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- カテゴリ:小学生
- 発行年月:2010.7
- 出版社: 新日本出版社
- サイズ:26cm/32p
- 利用対象:小学生
- ISBN:978-4-406-05334-1
紙の本
ぼくが一番望むこと
著者 マリー・ブラッドビー (文),クリス・K.スーンピート (絵),斉藤 規 (訳)
ぼくは、朝暗いうちから仕事に出かける。朝食ぬきでお腹がなっている。でも、ぼくの望みは朝食ではない—。黒人教育家ブッカー・T・ワシントンの幼少期をえがいた絵本。【「BOOK...
ぼくが一番望むこと
紙の本 |
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- 税込価格:8,250円(75pt)
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商品説明
ぼくは、朝暗いうちから仕事に出かける。朝食ぬきでお腹がなっている。でも、ぼくの望みは朝食ではない—。黒人教育家ブッカー・T・ワシントンの幼少期をえがいた絵本。【「BOOK」データベースの商品解説】
ぼくは、朝暗いうちから仕事にでかける。朝食ぬきでお腹がなっている。でも、ぼくの望みは朝食ではない。ぼくは、本が読めるようになりたい−。黒人教育家ブッカー・T・ワシントンの幼少期を描いた絵本。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
マリー・ブラッドビー
- 略歴
- 〈マリー・ブラッドビー〉『ジオグラフィック・マガジン』等の通信員・記者として、報道の仕事に従事。
〈クリス・K.スーンピート〉大韓民国出身で子どもの本の画家。イラスト作家協会最優秀賞受賞。
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紙の本
この本に感動し、子どもたちに与える前に
2010/08/13 11:51
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:プラチナ若葉 - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本は小学生を対象としているらしい。
確かに、この本の主人公と同じぐらいの年頃の子どもを対象とするならば、小学生である。
しかし、今の日本でこの本の主人公、ブッカーのように労働に駆り出され、学ぶ意欲はあっても学ぶチャンスがなかなか訪れない、という子どもたちの話を聞いたことがない。
この本の絵は素晴らしい。絵を見ていると絵本の中の人たちの生活の雑音や息吹が伝わってくるようである。主人公の表情も魅力的だ。
そしてストーリーも男の子の切なさ、母親の温かさ、子どもが字を意味のある音につなげることができた瞬間の喜びなど、読んでいて引き込まれてしまう。
が、それは私がある程度年齢を重ねた大人だからこそ、そう思うのであり、この本が読者として対象にしている今の日本の子どもたちがこの本を読んだとしても
「遠い国にすんでいた、かわいそうな男の子のむかし話」
という程度の認識しかしないのではないだろうか。
このレベルの高い本をそれだけの感想で通り過ぎてしまうにはあまりにも惜しい。
だから、大人がこの本に感動してもしこの本を子どもたちに紹介しよう、と思ったとしたら、ただ単純に読み聞かせるだけでなく、この本の主人公が成長してどんな活動をした人なのか、またこの男の子が働かなくてはならなかった社会的背景などについても説明する必要があるだろう。
この本は素晴らしい。だからこそ、その価値に見合うだけの準備をした上で子どもたちに紹介しなくてはならない、そんな手間のかかる一冊である。
しかし、手間をかけたことで子どもたちの心の財産になるような可能性のある一冊である。