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- カテゴリ:一般
- 発行年月:2010.3
- 出版社: ブルース・インターアクションズ
- サイズ:19cm/126p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-86020-386-3
紙の本
虫目で歩けば 蟲愛づる姫君のむかしから、女子だって虫が好きでした。 (P−Vine BOOks)
著者 鈴木 海花 (文)
「虫目」とは、自然のディテイルの美しさ、おもしろさが発見できる目のこと。そんな「虫目」をもって綴った、日常的な気まぐれ虫観察記。たのしい虫グッズ、公園・虫サイト情報なども...
虫目で歩けば 蟲愛づる姫君のむかしから、女子だって虫が好きでした。 (P−Vine BOOks)
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商品説明
「虫目」とは、自然のディテイルの美しさ、おもしろさが発見できる目のこと。そんな「虫目」をもって綴った、日常的な気まぐれ虫観察記。たのしい虫グッズ、公園・虫サイト情報なども収録。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
鈴木 海花
- 略歴
- 〈鈴木海花〉エディター、ライター。著書に「チェコA to Z」「よりみちチェコ」「すみモダン」など。
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著者/著名人のレビュー
「虫目」とは、自然の...
ジュンク堂
「虫目」とは、自然のディテイルの美しさ、おもしろさが
発見できる目のこと。
鈴木さんは息をするように虫を愛する女性なのです。
日高敏隆さんや、養老孟司さんなどの虫好き「少年」に
負けず劣らず、迸る虫への愛。
そこに、女性ならではの生活感が加わって、読んでいて
とても楽しい本になっています。
たとえば、「きょうはカメムシ日和」。
この章題だけでも只者ではない感が漂います。
近くの公園に行って、10分間で5種類ものカメムシを
見つけた日の事を、色彩感覚豊かな文章と、写真
満載で楽しくレポート。
好きなんだなあ・・・
(webほんのしるべ「今日はこの本」2010年3月5日の本)
書店員レビュー
サブタイトルの通り、...
ジュンク堂書店西宮店さん
サブタイトルの通り、現代の蟲愛づる姫君=虫好き大人女子による身近な昆虫観察紀。
自宅の洗面所を飛び回るカナブンにドキッとしたり、
洗濯物に張りついているカメムシにビクッとしたりする虫愛でぬ女子でも
この本の虫たちがかわいく見えてくるのは、
やはり著者の愛情にあふれた視線を通しているからでしょう。
おもしろいのは、虫好きならどんな虫も好きなのかと思っていたら、
嫌いな虫はやはり嫌いのようですね。
それでもその虫が好きなお仲間と楽しく語らえるという。
むし愛づる姫君方はもちろん、殿方も、ちょっぴり虫が苦手な女子も
思い切って『虫目』で出会える世界を覗いてみてください。
紙の本
こんなたのしみ方もあり。虫好き大人女子の観察、発見&愛の詰まったかわいらしい本
2011/11/19 15:59
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:月乃春水 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「虫目」とは、自然のディテイルの美しさ、おもしろさが発見できる目のこと。
いつも「むしは、どこ?」という気持で、ゆっくり歩くというフリーライターの鈴木海花さんの虫への愛が詰まった、とてもかわいらしい本です。
月ごとの観察日記、虫グッズ集め、ほぼ日手帳に書いて貼った虫目歩きの記録、虫好き大人女子の「蟲愛づるお茶会」の模様、遠出して出会った虫の記録、本棚の虫の本などなど…。
虫は見るのもイヤ、という人は別として、庭先などで「あら?」とおもわず虫の姿に目を留めたことがある人(わたしはこれに該当します。時折、日々の記録として写真を撮ることもあります)ならば、「こんな虫の見方もあるのか~」と驚くのではないでしょうか。いや、もっと言うなら「こんな世界があったのか~」と。
くらしの雑貨だったり、文房具だったり、花だったり、犬や猫だったり。
こよなく愛するものや生きものは、さまざま、人それぞれです。
虫が好き、というのももちろんあり、だと思います。
専門家の目ではなく、あくまで「虫目」。
『その道のプロでなくても、熱狂的な標本コレクターでなくても、博物学的興味をもって小さくて大きな虫の世界の魅力を楽しむことはできる』という鈴木海花さんのことばには納得です。
その窓口となるような本。興味を持った方はぜひページをめくり、雑貨や旅の記録のように紹介されている、きれいでかわいい本のつくりも含め、たのしんでみてください。
紙の本
女性らしい目線の「虫」日記。「虫屋」というより「蟲女」と呼びたい。
2010/12/05 16:56
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:銀の皿 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「歴女」「鉄女」などがひととき話題でしたが、「蟲女」も生息しているようです。
旅先で見つけた「虫」(昆虫だけではないので「」つけました。)のこと。飼育してみた「虫」のこと。写真を沢山取り入れて楽しい頁です。ブログに載せた観察日記を中心にまとめた「虫」の話題が満載。
ジョロウグモの卵塊を採ってきて家の中で育てるとは・・・。家中大変だったことでしょう。でも楽しさが伝わってきます。著者自身はいろいろな虫の中でもカメムシがお好きなようです。昔から言われる「虫屋」の分類では「カメムシ屋」に近いのかも。でも、「虫」グッズ紹介など、女性目線が沢山。「お茶会」という頁も「女子会」なので、やっぱり「蟲女」という分類に入れたいですね。(「虫屋」の女性は「ムシの話をすると嫌がられる」ことなど気にしないですし。)
実際にまとめに使用したという日記型手帳の写真は圧巻でした。見開きに写真やメモ文、イラストがぎっしりまとまっています。観察のまとめ方の参考にもなりそうです。巻末の検索に使えるサイトなども役に立つところ。
こうやって虫と親しむ人が増えてくれるのは悪いことではありません。でも、ちょっと心配なこともいくつか。卵を育ててみようと野外で採集する人が増えたら「乱獲」にならないでしょうか。変なところに立ち入って、迷惑をかけること人がでないでしょうか。このあたりは一部の鉄道ファンが私有地に入り込んで写真を撮ったりする迷惑と同じことだと思います。そういうことへの注意書きもあったらよかったな、と思いました。
名前を調べ、観察し、趣味としてここまでするのは時間も頭もとても使ったこと、と思います。残念なのはところどころ「知っていると気になる」。例えば表紙です。可愛いのですが「虫」にしては脚の数が・・・。「蟲女」のコスプレと考えればいいのでしょうか?紹介されている編み物の「虫」も。蚕の幼虫は結構よくできてると感心しました。でも、できれば葉っぱも食草の桑にして、折角ですからもう少しこだわって欲しかった気が・・・いや、この辺は読み手の個人的、贅沢な感想ですね。
(余談)この頃このような「ブログをまとめて出版した」本を多く見かけるようになりました。「情報」としてブログで広まっても、やはり書籍の形にもしたい。このあたりに「本」という形状の役割の意味が見えた気がします。