内定取消！ 終わりがない就職活動日記

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まあこんなひどい話があるもんだなと憤慨するが、実際、仕事をしている人間がリストラされることも多数あることを考えると、企業が雇用を守ることの重要性を痛感する。

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恐ろしい…だけど現実にどこかで起こったこと。今も起こっているかもしれないこと。
理不尽ながら、最後まで戦いきった著者にひたすら感服。

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古本市用に集まった本。
1時間でナナメ読み。

…だからどうした？
確かにそのやり口はオトナの汚さかもしれないが、企業だって生き残るのに必死、それも集団でだから敵にするとやっかい。傷つきたくなければ、チャレンジなんかせずに自分を甘やかしてくれる楽なほうへ流れる事だよね。意外と自分自身の事って見えないモノだから。

…って自分自身に言い聞かせ（笑）。

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作者の気持ちの部分が分量的には多いが、
企業も見られてる。それも、遺恨を残す形で。という事実を突きつけられる本。

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内定取消はニュースになったりして聞いていはいたが
自分の身に起こったとしたら恐ろしいなと思った。
間宮さんはよく乗り越えたと思う。

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内定取消! 本を読むまでこの著者は内定取消しにあったことをバネにして行動的になったのかと思っていたのだけれども、もともと積極的で生徒会長やリーダー的存在な人だったらしい。本当、どういう人を落としたのやら http://bit.ly/b6ZJ5v

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第５回出版甲子園より出版された作品。

「内定取消」というショッキングなタイトル以上に、就職活動についての本を学生が書き、出版された、というのが大きな意味を持つと思う。
（ちなみに、著者が受けたのは「内定取消」ではなく「内定辞退の強要」である）

内定をもらったものの、卒業直前に急に会社から面談に呼ばれ、「キミは同期の中で一番レベルが低いから、どうせキミは辞めるよ」といったことを延々と言われ続けた著者は、インターネットなどで、他にも同様の面談をされている学生がいることを知り、他の内定者や大学のキャリアセンターなどと協力し、会社と戦っていく。

被害者としての一方的な言い分にならないよう、かなり考慮されているものの、当然、根本的には「内定取消をした会社はひどい会社だ」という立場なので、客観的な文章ではない。
それでも、見えないところでどういうことが行われているか、というのがかなり冷静に表現されている。

これを読んで、就職活動に対して萎縮してしまうのは著者の望むところではないと思うので、あまりのめり込んで読まないほうがいいけれど、「こういうことが有り得る」という心の準備のために、読んでおいていいと思う。

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現在就職活動中であるため読んでいてとても恐ろしくなった。でもそういうことも起こりうるのだという心構えが出来たので読んでおいて良かった。

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端的にまとめると、大学生が卒業間近な時期に企業から内定辞退を強要される話。

内定取消としてくれる企業は割と良心的で、内定取消にすると金がかかったり何だかんだでそうでない企業もあるんですよ、と…まあ、入社後でもこの手の争いは中小企業なんかではよくありそう。リストラに比べると新卒の内定取消なんて聞いたことがなかったものだから、当時話題になったんだろう。

この本で出てくる、内定辞退を強要した企業がロクでもないことはよく伝わってくるし、著者がその企業と対決したことに感嘆もするけれど、何だかモヤモヤが残った。

著者は、色んな人に支えられてここまでやってこられたし、今後も頑張っていく、という綺麗なまとめ方をしている。が、この本に書かれている限りでは、理解ある同性の友人や家族に恵まれていない印象である。特に、母親が娘の様子に対して鈍いし、ゴタゴタが判明したときの言葉のかけ方が酷い。姉も「こんなにお母さんに心配かけて！」と詰ってくる。著者の一連の経験が殊更大袈裟に書かれているのでなければ、もう少し労りの気持ちがないもんだろうか。

…本人が結果に満足なら余計なことだろうけど。

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この本はある女子大生によって書かれた就職活動を実録したものす。卒業直前に就職内定を得ていた企業から連絡があり、内定を学生側から辞退するように仕向けられて、その結果、留年と２度目の就職活動をすることを余儀なくされ、最後の役員面接で何度も不合格になりつつも、最後には就職を勝ちとったという内容です。

この本を読むまでは、ニュース等で伝えられている「内定を取り消す企業」はひどい企業だと思っていましたが、本当に酷い企業というのは、「内定を学生側に辞退させるように仕向ける企業」だということが分かりました。

以前、ある企業が内定取消を３月頃に行って、マスコミにたたかれていましたが、その企業はその数ヶ月後に倒産しました。今思うと、その企業のほうが、良心的な（人間的な）対応をしていたと改めて思いました。

私が社会人になったのは、２０年以上前ですが、その頃は皆が満足するしないかは別にして、内定を貰っていたし、内定を取り消されることは無かったので、このようなニュースを聞いても「ピン」と来ませんでしたが、現在の就職活動は昔と比べて、インターネットが発達したお陰で、ものすごく多くの数の履歴書（エントリーシート）を出して、企業面接を受けなければいけないのですね。

あと１０年以内には就職活動をする必要のある娘をもつ親として、心配事がまた増えました。

最後に、この本を書かれた当時大学生の間宮女史ですが、本当に頑張り屋さんで、一つのことをやり抜くエネルギーを持った素晴らしい人だと思います。就職する直前で普通の人はしないであろう経験をしましたが、この経験は今後の社会人生活できっと役に立つだろうと思います。

私も社会人になって成長したと感じられるのは、「当初、自分ではできそうもないと思ったことを、何人かの協力によって成し遂げたとき」であるのは身を持って体験していますので、断言できます。このメッセージを間宮さんに送りたいと思いました。

2010/11/27作成

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自分までうつ病になりそうな話。しかもノンフィクションだから全く楽しめない。楽しめないけど、リアルな事実として読んだ価値は十分になる本だった。どの企業かはわからないけど、最低最悪の企業。でもこれがきっと現実なんだろうなぁ。(特にベンチャーとか)。私も仕事でこの間取材して話した社長がいたけど、ほんのちょっと話しただけなのに、「ここの企業では絶対働きたくない！！」って断言出来るほど嫌な話し方の社長がいた。ベンチャー企業でたぶん30歳そこそこの社長。自分の会社のことなのにしっかり長所をアピール出来なかったり、意味もなくデッカイ目標だけを強調する。…なんて色々書いたけど、この著者の間宮さんを苦しめた企業みたいに、表面上は「いい企業」に見えるところが多いんだろうな。本当に怖い。景気がよくなって少しでもこんな企業が減るといいのに…。

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内容が意外とよくまとまっている本。ただ、もう少しどういう業界の話だったかを明らかにして欲しかった。本音は特定企業名が知りたいけど、そうはいかないだろうから。