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紙の本
イルカの子
著者 姫野 ちとせ (絵と文)
いもうとは、イルカの子。じょうずにしゃべることも、みんなみたいにむずかしいこともできないけど、とってもきれいな心をしてるんだ。【「BOOK」データベースの商品解説】妹はイ...
イルカの子
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商品説明
いもうとは、イルカの子。じょうずにしゃべることも、みんなみたいにむずかしいこともできないけど、とってもきれいな心をしてるんだ。【「BOOK」データベースの商品解説】
妹はイルカの子。生まれつき上手にしゃべることができない。みんなのように、難しいことはできない。でも、きれいな心をしてるんだ…。みんな違ってみんないい、と気づかせてくれる絵本。〔新風舎 2005年刊の改訂〕【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
姫野 ちとせ
- 略歴
- 〈姫野ちとせ〉トールペイントの作品を制作。愛媛県在住。
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紙の本
「イルカの子」に癒されて
2010/10/26 14:25
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ロールパン菜 - この投稿者のレビュー一覧を見る
イルカの身体に触れたり一緒に泳ぐことで、自閉症やうつ病等が改善されるというイルカ療法のことをふと思い出した。
イルカは傷ついた仲間がいれば側に寄り添って気遣ったりするようだ。
きっと、イルカは人間が得ることのできない不思議な力を持つ、優しくてとてもピュアな生き物なのだろう。
絵本の中の男の子は、「イルカの子」として生れてきた妹から、人間がイルカに癒されて心も体も元気になるのと同じように、自分自身の優しい気持ちを育んでいる。
この絵本を読む大人や子供も、「イルカの子」に“触れる”ことで、優しく温かい気持ちが広がっていくのを実感することだろう。
万人に心からお勧めしたい一冊である。
紙の本
子どもの純粋な優しさが心に沁みこむ。
2010/10/19 14:21
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:めだかの兄弟 - この投稿者のレビュー一覧を見る
温かみのある絵に惹かれて手に取り、ページをめくるたびに心が熱くなった。2児の母である著者は、トールペイントに魅了され、子育てのかたわら作品を制作しているそうだ。この本の絵は、トールペイントの手法で描いていて、それが絵に温かみを増している。文は、イルカのように純粋な、子どもたちを描いたもの。障害を持って生まれてきた妹と妹思いの兄。著者は、障害を不運ではなく、「幸運」を授かったと表現している。感動で胸がいっぱいになる絵本である。
この本は、著者が障害を持って生まれてきた娘を授かったことへの感謝を、形に残したいという著者の子どもたちを思う温かい愛情から“生まれた”。物語は、イルカを通して、妹を大切に想う「ぼく」の心の感情を日本文と英文で表現したものだ。
「にんげんの せかいに うまれた イルカの子は、ひとびとの こころの うみで いきている。だから ぼくは、 ぼくの こころを できるだけ おおきく ひろく きれいにして いもうとを つつんで あげるんだ」
「ぼく」の妹を想うやさしく温かいメッセージに目頭が熱くなり、知らないうちに涙が出ている自分に驚いた。イルカとのコミュニケーションから心が癒されポジティブな気持ちになれたり、ハンディキャップをもつ子供が社会的スキルを発達させたなど、たくさんのドルフィンセラピー効果やドルフィンマジックがあることを見たり聞いたりしてきた。そんな、素晴らしいパワーを持っているイルカの子=妹は、家族だけではなく、たくさんの人の心に住み続けることだろう。
この本は、2005年に、「夫のサポートのもと。絵と文は私が、英文は当時高校3年生だった長男が担当し、家族みんなで作った絵本が出来上がりました」。ところが、発売後すぐに出版社が倒産し、絶版の憂き目にあったという。しかし、ネット上などで多くの人が復刊を願ってくれて、今回の再出版にこぎつけることができたそうだ。《幻の絵本》として価値のある絵本となっていたなかでの復刊。私は、そんなことも知らず、たまたま出合っただけだけれど、もっともっと多くの人の心に浸透して、著者が願う「温かい愛、温かい輪」が、日本だけじゃなく、世界中に広がることを祈りたい。
紙の本
いもうとのこと
2016/10/04 14:11
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:honyomi - この投稿者のレビュー一覧を見る
タイトルだけで内容の想像がつく絵本もたくさんありますが、本作はちょっと無理かもしれません。
最初の方は少年が哲学めいたことを語るのでよけいに戸惑うかも。
内容が見えてくるのは"妹"が出てくるあたりからです。
彼女のハンディキャップを悪いものとはとらえず、あとがきでも"幸運"と表現されています。
イルカを使った表現は素晴らしいと思います。
ちなみに、英文が併記されていますが、当時高3のご長男が担当されているそうです。ご主人にもサポートしてもらったとのこと。
家族みんなで作った絵本、大事に読みたいです。
紙の本
著者コメント
2010/08/04 11:32
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ビーケーワン - この投稿者のレビュー一覧を見る
最重度の知的障害を持つ娘が、自力で今ここに存在しているという証を残すことはできません。だから、私が代わりにそれを残してやりたいと思って作ったのが、この本を書くきっかけとなりました。
以前、ある映画監督が「イルカは3つのことしかしない。食べること、遊ぶこと、愛すること」と話すのを聞きました。私は、娘の姿とイルカとを重ね合わせずにいられませんでした。難しいことも、話すこともできないけれど無邪気に笑い、屈託なく生きる娘。娘を育てる中で、障害があるということは、ハンデなのだろうか。そう思うようになりました。
この絵本では、兄の目線を通して「幸せに生きる方向さえ知っているなら“みんな違って、みんないい”」という私たち家族の思いを伝えています。
この絵本は、2005年に出版をしましたが、出版社の倒産で発売後すぐに絶版となってしまいました。ですが、ネット上などで多くの方が復刊を願ってくださり、今回の出版にこぎつけることができました。障害を持つ子どもを育てる両親や子育てに悩むママはもちろん、自分の生き方に自信が持てなくなった方にも、ぜひ読んで欲しいなと思っています。人はみんな、生きているだけですばらしいんです!
紙の本
神様の印が付いた子
2016/10/21 00:37
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「イルカの子」って何だろ?って思いました。
ハンディキャップを持った妹の事でした。
純真な心を持った妹と癒しの力を持ったイルカをシンクロさせたお話し。
キルティング生地調の絵が柔らかく優しい印象を与えてくれます。
ハンディとは何か、人と違う事とは何かを考えさせてくれる絵本です。
紙の本
イルカのような子
2016/07/15 01:18
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Otto - この投稿者のレビュー一覧を見る
ハンデをもった子供をイルカのような子供だとたとえる考え方が新鮮だと思いました。人間の子だと思わないで育てれば、家族は優しい気持ちで接することができるのでしょう。兄の優しさに心が温まりました。