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紙の本
武具の日本史 (平凡社新書)
著者 近藤 好和 (著)
弓箭、刀剣、鑓、薙刀、鉄炮などの攻撃具から、甲冑、大鎧、胴丸、小具足といった防御具、さらに馬具まで。武具を「歴史的モノ資料」、戦闘の道具として捉え、その視点に基づき、古代...
武具の日本史 (平凡社新書)
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商品説明
弓箭、刀剣、鑓、薙刀、鉄炮などの攻撃具から、甲冑、大鎧、胴丸、小具足といった防御具、さらに馬具まで。武具を「歴史的モノ資料」、戦闘の道具として捉え、その視点に基づき、古代より幕末におよぶ歴史的変遷を解説する。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
近藤 好和
- 略歴
- 〈近藤好和〉1957年神奈川県生まれ。國學院大学大学院文学研究科博士課程後期単位修得。博士(文学)。国立歴史民俗博物館客員教授、国際日本文化研究センター国内客員教授。専攻は有職故実。
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紙の本
日本で使用された武具を理解するに便利な一冊。
2010/08/31 05:07
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:浦辺 登 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ページをめくりながら思ったのは、これは新書でいいのだろうか、という疑問。古墳から発掘される武具から神社等に奉納されている武具に至るまでが詳細に解説されている。新書でここまで仕上がっていることに感嘆の声をあげ、時代考証からひとつひとつの武具の名称までもが記してあり、ポケット版武具事典のよう。
武具の歴史や解説を読みながら気づいたのが、諺に使われている言葉が武具からきていること。「鎬を削る」は刀を握って勝負が付かず、緊迫した状態を言い、「横鑓を入れる」は側面からの発砲、歩射、鑓合わせで敵の陣形を崩す意味があるという。真向(まっこう)は冑の正面のことで、ここから真向勝負という言葉を即座に思い出した。「矢継早(やつぎばや)」という矢を連射する意味があるが、相手を封じるという意味があると知り、納得。
そして、武具ではないものの、武者につきものの馬についての解説もあり、鎧かぶと一式20キロから30キロの重量を支える力を日本馬が持っていたことを知る。
これは、読んで理解するというよりも、資料として手許に一冊置き、歴史書や美術書を読むときの微妙な表現を理解するのに便利な内容になっている。
紙の本
武具
2019/06/13 06:08
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:七無齋 - この投稿者のレビュー一覧を見る
武士の道具が実際どのようなものであったかを紹介した本。歴史ドラマによる誤解を解いてくれる。その変遷とともに詳細な道具が明らかに。
紙の本
納得した!
2017/03/07 17:39
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:うりゃ。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
武具図鑑的なものはすでに購入していたが、図や写真がすくない新書でも、これほど丁寧な解説があると理解度が全く違う。
甲(よろい)の構造は「なぜそうなったのか」進化の過程まで説明がされいる。
弓馬の道という言葉のとおり、メインウェポンであった弓(と矢)、馬具についての解説は実にいい。
「もののけ姫」でアシタカが弓を射るシーンがあるが、なるほどアレは「射切る」ための鏃をつかっていたから&タタリガミの力を印象づけるためのものだったのか……。