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紙の本
祈り (ガッシュ文庫)
著者 綺月 陣 (著)
来栖薫は、憧れの大曽根麻薬取締官の元で仕事をすることになった。想像通り彼は仕事のできる紳士だった。そしていつしか二人は互いを意識し始める。しかしある日、薫の前に元恋人が現...
祈り (ガッシュ文庫)
祈り【イラスト入り】
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商品説明
来栖薫は、憧れの大曽根麻薬取締官の元で仕事をすることになった。想像通り彼は仕事のできる紳士だった。そしていつしか二人は互いを意識し始める。しかしある日、薫の前に元恋人が現れて大曽根に誤解されてしまう。「薫を幸せにするのが私なら、もっと嬉しかったよ」いつまでもこの人を見つめていたかった。けれどもう側にはいられない。ヤクに侵された元恋人が関わる事件に気がついた薫は、事件解決のためにある決意をするが…。【「BOOK」データベースの商品解説】
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電子書籍
「誰にも流されない本物の強さを持った人間」
2020/10/18 08:04
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:M★ - この投稿者のレビュー一覧を見る
薬物中毒の怖さを、BLジャンルで描いた作品でした。
信じていた恋人;井原に騙されて薬物中毒にされた主人公が、中毒から抜けて新しい生活を得るまでの物語。
来栖=クルス=祈りの十字架を掛けた名前のようです。東大法科に在籍中、井原という悪い人と交友したことから、人生を踏み外していく来栖君、本当に気の毒でした。
★出だしからドロドロとした性描写で始まります。
グロい描写を辛抱して読み進むと、出だしの来栖が見る悪夢は、学生時代に井原から受けた薬物依存と凌辱による、かなり深い洗脳の「フラッシュバック」だと、後半で分かります。
★来栖は大学卒業後、マトリ、麻薬取締官に就任、そこで自分の薬物中毒の過去を浄化したかった。
★事件が解決した後、主人公の来栖に、上司の大曾根が法の裁きを受ける決意をした来栖へ向けた言葉に感動しました。
・・・社会派な題材を選ぶ作者は、性善説を信じたい人らしいです。
★大曾根には、薬物中毒になって目の前で自死した恋人が居ました。
その恋人が飛び降りる前に見せた淋しい笑顔と同じ笑顔を、来栖が見せたことで、来栖の覚悟に気づいて大曾根が語る言葉です。
---
法は、なんのためにある?
人を罰するためじゃない。法は、赦すために存在する。
逃げる必要などない。私が君のそばにいる。
安心して自分の罪と向かい合いなさい。
---
この大曾根の言葉で救われて、法の裁きを受けて、執行猶予中に大曾根と一緒に住む来栖。来栖が落ちついてきた時、心の中で紡ぐ言葉がこれです。
↓title「祈り」の意味するところ。
---
・・・祈り続けてきた 「誰にも流されない本物の強さを持った人間」になれますように
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流されたくないの意味は、「薬物へ誘惑をする人を断ち切りたい」という事だと思う。
望まないのに中毒した来栖は、本当に気の毒。不安要素有りますが、ハピエンです。
電子書籍
軽い気持ちで読んではいけない
2019/02/28 19:48
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:さなにょろ - この投稿者のレビュー一覧を見る
マトリの先輩×後輩の話。
受けが元カレからナブラれる場面が多いので、
人によってはハードと感じるかも。
それと、気分が落ち込みがちの時は避けるが吉。
攻めの包容力が半端ない。
敬語攻めがお好きな方は、是非。
紙の本
ドラッグ・依存症・重め展開
2017/05/31 22:49
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:沢田 - この投稿者のレビュー一覧を見る
薬物・セックス依存に堕とされながらも、法の裁きという使命感で自分を犠牲にする受の凄絶な戦いの話でした。
面白かった!!!
しかしわりと痛くて、読みすすめるのが辛かった部分がありました。