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紙の本
夫婦一年生 (小学館文庫)
著者 朝倉 かすみ (著)
事務系OLの青葉は、仕事で出会った男、朔郎と結婚した。新居は彼の赴任先の札幌の築十五年3LDKのマンション。新婚旅行のお土産選定に頭を悩ませ、料理のレパートリー向上に努め...
夫婦一年生 (小学館文庫)
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商品説明
事務系OLの青葉は、仕事で出会った男、朔郎と結婚した。新居は彼の赴任先の札幌の築十五年3LDKのマンション。新婚旅行のお土産選定に頭を悩ませ、料理のレパートリー向上に努め、ご近所付き合いにも前向きに取り組むなど、主婦業を全うしようとする青葉なのだった。それでも、うまくいかないこともある。ご近所さんに夫の極秘情報をうっかり流してしまい、初の夫婦げんかに発展したり、夫の両親が泊まりがけで来訪するという一大事に振り回されたりする。嫁は一日にしてならず、な日々を綴った、ムフフときどきトホホな新婚デイズ小説。【「BOOK」データベースの商品解説】
収録作品一覧
つきたてのお餅 | 5−45 | |
---|---|---|
さっくり混ぜる | 46−86 | |
トン・スー・トン | 87−126 |
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紙の本
幸せ”をお金で買うことは出来ませんが、“幸せ”いや“仕合わせ”をお金でお裾分けしてもらうことは出来ます。それもワンコインちょっとで。テンポのいい文章で読者を惹き付ける朝倉さんは流石ですね。恋愛の延長線上で新婚生活を送っている青葉と朔郎、微笑ましくって嫉妬しちゃいました(笑)
2010/04/28 21:39
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:トラキチ - この投稿者のレビュー一覧を見る
“結婚は、ひと昔前には、永久就職といわれていたらしい。その喩えを聞いたとき、そんなばかなと青葉は思った。永久とはまた大きく出たものだな。就職って、と鼻で笑った覚えがある。ところが、結婚してみたら、永久感は確かにあった。永久をやってやろうじゃないのと思う。”<本文より引用>
『田村はまだか』に続き2冊目の朝倉かすみさん。
この人の特徴はやはりテンポの良い文章で多くの女性読者の共感を呼ぶところなのでしょうね。
ありきたりですが、それ以外に表現の仕様がないです(笑)
本作は青葉と朔郎の新婚カップルの1年を描いた作品ですが、北海道在住の作者のホームグラウンドである札幌が舞台となっております。
結婚して東京から札幌に転勤となって新天地で新婚生活を過ごす2人。
まあいろいろな問題が勃発しますが、基本はコミカルにそして適度にシリアスに描いてます。
このコミカルとシリアスの匙加減がとっても読者にとっては心地よいのですね。
作者の巧みなところは30歳過ぎのカップルを主人公に据えたところですね。
読者も本作の2人のように、いつまでもこのような初々しい気持ちというか思いやりを忘れずにというのはわかっているのですが、現実はそうですね、厳しい人が大半でしょうか(笑)
とくに印象的なのはやはり朔郎の両親、青葉にとっては義理の両親が札幌の2人を訪れて来る第5章ですね。
この章の青葉の微笑ましさと初々しさは特筆もので、読者は朔郎に対する愛情を否応なしに垣間見ることが出来ます。
そして構成上の特徴も書き留めておくと、全6章のうち最終章のみ朔郎の視点となっています。
少しずつ理解を深めあった2人ですが、その確認章となってますね。
これは女性読者(朝倉さんの読者の大半は女性だと思われます)にしたら“私の目に狂いはなかった”と確認し、そして安心して本を閉じれる章ですね。
ラストは予定調和な終わり方ですが、驚きはしません。それでなければ読者は満足しません。
最後の1行は作者からのビッグプレゼントです。
いつまでも心に残る言葉を噛みしめた読者は“幸せ”いや“仕合わせ”をお裾分けしてもらったのですね、わずかワンコインちょっとで。
そうなんです、仕合わせって作り上げるものなのですね(笑)
最後にこの文庫本とってもリーズナブルで心暖まります。
新婚生活を予習する方、そして復習する方、いずれの方にも楽しめること請け合いの一冊だと太鼓判を押したいですね。
紙の本
コミカル
2017/10/17 21:56
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:L - この投稿者のレビュー一覧を見る
作品全体を通してコミカルな展開でした。ただ、青葉の考えや行動が年相応には思えなかった。ラストのアレは非常事態、なの?