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- カテゴリ:小学生
- 発売日:2010/03/01
- 出版社: ポプラ社
- サイズ:19cm/365p
- 利用対象:小学生
- ISBN:978-4-591-11596-1
紙の本
引き出しの中の家 (ノベルズ・エクスプレス)
時を経て約束をかなえた、“花明かり”と二人の少女たちの感動の物語。朽木祥渾身の長編ファンタジー。【「BOOK」データベースの商品解説】人形のために作ったミニチュアの家にや...
引き出しの中の家 (ノベルズ・エクスプレス)
紙の本 |
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商品説明
時を経て約束をかなえた、“花明かり”と二人の少女たちの感動の物語。朽木祥渾身の長編ファンタジー。【「BOOK」データベースの商品解説】
人形のために作ったミニチュアの家にやってきたのは、小さな小さなお客さま。時を経て約束をかなえた“花明かり”と、2人の少女たちの交流を描いた感動のファンタジー。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
朽木 祥
- 略歴
- 〈朽木祥〉1957年広島生まれ。上智大学大学院博士前期課程修了。「かはたれ」で児童文芸新人賞、児童文学者協会新人賞ほかを受賞。ほかの作品に「たそかれ」「風の靴」など。
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書店員レビュー
引き出しの中に作られ...
ジュンク堂書店千日前店さん
引き出しの中に作られた小さな家。
小さなベッドに、小さなソファそして小さな猫足のバスタブ。
きっと女の子なら誰しもこのかわいらしいキーワードに心惹かれるはず。
うさぎのピョンちゃんのために作った引き出しの中の家。
ある日この引き出しの中で何かが動く気配が。
中には人間の人差し指程の小さな人”花明かり”の少女がいたのです。
”花明かり”の少女と人間の少女の交流を描いたこの物語は、
今の女の子はもちろん、以前女の子だった大人の方にもおすすめです。
しかもこの本装丁で挿絵もお話にぴったりのかわいらしくて素敵な作りになっています。
(ここだけの話ですが、そっとカバーを外してみてください。お花畑が広がっていますよ。)
児童書担当 川田
紙の本
「引き出しの中の家」 心を繋ぐ手仕事の楽しみ
2010/03/12 14:11
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ERI - この投稿者のレビュー一覧を見る
この物語は、たくさんの可愛い手仕事に満ちています。
七重が作る、引き出しの中の小さな家。
自分で工夫しながら、可愛いもの、自分の思い描く美しいものを
自分で作り出していく。
それは、「手」を使って、
自分の物語を生み出していく事に他ならない。
その自分の物語の中に、そっと、小さな花明りたちがやってくる・・・。
それは、自分の物語が、誰かの物語と心を繋ぐ喜びだ。
自分の「手」を使って、呼び寄せた幸せ。
この幸せを、今の子どもたちは、知っているだろうか。
この物語を読みながら、そんな事を考えてしまった。
今の子どもたちは忙しすぎて・・・。
「役に立つこと」「将来のためになること」を、先に、先に
教えられてしまう。その中で、何かに心を込めることは
見過ごされがちなのではないかと思う。
友達とおしゃべりをしながら、ゆっくりリリアンを編んだり、
アン・シャーリーのように、一緒にお菓子を作ったりする暇が、
ちゃんとあるのかな?
それは、永遠の女の子の楽しみだと思うのだけれど。
薫という少女と、花明りの桜子が、一緒にクッキーを作るシーンには、
そんな楽しみが溢れていて、読んでいて心がほっこりした。
生きる喜びって、こういう事なんですよね。
この物語を読むと、すっかり心が少女時代に帰ってしまう。
あの頃に、好きだった事。大切にしていたもの。
日常の忙しさの中で、置き忘れてきたものに、もう一度出会える喜びがありました。
母娘で読んで、絶対に楽しい一冊です。
紙の本
蛍や雪明かりを連想させる「花明かり」は日本の小人なのです
2011/12/04 16:10
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぷーとちゃー - この投稿者のレビュー一覧を見る
友達でミニチュア作りが好きな人がいる。
精巧にできた小さなお鍋などを見ると、もしかして彼女は知っているのかもしれない。会っているのかもしれない、と思う。
また別の友達。
建築家の父親(師事していたのがライトではなくて吉村順三氏だったけれど)を持つ彼女が育った家は、階段の途中、思わぬところで別の部屋へと行く扉があったりして、私は勝手に忍者屋敷と読んでいたのだけれど、もしかして彼女も知っているのかもしれない。会っているのかもしれない、と思う。小さい頃の彼女の愛読書は「コロボックル」だったし。小さな植物を育てるのも好きだし。
またまた別の友達にいたっては「小さいおじさん」を見たことがあると言う!
この本を読みながら、前述の、友達らの顔が何度も浮かんできたのだった。
それから『床下の小人たち』のことも。
引き出しの中の家に入れるくらいの小さい人達だもの。床下の小人たちと、どうしたって重なってしまう。読み始めた時、あの物語と似たような感じだとちょっとおもしろくないかもしれないなあと心配までしてしまった。
だけど。心配には及ばなかった。
床下の人達とは違った、際立った特徴があって、それがとっても素敵だったのだ。
幼いうちは、嬉しいと花の香りを発するし、成長すると喜ぶと自らのうちから輝くのだ。花明かりがまわりにいると、花はみごとに咲きみだれ、果実はたわわに実り、緑は濃く深くなる。
「花明かり」と呼ばれるその小さな人達は、呼び名からいっても日本的だけれど、この特徴も私には日本的に感じられた。蛍や雪明かり、お花見を連想してしまって。
そうか。人にだってそれぞれ物語があるように、同じように小さい人達にも(薫だったら、私達のことを「大きい人」と言うだろうか)、それぞれ物語はあるよね。
ちょうど今、私はパッチワークやキルトなどもちまちま縫っているところだったので、物語の運ばれ具合とは別の、小さい人達が使えるパッチワークの掛け布団だとか、小さなスリッパやハンカチの描写にもわくわくし、まだ会ったことはないのだけれど、会えるかもしれない、その時のために、小さな布切れ1枚でさえ残しておいた方がいいのかもしれないとうれしくなるのであった。
盆栽も欲しくなっちゃったなあ(物欲)。
バターミルククッキーも作りたくなっちゃったなあ(レシピ付きだし。匂いに誘われて会いにきてくれるかも!)。
嬉しいと花の香りを発する幼い花明かり・・甘い香りでいっぱいの人間の赤ちゃんと一緒だなあって思ったのでした。
紙の本
2部構成
2016/02/29 21:42
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぽんぽん - この投稿者のレビュー一覧を見る
朽木さんの作品ということで興味を持って読みました。
1部と2部とに分かれたお話です。
小さいもの、かわいいものが好きな人にいいと思います。
女の子向きかな?