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商品説明
修験の谷に塔が建った!さまざまな伝説の中に聳える羽黒山五重塔。中世・南北朝時代の出羽国庄内を舞台に書き下ろす、感動の歴史小説ロマン。【「BOOK」データベースの商品解説】
修験の谷に塔が建った! さまざまな伝説の中に聳える羽黒山五重塔−。89歳でデビュー作「見残しの塔」を発表した著者が、中世・南北朝時代の出羽国庄内を舞台に描く、感動の歴史小説ロマン。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
久木 綾子
- 略歴
- 〈久木綾子〉大正8年東京生まれ。旧制高等女学校、専門学校卒。戦時下、同人誌『霜月会』の同人となり小説を書き始める。専業主婦を経て、平成20年「見残しの塔」でデビュー。
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紙の本
禊の塔 羽黒山五重塔仄聞
2010/09/25 23:09
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:gen - この投稿者のレビュー一覧を見る
89歳でデビューした著者の2作目。
今回も五重塔。そして舞台は北へ、出羽の国、羽黒山。
私も、大峰山で修験道の真似事をした人間なので、
役行者の名前が出てくるだけで嬉しい。
カバーイラストと扉の「五重塔屋根 葺替え工事の古見取り図」
これがまた、いいですねぇ。
こうした装丁を見るだけで、
この本が「あとがき」に書いてある如く、
多くの方の応援で完成したものであることが忍ばれます。
それも、著者の陰徳によるものでしょうけれど。
これもあとがきで、
「人の世の儚さを根底に置きながら、人間への決して
諦めることのない信頼回復の願いを書き綴った」
と書いてありました。それは、成功していると思います。
ただ、ラストは、もう少し工夫があっても、と……