人で戸惑うことになる。そこで10-10-10の出番となる。


◎愛情についての自問
・理想の関係では、2人はどれだけの時間を一緒に過ごすのか？
・私はどれだけの自分を自分自身のために取っておき、どれだけの自分をパートナーと分かち合うのか？
・どんな妥協をする覚悟があるのか？
・タイプが違うパートナーと一緒にいて心からくつろげるか、それとも価値観が同じ人といっしょになるほうがいいか？
・パートナーに大黒柱になってもらいたいのか、それとも自分か？


◎仕事についての自問
・自分は間違った仕事についているのではないか？
・自分のキャリアは失速したと思う？
・仕事と生活のバランスをとろうとして、気が狂いそうになっている？


◎自分に合う仕事を見つけるには
・この仕事は「自分の同類」-人生に対して同じ感性を持った人たち-とともに働くことができるだろうか？それとも、そんなことは意識から締め出すか、そうであるふりをするか、仮面をつけて一日をやり過ごす必要があるがろうか？
⇒価値観が違ったり、ありのままのあなたを評価してくれない人たちと「ともに働かなければならないのなら、どんな仕事も、あなたにふさわしいとは言えない。

・この仕事は、私の意識を高め、技能を伸ばし、背伸びさせることによって、私を今より賢くしてくれるだろうか？
⇒私は楽しみながら新しい技能に挑戦できるだろうか

・この仕事は私に門戸を開いてくれるだろうか
⇒どの仕事を選ぶのであれ、少なくとも次の仕事に進むチャンスを与えてくれるものにすることだ

・この仕事は私に生きる目的を与えてくれるだろうか？
⇒完璧な仕事-完璧なキャリア-が完璧なものになるには、それが本人を幸せにするときだけだ。

投稿元：

レビューを見る

★3.5
今までの自己啓発本の中で、一番？即効性のある本。

迷う事がある時、その問題に対し
「10分後(今)はどうなっている?」
「10ヶ月後(ちょっと先)は?」
「10年後(未来)は?」
こう自問するだけでOK！

投稿元：

レビューを見る

10分後，10か月後，10年後のイメージをもって行動をしようということ。それだけ。

日本人だと3-3-3になりそうだが，アメリカ人は10なんだね。。

投稿元：

レビューを見る

判断する時には時間軸を使うと言うアイデアとそれにより一見解決が難しい事が解決したと言う事例集である。

自分の心の中を空っぽにしておく事は精神の安寧には必要だが判断に迷い心の中に留めてしまう事は多い。

直後、想像できる範囲の近未来、不確実なちょっと遠い未来と言うスコープを使って今を見る事で、自分の価値観をあぶり出す。

悩みが雪だるま式に大きくならないうちに、適用するのがオススメである。

投稿元：

レビューを見る

３つの１０でものごとを判断するというもの。

１つ目は１０分後（現在、今日、１週間後）
２つ目は１０ヶ月後（予想できる将来）
３つ目は１０年後（ずっと先）

心理学的に、人は未来を割り引き過ぎて判断を下す傾向がある。

仕事を選ぶ時は、その仕事が次の門を開き易くするかを考慮すること。

友情は素晴らしくも壊れ易い、人生における無償の必需品でえある。
仕事や家族のように縛られるものもなく、なくとも日常が流れてしまう。

投稿元：

レビューを見る

決断に迷ったら、10分後、10ヶ月後、10年後の自分がどうなってるか思い浮かべる。
一つの目安にはなる。

投稿元：

レビューを見る

理論は単純であるのにも関わらず、確かに役に立ちそうに感じた。自分の弱い分野を考えるときは是非活用したい。