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- 税込価格:25,740円(234pt)
- 発送可能日:1~3日
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商品説明
向田邦子20代、映画雑誌の記者だったころの瑞々しい文章、エッセイ「男どき女どき」、補遺、書誌一覧、年譜などを収録。向田邦子生誕80年を記念した全集第11巻。【「TRC MARC」の商品解説】
収録作品一覧
男どき女どき | ||
---|---|---|
再会 | 11−15 | |
鉛筆 | 16−27 |
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紙の本
向田邦子は無名時代から文章が上手だったんだなあ、って思います。半村良についての記事で、いつか半村作品もすべて読み直したいと思ったりして・・・
2011/02/12 22:15
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
長い間読み続けてきた向田邦子全集、クリーム色の本編はこの巻で終わって、あとは別巻二冊を残すだけとなりました。全部読むとは、私自身思ってもいなかったのですが、これも向田の才能あってのこと、そして
カバー装画 上楽 藍
装丁 大久保明子
口絵写真 文藝春秋
協力 Bunko/ままや
編集協力 鳥兎沼佳代
といった面々の協力があったからでしょう。私としては以前出た分厚くて百科辞典のようだった三巻の全集を、ハンディなサイズと頁配分で組みなおした編集者と鳥兎沼佳代、それに相応しい軽めの装丁にした大久保明子、毎回、どんな猫の絵がついてくるのか期待させたカバー装画の上楽 藍、向田の素顔をそのままみせた口絵写真を提供した文藝春秋、それに協力したBunko/ままや 全員に感謝します。こんなにいい全集、作ってくれてありがとう・・・
で、です。この11巻の位置づけですが、出版社のHPの言葉を借りれば
*
映画記者時代の文章の瑞々しさ
向田邦子20代、映画雑誌の記者だったころの瑞々しい文章、「男どき女どき」(エッセイ)、年譜などで、全集本篇は締めくくられる
向田邦子が20代、映画雑誌の編集記者だった時代に書かれた、瑞々(みずみず)しい文章のほか、「男どき女どき」よりエッセイ、詳細な年譜などを収め、好評の全集の本篇を締めくくります。編集記者時代の文章には後の向田のスタイルの萌芽がはっきりと読み取れて、ファンには読み過ごせません。(OS)
*
となります。正直、私などは若いときの文章も、晩年のエッセもそんなにデキに遜色はないんじゃないか、なんて思います。ちなみに『男どき女どき』は、向田が航空事故で亡くなった1981年の翌年、新潮社から出版されました。単行本に収められた小説の、鮒 ビリケン 三角波 嘘つき卵の4編は、今回の全集では三巻『小説3 隣りの女、男どき女どき』に入っています。
目次を写しておきます。気になった文章には、:以下にコメント、面白かった記事には☆印をつけ、コメントをつけました。
男どき女どき
再会 :これってエッセイじゃなくて小説じゃないのかしら・・・
鉛筆
若々しい女について
独りを慎む ☆:つい、独り暮らしがだらしさにつながってしまう・・・
ゆでたまご
草津の犬
花束 ☆:森重久弥はそんなにも偉大だったのか。これは、その道をめざすものしか理解できないかも・・・
わたしと職業
反芻旅行 ☆:いやいや行った旅行でも、思いだせばいつまでも記憶に残る・・・
故郷もどき
日本の女 ☆:日本の女は、っていいますが、これって日本の男の間違いじゃない?
アンデルセン
サーカス
笑いと嗤い ☆:山藤章二の本は、私の宝物でもあります・・・
伯爵のお気に入り
花底蛇
壊れたと壊したは違う ☆:私も父にそう叱られたことが・・・
無口な手紙
甘くはない友情・愛情
黄色い服 ☆:自分で服を選ぶ、ということの責任か・・・
美醜
映画記者時代
「映画ストーリー」編集後記
映画と生活
補 遺
精神的別居 ☆:そんなに親と同居が厭だとは・・・
せりふ
半村良「おんな舞台」解説 ☆:大好きな半村良、早速読みなおさなければ・・・
源氏物語・点と線 :どうも「点と線」の部分が見つからない・・・
きず
書誌一覧
年譜
初出は様々な雑誌などに掲載されたようなので、今回は省略しますが、巻末の書誌一覧に詳しく載っているので、そちらをご覧ください。