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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2010.3
  • 出版社: 新潮社
  • レーベル: 新潮文庫
  • サイズ:16cm/183p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-10-100708-3

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文庫

紙の本

人間の建設 (新潮文庫)

著者 小林 秀雄 (著),岡 潔 (著)

人間の建設 (新潮文庫)

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人間の建設

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人間の建設

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新潮文庫の100冊 2016 109巻セット

新潮文庫の100冊 2016 109巻セット

  • 税込価格:65,027602pt
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著者/著名人のレビュー

大数学者の岡潔は、1...

ジュンク堂

大数学者の岡潔は、1901年4月19日に誕生しました。
とても一人ではこなせないと思わるような大理論を美しく展開し、
世界に名を轟かせた岡は、仏教についての深い知識から、
日本というものへの論考でもまた秀でた人物でした。

「有り体にいえば雑談である。しかし並の雑談ではない。」

小林秀雄とこの岡潔が交わす言葉をすっぽりと手の中に収められる幸せ!(しかもこのお値段)

【折々のHON 2010年4月19日の1冊】

みんなのレビュー120件

みんなの評価4.2

評価内訳

紙の本

情緒を磨く

2017/03/29 04:10

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:とうふ - この投稿者のレビュー一覧を見る

本の分厚さが薄くてすぐよ見るだろうと舐めてました笑
意味がわからない言葉にが多く調べながら読めました。
お二人の対話の中で学問に対する考え方が色々な話題から繰り広げられていました。
学問を学ぶことにおいてまずは情緒がなければ、学んだことに対して意欲もわかない。また情緒を司る前頭葉で創造がおこなわれているのではないかという話で発想力、創造力を身につけるためには自らの感性を磨くとこが大切なのだなと感じました。知識ある人は本当にかっこいい。

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紙の本

名作

2016/02/02 11:20

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:onew - この投稿者のレビュー一覧を見る

文系的頭脳の歴史的天才と理系的頭脳の歴史的天才による雑談をまとめた本。読みやすく、話題に富んで面白かった。

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紙の本

知の巨人

2017/04/23 11:57

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:RASCAL - この投稿者のレビュー一覧を見る

知の巨人同士の対談。特に岡潔さんがすごい。数学者でありながら、小林秀雄と対等にドストエフスキーやベルグソンを論じ、日本国憲法前文を小我と切り捨て、「神風」の如く死ねることを日本人の長所と言い切る。手元に置いて時々読み返したい本です。

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2010/08/18 10:56

投稿元:ブクログ

1978(昭和53)年の出版本の文庫版。二代巨頭の対談で、かみ合っていそうで微妙なずれが面白い。その当時、日本の教育の衰退を危惧し、ギリシャの破綻を予測している。いまでこそ、読んでみる価値がある。

2017/02/02 11:40

投稿元:ブクログ

主張に同意できない点は多々あるし、数学の議論の話はさっぱり理解できないし、そもそも会話というよりそれぞれの放談といった感じもするけど、読んでいると自分の思考が論理的になってくる不思議な知的刺激・興奮を覚えてしまう一冊だった。何故これを注釈してこれを注釈しないといったものも結構あり、つけどこらがやや的外れな気がしたのは時代故かこちらの知識故か。裏表紙に「有り体に言えば雑談である。しかし並みの雑談ではない…その全ての言葉は示唆と普遍性にとむ。日本史上最も知的な雑談といえるだろう。」とあるがその通り。もしあれば音声ブックで出して欲しい。内容故か茂木氏の解説は蛇足に感じてしまった。要らなかったのでは。

2016/08/01 12:43

投稿元:ブクログ

頭が悪過ぎて殆ど理解できなかった。お二人が言う所の「知が低下している」故だろうか。せめてもの足掻きとして右記二点をメモ:ドストエフスキーは両極を持つ無明の達人。悪い方の極がなかったら良い方の極もわからない。(自分の好きな漫画家の冨樫義博も同じように悪の描写がうまい)・知や意思はいかに説いたって情は納得しない。全知全能が無智無能に関心を持つのは、知でも意でもなく、情において。

2011/02/04 18:54

投稿元:ブクログ

数学者岡潔と文士小林秀雄による対談。
本当におもしろかった。
特に数学の研究において、最終的には論理的整合性ではなく情緒的満足にその価値が置かれるということ。
科学は理性であり言葉であるのに、それを突き詰めると説明できないもの、情緒に正解があるということ。
今の科学先行主義に重要な指針を与える本であると感じた。
自分としてはとにかく何に対しても「わかった」と思わないようにしたい。理解しきれないということでしか理解はできない。

『やさしいことはつまらぬ。難しいことがおもしろいということが誰にでもあります』
『人には個性というものがある。芸術は特にそれをやかましく言っている。そういう固有の色というものがある。その個性は自己中心に考えられたものだと思っている。本当はもっと深いところからくるものであることを知らない。つまり自己中心的に考えた自己というもの、そういうものを西洋では自我といっております。仏教では小我といいますが、小我からくるのは醜悪さだけなんです』
『ピカソ自身は美を無明と勘違いしているのだと思います』
『絵も同じです。自我が強くなければ個性は出ない、個性の働きを持たなければ芸術品はつくれないと考えていろいろやっていることは日本でも世界でも同じです。今の芸術家はいやな絵を押し切って描いてほかの人には描けないといって威張っている』
『考えてみると物と絵描きはある敵対状態にある。物が向こうにあって自分はこっちにいる。それをどう始末するかという意識が心の底にある。多分いらいらしてそれを描くのだろうと思います。もちろんそういう意識はおもしろい絵になります。今の絵描きは自分のノイローゼを書いて売っていると言えるかもしれません。そういう絵をかいていて平和を唱えたって平和になりようがない。対象はみんな的だと思い込んでファイトと忍耐をもって立ち向かうのでしょう。神経のいらだちがおのづから画面に出る。それがよくあるほど個性があると言っている』
※筆と一体化するという意識が書の本質にあるのかもしれない
『物を生かすということを忘れて自分が作り出そうというほうだけをやりだした。』
『各人一人一人個性はみな違います。それでいていいものは普遍的に共感する。個性はみな違っているが他の個性に共感するという普遍的な働きを持っている』
『世界の知力が低下すると暗黒時代になる。暗黒時代になると物の本当のよさがわからなくなる。真善美を問題にしようとしてもできないからすぐ実社会と結び付けて考える。それしか出来ないからそれをするようになる。それが功利主義というものであろう』
『自然な素朴な心に自然があると思っているが、自然があるいうことを証明するには現在理性の世界でいわれている範疇ではできない』
『知と意とかがどう主張したってその主張に折れたって情が同調しなかったら人はほんとうにそうだとは思えない。矛盾がないというのは矛盾がないと感ずること、感情なのです。そしてその感情に満足を与えるためには知性は無力』
『知性や意志は感情を説得する力がない。ところが人間というものは感情が納得しなければ本当には納���しないという存在らしい』
『感情の満足、不満足を直感といってるのでしょう。それなしには情熱は持てない。』
『時というものを説明しろといったらおれは知らないという、説明しなくてもいいというならおれは知っているとかく』
『今の科学文明などと言うのはほとんど借り物なのです。自分で作れるなどというものではない。建設がない』
『現在の人類進化の状態ではここでほろびずにこの線を越えよと注文するのは無理。しかし自然の進化を観ているとやり損いやり損っているうちに何か能力が得られてそこを超えるというやり方です。まだ何度も何度もやり損わないと越えられないのならそうするのも良い。しかしそう考えると人の進化論はほんの小さなもので大自然はもう一回りスケールが大きい』
『自我を自分と思っている欧米人』
『問題を出さないで答えだけ出そうというのは不可能』
『日本は戦後個人主義を取り入れた』
『わからんでしょうな。わかれば書きませんね。そうでなければ読む人は企みに踊らされているような気がするでしょう』
『発見はみんな行き詰った時開ける、いかにも奇妙な開け方。西洋人は自我が努力しなければ知力は働かないと思っているが数学上の発見はそうではない。行き詰って意識的努力なんかできなくなってから開けるのです』
『いいことは簡単なことだ。これこそメシアだと言っても簡単すぎて笑われるだけだ。これが真理だと心理を説いていても気見合いがない』
『外国のものはどうしてもわからないというものがある
『一を仮定して一というものは定義しない。』
『気持ち次第で千差万別の立ち方がある。そういうことを何がさせているのか、実は一つもわかっていない。そうだとすると人間の生活は操り人形』
『直観と確信とが離れ離れになっている』
『かりにリアリティというものはあるわけだけど、見えてはいない。それを信じなけえばならないわけ』
『詩と数学は似ている。情緒の中にあるから出てくる』
『わかるということは分からないと思うことだ』
『数学の中だけでは安心出来ないわけで、やはり人類の文化の一つとして数学というものがあるという自覚があれば心配はない。人類の向上に対して方向が合っていると思うようにやればいいのでそこまでいかないと安心出来ない。数学至上主義というものはありえません』
『人は記述された全部をきくのでなくて、そこにあらわれている心の動きをみる。わからん字が混ざっていてもわかると思います』
『人がようやく感情の権威に気付いた。人は実例に出会わなければ決してわからない』
『原始的記憶がぼくの記憶のなかにある。歴史の本の中ではなく、僕自身がもっている』
『真の自分を探そうとするとそういうことになる。情緒というものにふれるということも記憶を通じてではないか。本当の記憶は頭の記憶より広大だ』
『論語は私たちが皮膚でわかるところがある、国家はそうはいかない』
『日本人だけが書ける小説。心理描写もなければ理屈も何もない。しかし日本人にはわかるのです』
『理性の中を泳いでいる魚は自分が泳いでいることがわからない』
『想像するプロセスがおもい出すことに近い』
『具体は猛��ピードで疾走する情緒の後を有限の速度で追いかけていくに過ぎない』
『一つの情緒にとらわれている時、人は必ずしも有る具体的な内容を思い描いているのではない。個別の具体的な情報をすでに把握しているわけではない。それでも情緒は結果として生み出されるものの性質を厳密に規定している』
『いったん形に書きますともうそのことへの情緒はなくなっている』

2011/07/17 19:06

投稿元:ブクログ

話題が数学、物理学、文学、絵画など多岐に渡っていて面白いのだが、よくもまああんなに広く深い知識と洞察が持てるのだろうと驚嘆してしまう。知識人というのはそういうものなのか。
本書で多用された「情緒」という言葉の意味が体幹としては今ひとつ理解できなかった。
数学が、知性だけでなく感情もあることで成り立つということをはじめて知って驚いた。

2011/09/21 00:57

投稿元:ブクログ

学問をたのしむ心
無明ということ
国を象徴する酒
数学も個性を失う
科学的知性の限界
人間と人生への無知
破壊だけの自然科学
アインシュタインという人間
美的感動について
人間の生きかた
無明の達人
「一」という観念
数学と詩の相似
はじめに言葉
近代数学と情緒
記憶がよみがえる
批評の極意
素読教育の必要

注解
「情緒」を美しく耕すために 茂木健一郎

2014/10/05 19:24

投稿元:ブクログ

これは非常によかった。小林秀雄、岡潔という日本における文理系の最高峰の対談。話は様々な方向に転がっていくのだが、一貫して「情緒」という結論に帰結していく流れは、今の日本に世界にかけている人間としての失われつつある根幹を揺さぶる響きがある。小林にしても岡にしても、言葉を積み上げていくがその余白に響く余韻に本文があるような豊かさを、各々の人格に含んでいる。「人間の建設」とはよくつけたタイトルで、50年前も変わらない今の私たちに対する警鐘として、そのあり方に訴える重要なメッセージである。

文体もやわらかく非常に読みやすかった。

14/10/5

2015/08/26 18:49

投稿元:ブクログ

ワインは樽の方が美味しい

最近はみんな西洋化しすぎていてついていけなくなったので自分の日本化を進めるために『本居宣長』を完成させたいと言っている。

今でも通じるような憂いを話している。

雑談と言っているが息遣いまでも聞こえてきそうな貴重な対談。

2011/01/25 11:02

投稿元:ブクログ

 先日、高校の時お世話になった先生が今担当している高校一年生に書かせた文集を送ってもらった。その中に、驚くべき知性の持ち主であろう後輩がいた。15、16歳の彼は、既に英英辞典、英和辞典を駆使しながら、「西洋哲学史」なるものを原文で読み、自分なりに人間の根本にあるものは何かを思索していた。そして彼は言っていた、「自分と先哲を突き合わせながら対話する。自分が、ここは違う、と思ったことを次の哲人が批評として代弁してくれることもある。だからなんなのか?それが楽しい。ただそれだけに違いない。」 こういう認識に僕がたどり着けたのは、21歳のとき。少なくとも、最も少なく見積もっても、6,7年は彼が僕の先を走っている。ということは、僕が彼と同級生で今高校一年あったならば、彼の見えている世界は僕には全く見えない。周回遅れ。そんな感じで僕が走っているのだと思う。
 そしてこの本。小林秀雄と岡潔という二人の対談本。小林秀雄は、名前聞いたことあると思う。偉大なる批評家。そんな評価を受けている一人ではないかな。岡潔は、日本史上最大の数学家、といわれている人。昨年ノーベル章を受賞した益川敏英さんが、日本における唯一の理科系における天才だと思う、と言っていた人。そんな二人の、圧倒的な知性に基づく対談本。☆は三つをつけたけれども、それはなぜか。内容を把握し、著者の言いたいことをきちんとつかんだ上での☆三つとは全く意味が違う。これはそうではなく、二人が見えている世界が僕にはまだ見えないから。会話をしている二人と比べて、僕は何周遅れで走っているのかさえ分からない、そんな位置にいる。だから☆三つ。おもしろいのかも、おもしろくないのかも分からない。☆一つ、☆二つという評価を、内容を実感できない本に対して下すのは、なんというか無知な自分の至らなさに対する反省とか謙虚さみたいなのを軽視してる感じがするから避けた。多分、冒頭に書いた現高1の彼の認識の素晴らしさは、高1の頃の僕じゃ分からなかったけど、今なら分かる。そういう意味で、この本は、僕にはまだ判断できない代物。
 けれども、多分この本は、人間というもの、真善美というものをもっともっと突き詰めて考えた後読めば、全く違う姿を僕に見せてくれる。そんな本だと思う。
 本の内容とは離れるけれども、この本を読んでいて思ったことがある。知性ある人の対談本。それは、自らの知性を向上させたいという渇きを最も与えてくれるものだってこと。考えてみてよ。ものすごい楽しそうな話をしてる人がいるのに、それに加われないで、仲間外しにあってる状況って一番つらい。この本を読んでる間中、僕はずっとそんな感じだった。こんちくしょー!!いつか話に加わってやるぜ!!って思いながら読み進めてた。どんな自己啓発の本よりも、やる気にさせられる、この本にはそういうよさもある。
 

2010/09/30 23:41

投稿元:ブクログ

 本屋さんにフラッと入る。文庫の新刊のところにこの本があり、少々驚きながら、手にとる。

 後付を見ると今年の3月1日に文庫として発刊されたようだ。迷わず購入。新潮社のHPに入ってみてみると、大変おもしろい紹介文があった。この本を一言で言い表している。

 「有り体にいえば雑談である。しかし並の雑談ではない。文系的頭脳の歴史的天才と理系的頭脳の歴史的天才による雑談である。」

 小林秀雄に関しては言うまでもない。私も含めて、その著作を何冊も読んだわけでもなくても、誰でも知の巨人であることは知っている。

 では、岡潔は?実は、私は岡潔のことをなぜかずっと、教育学者だと思っていた。もう少し言えば、日本の歴史や日本人論なんかを専門とする教育学者・・・。数学者なんだそうだ。ネットで様々な情報が入手しやすくなり、岡潔について調べているうちに知ったようなものだ。でも、大要間違ってはいまい。

 「人間の建設」の前半部分で次のようなやりとりがある。

 岡は、批評の本質を「直観と情熱」であるとし、小林もそれに同調し、「勘が内容ですからね」

 岡はその小林の言葉を受けて次のように述べる。

 「勘というから、どうでもよいと思うのです。勘は知力ですからね。(中略)勘でさぐりあてたものを主観の中で書いていくうちに、内容が流れる。それだけが文章であるはずなんです。」

 すごい。こんなことをなぜ「雑談」の中で解析できるのか。

 「有り体にいえば雑談である。しかし並の雑談ではない。文系的頭脳の歴史的天才と理系的頭脳の歴史的天才による雑談である。」

 そのものずばりである。しばらくは持ち歩き、何度も読むことになる。

2012/10/13 12:03

投稿元:ブクログ

難しい!理解するのは難しいけれど、何か感じるものがある。折に触れて読み返せば、都度新しい発見がありそう。「科学がいくら進歩しても葉緑素はつくれない」という岡先生の言葉が、ぐっときた。

2011/08/02 18:56

投稿元:ブクログ

批評家、小林秀雄氏と数学家、岡潔氏との対談集。読んでみてすごく良かったです。150ページ程度の文庫でしたが、中身は凄く濃いと思いました。難しい理論が述べられているわけではないけれど、奥が深いというか。物事を考えたり、行う事の根本的な事を語ってくれているような感じを受けました。情緒、感情、そこから情熱が生まれていく。当たり前のようだけど淡々と語っていく二人の天才の会話が凄い。とにかくこのお二人もそうですが、こういう方々はいろんな文学や芸術に触れられていることがよく解りました。何回も読んでみようと思います。