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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2010.7
  • 出版社: 海王社
  • レーベル: ガッシュ文庫
  • サイズ:15cm/280p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-7964-0053-4

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紙の本

迷い恋 (ガッシュ文庫)

著者 水原 とほる (著)

東京に憧れ上京して数年。フリーターの祐二は、同棲中の恋人の暴力に身も心も疲れ果てていた。そんな時、ふらりと入った書道展で関晃一という男性に出会う。50過ぎで都市銀行の支店...

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迷い恋 (ガッシュ文庫)

税込 681 6pt

迷い恋【イラスト入り】

税込 681 6pt

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東京に憧れ上京して数年。フリーターの祐二は、同棲中の恋人の暴力に身も心も疲れ果てていた。そんな時、ふらりと入った書道展で関晃一という男性に出会う。50過ぎで都市銀行の支店長を務める彼は紳士で、素性を知らぬ祐二にとても優しくしてくれる。夕食に誘ったり、相談に乗ったり、歳の離れた友人ができたと喜ぶ晃一。胸が高鳴る祐二だったが、彼には妻子がいる。決して惹かれてはいけない…。祐二は晃一に別れを告げ、東京を離れる決意をするが…。【「BOOK」データベースの商品解説】

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みんなのレビュー5件

みんなの評価3.6

評価内訳

  • 星 5 (2件)
  • 星 4 (2件)
  • 星 3 (0件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)

紙の本

「父には父の恋があった」

2021/10/13 06:40

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:やじやじ - この投稿者のレビュー一覧を見る

ネタバレあり

逃亡者のスピンオフ
失踪したお父さんたちの話
こちらの方が気になって逃亡者を読んだ感じ
こちらの裏書きのあらすじに目が見開いてしまった。
50才・・・BLと言って良いのだろうかと思いつつ
これ読みたいって思ったのですよね。
で、スピンオフだと思って先の「逃亡者」を読んだです。

これ「逃亡者」のスピンオフなのですが
逃亡者のラストでこの話の流れは色々と語られてしまっているので
両方出ている今なら「迷い恋」から先に読んだ方が
ネタバレが少なくて良いかもしれませんが
彼ら(というか祐二)の心持ちを追う分には
わかっていてもかまわないかなぁ・・・
微妙に判断はつきがたい。
でもラストの朋彦&お姉さんが尋ねてくるシーンの重みを知るには
発表とおり「逃亡者」からかと・・・ぐるぐるで答えがでません。

祐二はとても切ない
DV男と離れられないパターンです。
戻れる実家もなく、
寂しい心を埋めてくれるものもなく、
好きな男には暴力を振るわれ、
でも優しくされると離れることもできない。
そんな祐二が
銀行の支店長である晃一と出会う。
家庭がある晃一が祐二との出会って、
かけおちするまで
祐二の視点なので見えにくいところもある
(逃亡者でも補完できない晃一の気持ちの遷移)
でも、祐二が晃一に傾いていく心持ちは切なく伝わってくる。
そして、逃亡者とかぶる部分は両方読んで
どちらも切なさを味わえます。

逃亡者を読んでから思っていたのですが
晃一の家族を捨てたこと自体は罪深いとは思います。
でも、50歳をすぎて、恋に落ちてしまい(しかもゲイではないのに男に)
すべてを捨ててかけおちをして
60歳すぎてもその相手と一緒にいる彼の人生を否定するものでもありません。
責められるべき多くのことはあるけれど。
(特に奥さんに関しては・・・刺されても仕方なし。
せめてもの救いは全ての財産を家族に残してきたところくらいか・・・)
心が壊れてしまったら、もっと悲惨なこともあっただろうし。

祐二のDV恋人の健介は
絵に描いたようなDV男でその上に脅迫までしてくれます。
(恋人に暴力を振るうやつはだめですー)
でも、その脅迫の写真や手紙が晃一の行動を
明らかに後押しをしたのだろなぁって思うと
ちょっと自業自得な切なさがあります。

二人で逃避行して、縁もゆかりもない土地で落ち着いて。
晃一なんて60歳超えてしまいますが、
なんか恋する二人はそのまま暮らしていくのでしょうね。
(祐二が介護の仕事をしているのが・・・暗喩的?
いつかそういう日もくるかーって感じで)

BLというにはボーイズではないのですが
この年齢のこういう話を読めるのは幅が増えて嬉しいです。

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紙の本

けなげさがぐっとくる

2017/09/30 23:51

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:沢田 - この投稿者のレビュー一覧を見る

祐二が健気で、この子がポロポロ泣くたびにぐっときました。
しっかり自分の力で生きていけと言うのは簡単だけど、誰もがそんなに強くなれるわけじゃなくて、人恋しさゆえに、暴力をふるう恋人を切ることもなかなか出来ずに、30歳以上も年上の優しい紳士に慰めを見いだす祐二にリアリティを感じました。

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2010/07/06 00:35

投稿元:ブクログ

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2011/01/13 16:41

投稿元:ブクログ

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2011/02/18 18:43

投稿元:ブクログ

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