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  • みんなの評価 5つ星のうち 3.6 12件
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2009.12
  • 出版社: 集英社
  • レーベル: 集英社文庫
  • サイズ:16cm/187p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-08-746513-6
文庫

紙の本

小沢主義 志を持て、日本人 (集英社文庫)

著者 小沢 一郎 (著)

小沢主義 志を持て、日本人 (集英社文庫)

税込 524 4pt

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みんなのレビュー12件

みんなの評価3.6

評価内訳

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紙の本

小泉純一郎に人生を狂わされた男=小沢一郎。私は、この男を悲劇の政治家と見た。俗に「天の時、地の利、人の和」という。この小沢一郎と言う稀有の政治家に、ついに天は微笑まず、人の和は成立せず、地の利も整わなかったと見て、まず間違いないだろう。小沢は大きな勘違いをしているようだ。

2010/02/17 13:17

18人中、11人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:塩津計 - この投稿者のレビュー一覧を見る

確かに小沢は「志」をもった政治家である。その志は並々ならぬもので、そんじょそこらの陣笠議員じゃ太刀打ちできない立派な志を立てていることは本書の随所に溢れている。時間がない中で、それなりに本を読み、勉強していることも確かだろう。もちろん、小沢は当時の名門東京都立小石川高校から東大法学部を受験するも失敗し、やむやむ慶應大学経済学部に入学している。小沢は本当は東大法学部にいって、官僚にでもなりたかったんではないか。ところが小沢は慶應の、しかも法学部でなく経済学部に進んでいる。これは解る。当時の慶應法学部は今と違って偏差値が非常に低い落ちこぼれ学部で「経済にあらざれば慶應にあらず」とさえ言われていたのだから。なお、当時は偏差値的には早稲田大学政経学部政治学科が私立大学の中でもダントツだったはずで、東大法学部を志望する、ほぼすべての受験生が「滑り止め」で早稲田政経も受けていたはずだ。小沢はもしかして早稲田政経も滑ったのかもしれない。東大から官僚になっていれば、当然海外にも留学し、海外の名門大学院での勉強も出来ていたはずだ。小沢はこれも出来ていない。出来たのは「田中角栄の子分になってドブ板選挙をすること」だった。このあたりの小沢の屈折が本書の随所から匂ってくる。

冒頭で、己の心の屈折を振り払うかのように小沢はまず「選挙の重要性」を説く。これは正しい。「サルは木から落ちてもサルだが、政治家は選挙に落ちればタダのヒト」と喝破したのは大野伴睦だが、小沢の言うとおり、日本のマスコミはこれまで選挙の地位を不当に貶めてきた。古館一郎あたりは「政治不信ここにきわまれり。この際、投票に行かないというのも立派な意思表明だと思います」等とまるで間違ったバカなことをテレビを通じて全国に訴えていたが、これほど国民を愚弄する発言は他にない。しかし同じことを戦後ずっと日本のマスコミは垂れ流し続けてきたのだ。

そして小沢は言う。日本の選挙制度を中選挙区制から小選挙区制にしたのは間違いではないと。これも正しい。日本では、いまだに「中選挙区を廃止し小選挙区制にしたことで政治家の器が小さくなった」とバカの一つ覚えのように叫び続ける土建屋帝国主義の亡霊の中広務やそれに阿諛追従する岩見隆夫のような政治的蓄膿症が存在する。「日本人の気質に小選挙区制はあわない」などと頓珍漢な決め付けをするジェラルド・カーチスのような「学者」がいる。こういうアホな連中の妄言を小沢は一刀の下に切って捨てる。

改革も必要だと小沢は言い切る。日本は貿易立国であり自由貿易は日本の利益である。農業だの幼稚産業だのと言う「部分利益」を保護せんがために貿易全体を制限する保護措置は日本全体の利益に反すると小沢は言い切る。だから農産物の過保護は全廃し、農業含む自由貿易に日本は舵を切るべきだと小沢は言う(拍手。

ここまでは良い。問題はこのあとである。改革を是とする小沢が、突然、小泉純一郎を全否定し始めるのである。小沢は、さぞ悔しかったのであろう。自身は自民党本流の田中派のプリンスとして自民党内のエリートコースを驀進し、40代にして自民党のトップである幹事長に就任し、宮澤喜一ら錚々たる先輩政治家を「呼びつけて」面接したりして、既に「天下は我が掌中にあり」と勘違いしたのであろう。その時、仲間が一人もいない孤独な陣笠議員で、政治的主張は意味不明な小泉純一郎に、まさか政治的に敗北し、先に首相の座を奪われるなどと夢にも思っていなかったのであろう。しかも、しかもである。小沢は天下取り宣言として『日本改造計画』を世に問うたが、そのほとんど全てを小泉に盗まれ、小沢が掲げた改革は「小泉改革」として政策化されていったのだから。私は小沢の気持ちが痛いほど解る。歯牙にもかけていなかった小物政治家小泉に先を越された悔しさ。その小泉が自分の政策の大部分を盗んで「小泉改革」としたことへの憤り。でも悲しいかな小沢の政策は、基本的に小泉改革と瓜二つなのである。

小泉改革のエッセンスとは、戦後の自民党政策の根幹だった「所得の再分配」の行き過ぎにストップをかけることだった。大企業を絞り、都市に住む大企業サラリーマンを抑え付けて彼らから税金を巻き上げて全国の負け組産業、農業、土建屋、中山間地、限界集落に盛大にカネをばら撒くのが自民党政治の本質だった。東京、横浜、川崎、大阪、名古屋に犠牲を強いて、新潟、島根、鳥取、四国、九州、北海道にカネをばら撒くのが自民党政治の本質だった。だから日本のコメの関税は400%を超え、日本の財政赤字は拡大の一途をたどったのである。「これではもう持たない」というのが小沢の主張であり、小泉はこれを全面的に採用したのである。しかるに小沢は「小泉の改革は、まやかしで国民に痛みだけを強いた中途半端なものだった」と小泉をクソミソに貶す。「改革が中途半端」だったのは、「あまりに国民に負担を強いるのは政治的配慮から出来ない」と急進的改革ではなく漸進的改革を小泉が選んだからであり、これを「中途半端」とするのは筋違いと言うものだろう。「国民に痛みだけを強いて格差を広げた」というのもウソである。小泉の時代、格差は縮小しているのだ。ウソだと思うなら経済財政白書を読んでみるが良い。「失われた10年」を克服し、経済を成長に転換させたのは小泉内閣だけであり、経済が成長すれば格差は縮小するのである。幾ら小泉が憎いからといってウソを言っちゃいけないよ、小沢君!

安全保障でも小沢は空回りしている。小沢は言う。「戦後の日本政治の枠組みは吉田ドクトリンに尽きている」と。その認識は正しい。しかし「過度の対米依存を脱却し、日本は自立した安全保障体制を敷くべきだ」となると話は空想の世界に飛ぶことになる。日本は自前の防衛産業すら持っていない。戦闘機のエンジンすら自国で生産できず米国からの輸入に頼っている。離島に中国軍が上陸してきても、日本に国土を奪還するための強襲揚陸艦も上陸用舟艇もなく、地上攻撃能力をもった戦闘機もない。いわゆる楯と矛の役割分担とやらで日本の自衛隊は攻撃能力をほとんど持っていないのだ。日本は毎年5兆円の防衛費を使っているが、その過半は米国の機動部隊を護衛するためのものと見ても言い過ぎではない。それでどうして自主防衛が出来ようか。「長城計画」で600人を中国に連れて行って叩頭外交、朝貢外交していれば中国は友好国になって尖閣列島奪還を諦め、沖ノ鳥島を「岩ではなく島だ」といってくれるのか。んなワケねーだろ、イッちゃんよ。

国連を過度に理想化するのもどうかと思う。国連とは、平たく言えば団地の理事会のようなもので、リーダー不在の中で猛者同士が駆け引きを行う不毛の場だ。国同士の利害が錯綜する中で陰謀と騙しあいが駆け巡る暗闘の場が国連なのだ。んなところに「御親兵を」なんて、気でも狂ったか、イッちゃん。

まあ、教育の最終責任と権限を文部科学大臣に集中させ、国家が国民の教育を直接指導するという主張には首肯出来るが、輿石率いる日教組とどうやって折り合いをつけるんだ?

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