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- カテゴリ:小学生
- 発売日:2010/07/01
- 出版社: 偕成社
- サイズ:20cm/271p
- 利用対象:小学生
- ISBN:978-4-03-644050-4
読割 50
紙の本
時のかなたの人魚の島 (シノダ!)
ユイ、タクミ、モエ、三人の子どもたちのパパは、もちろん人間、でも、ママの正体はキツネ?!そんな秘密をもつ信田家に、南の島のホテルから招待状がとどいた。とまったことのないホ...
時のかなたの人魚の島 (シノダ!)
シノダ!5 時のかなたの人魚の島
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商品説明
ユイ、タクミ、モエ、三人の子どもたちのパパは、もちろん人間、でも、ママの正体はキツネ?!そんな秘密をもつ信田家に、南の島のホテルから招待状がとどいた。とまったことのないホテルからの手紙をふしぎに思いながらも、よろこんで家族旅行に出かけた信田家のまえには、やはりつぎつぎとあやしいできごとが…いったいなぜ、信田家が招待されたのか?人魚にまつわる島の伝説の真実とは?南の海にうかぶ小さな島を舞台にしたミステリアスな物語。小学校高学年から。【「BOOK」データベースの商品解説】
「ママの正体はキツネ」という秘密をもつ信田家に、南の島のホテルから招待状がとどいた。とまったことのないホテルから、いったいなぜ信田家が招待されたのか? 南の海にうかぶ小さな島を舞台にしたミステリアスな物語。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
富安 陽子
- 略歴
- 〈富安陽子〉1959年東京生まれ。和光大学人文学部卒業。「クヌギ林のザワザワ荘」で日本児童文学者協会新人賞と小学館文学賞、「空へつづく神話」でサンケイ児童出版文化賞を受賞。
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これからも続きを楽しみにしています。
2010/08/01 14:12
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:紅葉雪 - この投稿者のレビュー一覧を見る
パパは人間、でもママがキツネ。その間に生まれたユイ、タクミ、モエは、ママの血筋だろうか。少し不思議な力を持っている。そんな秘密を抱えるシノダ一家。
人間の常識が全く通用しないママの親戚一同の言動に頭を悩ませるだけでなく、いつも不思議なトラブルに巻き込まれてしまう…。
そんな「シノダ!」シリーズの第5巻。
このシリーズとは、自分が児童書の面白さが判り始めた頃に出会った。結果として、ますます児童書の世界にのめり込むことにもなったのだが(笑)。
作者の富安さんは、自分のお気に入りの作家さんの一人でもあり、作品はすべて読破してきている。
自信を持ってオススメできる作者の一人だ。
今回、信田一家に南の島のホテル「銀波桜」から「無料招待券」が送られてきたことから話は始まる。銀波桜の50周年記念に、「お得意様に」、「感謝の気持ちを込めて」送られたものらしいのだが、疑問が一つ。信田家はお得意様どころか、そのホテルに行ったことがないのだ。
首を捻りつつも、一家は問題の島へと向かう。ホテルにお客様がいるときにだけ船が出されるような、そんな島へ。
また信田家同様、招待された数組の客には、何だかいわくがありそうで……。
そして一家は不思議な伝説が残る「洞江島(ほらえじま)」で、伝説にまつわる事件に巻き込まれることに。
実はこの本にまつわり、自分にとって大変微笑ましい話がある。
数年前、自分はある小学生にこのシノダ!シリーズを紹介したことがある。その子はすっかりこのシリーズにはまってしまったのだが、今回、その子がこっそり話をしてくれた。
本書「時のかなたの人魚の島」をどうしても読みたかったのだが、図書館で恥ずかしくてなかなか借りられなかったとか。理由を聞いて、思わず『なるほど』と納得。
彼は現在、現役ばりばり運動部所属の、すっかり日焼けしたたくましい中学生になっている。
さまざまな些細な事、特に周囲の視線が気になる中学生男子、この手の表紙の本は、なかなか手に取り辛い……ということらしい。
「そんな事気にする必要はないよ」と言えるのは、きっと自分が大人だからだろう。
それでも結局彼は読みたい欲求に勝てず、図書館で借りたらしい。ほぼ数時間で読み切ったと言っていた。
ちなみに蛇足ながら。本人の承諾を得て、この話はここに書いている。
彼曰く「小学生の時に読んだ本で、中学生になっても続きを読みたいと思うものは少ない。塾や部活に忙しくて、いま話題になっていて読みたい本もなかなか読めない」とのことだが、逆にいえば富安さんの話には、中学生の男子が、「小学生の読む本だし」、「絵がかわいすぎて恥ずかしいんだけど」と思いつつも、手に取りたいと思えるような魅力があることになる。
そしてもう一つ。彼の言葉で忘れられないものがある。
「(小学生の時)最初に読んだときは、ものすごく時間がかかった。何日もかかったように覚えている。でもこの本は数時間で読み切った。字が大きいとも感じた。ふだん、文庫を読んでるからかな」
何気ない言葉だったが、それが「成長」なのだろうと感慨深いものを感じた。同時に自分の年齢も感じてしまい、……少しばかり遠い目をしてしまったものだが。
たくさんの児童書が出ている中、本にも流行り廃りがある。最近はとくに、『本の寿命』が短くなっているように感じてならない。小学生や中学生の子どもたちが、長い期間にわたって、ずっと続けて読みたいと思える本は、実際は少ないのかもしれない、と。
だが、だからこそ。子どもたちには、お気に入りの本は、これからも読み続けてほしいとも思った一冊でもある。
電子書籍
人魚の島
2016/11/20 16:43
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:とりまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネタバレあり
人魚の肉を食べて不老不死になった人間のお話といえば、高橋留美子の人魚シリーズを思い出しますが、こちらは児童書なので、ホラー感はなく、海ごぜさまの腕をめぐるミステリアスなお話となっています。
少なくとも一人ぼっちで永遠の生を生きずに済んだので、管理人とその娘はまだ良かったのかもしれません。