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最前線は蛮族たれ (集英社新書)
著者 釜本 邦茂 (著)
日本サッカーが世界のトップを目指すには、横並び意識を捨て、自己主張できる「蛮族」になること! サッカーの戦い方からみた日本及び日本人論にまで展開する、日本サッカー伝説のF...
最前線は蛮族たれ (集英社新書)
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商品説明
日本サッカーが世界のトップを目指すには、横並び意識を捨て、自己主張できる「蛮族」になること! サッカーの戦い方からみた日本及び日本人論にまで展開する、日本サッカー伝説のFW、釜本邦茂からの強烈なメッセージ。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
釜本 邦茂
- 略歴
- 〈釜本邦茂〉1944年生まれ。早稲田大学から実業団のヤンマー(現セレッソ大阪)と、長く日本サッカーのエース・ストライカーとして活躍。その後、日本サッカー協会名誉副会長。
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釜本の徹頭徹尾フォワード論
2010/10/14 06:26
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ゆうどう - この投稿者のレビュー一覧を見る
今でも「不世出のストライカー」とたたえられる釜本邦茂のフォワード論。
(サッカーの)フォワードは、自己主張しろ、群れるな、守備はするな、わがままになれ(そこまでは言ってない?)と主張するが、それらがチームが勝つために必要なのだ、ということをきちんとわきまえたうえでの発言である。決して、サッカーの本質は外していない。世界的な一流選手だったのだから当然か? そういう人だから、中田英寿や本田圭佑に対しても十分な理解を示す。
コミュニケーションの重要さについても再三語られていて、とにかくFWもMFもお互いに要求し合ってコンビネーションを築いていくべきだ、と説く。FWもこのタイミングでここに出してほしい、ということをMFに伝えないといけないのだ。FWは、決してMFの家来になってはいけない。その通りにパスが来たら絶対に決めなければいけないのは当然だが……。
なるほど、と思ったのは、パス練習のときに相手のキックがずれると釜本はボールを受けず、蹴った相手に取りに行かせる理由だ。これは半ば伝説となっている逸話だが、釜本によれば、人間相手のパスなら多少ずれても受け手が動いてくれるが、シュートの場合、ゴールマウスは動いてくれないから、となる。だから、キックは正確に蹴らなければいけない、10cmでもずれると得点にならない、というのである。ちなみに、ずれたパスを相手に拾いに行かせるやり方は、日本代表合宿で八重樫茂生から学んだらしい。