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紙の本
水晶萬年筆 (中公文庫)
著者 吉田 篤弘 (著)
アルファベットのSと「水読み」に導かれ、物語を探す物書き。影を描く画家。繁茂する導草に迷い込んだ師匠と助手。月夜に種蒔く人。買えないものを売るアシャ。もう何も欲しくない隠...
水晶萬年筆 (中公文庫)
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商品説明
アルファベットのSと「水読み」に導かれ、物語を探す物書き。影を描く画家。繁茂する導草に迷い込んだ師匠と助手。月夜に種蒔く人。買えないものを売るアシャ。もう何も欲しくない隠居のルパン—人々がすれ違う十字路で、物語がはじまる。流れる水のように静かにきらめく六篇の物語集。【「BOOK」データベースの商品解説】
〔「十字路のあるところ」(朝日新聞社 2005年刊)の改題,加筆・修正〕【「TRC MARC」の商品解説】
収録作品一覧
雨を聴いた家 | 7−36 | |
---|---|---|
水晶萬年筆 | 37−63 | |
ティファニーまで | 65−92 |
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書店員レビュー
6編の十字路が存在する街の物語集です。
丸善札幌北一条店さん
6編の十字路が存在する街の物語集です。
どの話も吉田篤弘ワールド全開なのですが、特に私の印象に残ったのは「ティファニーへ」
博士と助手は、食事をしに「ティファニー」へむかいます。
その道中は、胸が「ドキつく」言葉がどんどん躍り出てて、読んでいるこちらも
一緒にてくてく歩いている気分になります。
大らかな人にはなかなかなれませんが、「中らかな」人なら、目指せるかもしれません。
不思議な世界と現実味が交差する十字路、ぜひご体感あれ。
鹿
紙の本
読めば、あっという間に違う空間へ連れて行ってくれる 連作短編集
2022/07/25 08:35
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:佐々木 なおこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
「水が笑う、とあの本にあった。」
冒頭の一文はこちらでした。
読みはじめから、気持ちよいヒタヒタ感があります。
ひんやり。
読み進めると、Sの文字が気になり、いろんなSの文字がアピールしてきます。
えっ、あそこにも!
ここにも!
あのね、Sと言うのは、例えば、
シスターのS、
シルバーのS、
スネークのS、
スマイルのS、
ストーリーのS、
まだまだ登場します。
さらさら水のように流れる吉田篤弘さんの文章の中からの
S探しがどんどん楽しくなってくる。
彼の小説は、読んでたら引き込まれる系(こんなのあるん?)だと、私は思います。小説で遊ばせてもらう感じ、うまく表現できませんが…。
あとね、淡いグレイのセーターをつみれ色のセーターと彼は言うのですよ。
つみれって、おでんのつみれよ。
もうこの表現にキュンコロリです。
6遍の連作短編。
あっという間に、違う空間へ連れてってくれます。
紙の本
吉田篤弘氏の水のようにきらめく、美しい物語6篇を収録した短編集です!
2020/09/19 10:15
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、映画化された『つむじ風食堂の夜』をはじめ、『それからはスープのことばかり考えて暮らした』、『小さな男*静かな声』、『圏外へ』、『パロール・ジュレと紙屑の都』、『モナ・リザの背中』、『木挽町月光夜咄』などの話題作で知られる吉田篤弘氏の作品です。同書には、水のように流れ、きらめく短篇物語が6篇が収録されています。その一つは、アルファベットの「S」と「水読み」に導かれ、物語を探す物書きの話であり、二つ目は、影を描く画家の話であり、三つ目は、繁茂する導草に迷い込んだ師匠と助手の話であり、四つ目は、月夜に種蒔く人の話、そして五つ目は、買えないものを売るアシャの話、最後は、もう何も欲しくない隠居のルパンの話です。どの物語も、人々がすれ違う十字路からある一つのそれぞれの物語がはじっていきます。ぜひ、多くの方々に読んでもらいたい物語集です!
紙の本
しっくりきます
2015/03/26 06:29
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:september - この投稿者のレビュー一覧を見る
「十字路のあるところ」の文庫ということを知らなかったものでほとんど連続した再読です。感想と呼べるようなものは十字路の方でどうぞ。重さと手触りがちょうどいいのはなぜでしょう。しっくりきます。