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商品説明
「万物流転」を説いたヘラクレイトスの動的な世界観と生命観を解明し、それがヒッポクラテス以来のギリシア医学と哲学思想の諸相に継承発展されていった道筋を明らかにすることによって、ギリシア哲学史の新局面を提示する。【「TRC MARC」の商品解説】
目次
- 序論
- 第Ⅰ部 ヘラクレイトス哲学における生命と身体
- 第1章 コスモロジーにおける「対立の一致」:流転説とロゴスの調和
- 1.1 川の流れの断片の位置づけ:B12、B49a、B91
- 1.2 ロゴスによる統一性と流転
- 1.3 火における流転の意味:一と多
- 第2章 プシューケー概念の生理学的解釈をめぐって:断片36
- 2.1 マクロコスモス的解釈の検討
- 2.2 プシューケーと水との関係
- 2.3 「プシューケーにとっての死」とは何か
著者紹介
木原 志乃
- 略歴
- 〈木原志乃〉1969年大阪生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程修了。同大学博士(文学)。國學院大學文学部准教授。
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