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紙の本
ボーナス・トラック (創元推理文庫)
著者 越谷 オサム (著)
草野哲也は、雨降る深夜の仕事からの帰り道、轢き逃げ事故を目撃する。雨にさらされ、濡れた服のまま警察からの事情聴取を受けた草野は、風邪をひき熱まで出てきた。事故で死んだ青年...
ボーナス・トラック (創元推理文庫)
ボーナス・トラック
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商品説明
草野哲也は、雨降る深夜の仕事からの帰り道、轢き逃げ事故を目撃する。雨にさらされ、濡れた服のまま警察からの事情聴取を受けた草野は、風邪をひき熱まで出てきた。事故で死んだ青年の姿が見えるなんて、かなりの重症だ…。幽霊との凸凹コンビで、ひき逃げ犯を追う主人公の姿を、ユーモアたっぷりの筆致で描く、第16回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞受賞の著者デビュー作。【「BOOK」データベースの商品解説】
【日本ファンタジーノベル大賞優秀賞(第16回)】【「TRC MARC」の商品解説】
第16回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞受賞作
草野哲也は、雨降る深夜の仕事からの帰り道、轢き逃げ事故を目撃する。雨にさらされ、濡れた服のまま警察からの事情聴取を受けた草野は、風邪をひき熱まで出てきた。事故で死んだ青年の姿が見えるなんて、かなりの重症だ……。幽霊との凸凹コンビで、ひき逃げ犯を追う主人公の姿を、ユーモアたっぷりの筆致で描く、第16回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞受賞の著者デビュー作。解説=小池啓介【商品解説】
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紙の本
こりゃあ最高です。みなさんの書評が増えている理由が分かります。
2018/11/07 22:55
7人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たけぞう - この投稿者のレビュー一覧を見る
日本ファンタジーノベル大賞の優秀賞受賞作。
他に受賞歴はないので、初見にデビュー作を選択した。
いやあ、笑った。感動した。通読して、ほんわかした。
他作の書評で感じていた通りの印象だ。
ニコニコしながら読める、三枚目小説である。
創元推理文庫だが、ミステリー要素はほとんどない。
キャラクター重視の漫才みたいな軽やかさが魅力の物語だ。
表紙をめくった一枚目にある、まとめ文から引用する。
「・・・草野哲也は、雨降る深夜の帰り道、轢き逃げ事故を
目撃する。(中略)死んだ青年の姿が見えるなんて、
かなりの重症だ・・・。轢き逃げ犯捜しの顛末を、主人公・草野と
幽霊のふたつの視点から瑞々しい筆致で描いた著者デビュー作」
きれいにまとまった文章だけど、いまいち伝えきれていない感じだ。
草野はハンバーガーショップの社員で、バイトを統括しながら
店を切り盛りしている。
合計三人の社員が、ローテーションを組んで店を回している。
草野はまだ経験が浅く、深残業やサービス残業で乗り切りながら、
業務をこなす真面目人間だ。ちょっぴり気が弱く、スマートではない。
そこに、轢き逃げ事件の発生と、幽霊との出会いを通し、
変な展開に巻き込まれていく。
何といっても、人物造形がいい。
幽霊が車に轢かれた理由も、アホ丸出しである。
もしお店に寄った帰りだったら、などと考えて吹き出しそうになる
(何のお店かは本文でお楽しみ下さい)。
疲れ切った草野は、人間らしく余裕を取り戻していくし、
幽霊は能天気全開から草野に影響されて律義さを
持つようになる。この混ざり具合がなんとも心地よい。
表面的には文学的な感じはしないのに、こういった人間模様が
丁寧に描かれているからこそ、ページをどんどんめくってしまうのだろう。
早速、二冊積読にした。余談だが、表紙がやぼったい。
こんなところまで三枚目をかまさなくていいというのに。
電子書籍
読後感が最高!
2021/03/26 13:16
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なのはな - この投稿者のレビュー一覧を見る
成仏出来ない幽霊と彼の姿が見える若者たちとの交流を描いた青春ファンタジー。骨格自体はよくあるストーリーですが、登場人物たちがみんないい。人間臭くて、実直で、ユーモアもあって、なんだかんだ暖かい。犯人探しの興味があるだけでなく、他の幽霊の話やバイトのことなど関連エピソードもどれも面白いです。このパターンのストーリーの良いところが全部詰め込まれている感じ。とても読後感が良かったです。
紙の本
ボーナス・トラックというタイトルに納得
2022/07/26 09:44
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みえ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ひき逃げ事件から始まるので、怖い幽霊の話かなあと思い読み進めると、全くそんな事はなく、とても楽しく少し切なく…ミステリーというより青春ファンタジーな感じでした。
登場人物の、人間臭さや日常的な絡みもとても良かったです。そして、迷える霊を成仏させる行動には、温かいものを感じました。読後感がとても良かったです。
自分は洋楽が好きなので、AC/DCというバンド名が出てきて、作者に勝手に親近感を覚えました。
紙の本
一応幽霊物語であるが
2023/01/06 18:32
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る
ファンタジーノベル優秀賞を取っただけあって、一応幽霊物語であるが、ユーモラスなところ、考えさせられるところ、感動させられるところ、深刻なところ がうまく配分されている。何よりも、登場人物のキャラクター設定の鮮やかさが際立っている。ストーリー展開にやや引っかるところはあるが、なかなかの作品である。
電子書籍
ボーナス・トラックかあ
2019/07/27 14:13
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nap - この投稿者のレビュー一覧を見る
案外こういうのの設定って、幽霊は女の子だったりすんだけど、
今作品では大学生の男の子。
主人公の若手会社員と幽霊との掛け合いと、
犯人捜しの両方がメインストーリーですね。